日本グルーヴチューン振興会

dorlis『swingin' street 4』

1月に買ったはいいけど、シゴトが忙しくて殆ど聴けていなかったアルバムを、最近になって聴き出しました・・・・・・・・
コレが良いのです

dorlis
『swingin' street 4』
2010/1/27リリース
rhythmzone
RZCD-46443
Swingingstreet4 もう、彼女のフルアルバムも4枚目ですか・・・・
多分、ほぼコンプリートしているので、新作がリリースされる度に変化や成長が見えるのが楽しいものです。

基本的に変わらないのはスウィングする歌モノというコト。
今回も“ドーリス・スウィング”が感じられる作品が満載です。
全12曲中、コラボナンバーが7曲あるのですが、今回も面子が豪華で私好み!
コトリンゴ、ジルデコのchihiRo、須永辰緒、土岐麻子、quasimode、paris match、Likkie Mai、INO hidefumiといった面々が、彼女を盛り立てています。

コトリンゴの美しいピアノとコーラスが印象的なスロウスウィング「泣いても泣いても」でアルバムは幕を開けます。
そして、早速のピークが2曲目の「恋の同盟」
JiLL-Decoy associationのヴォーカル、chihiRoが一緒に歌い、Sunaga t experienceこと須永辰緒がプロデュースした、実にカッコいいアッパースウィング。
しなやかな強さを持つ2人のヴォーカルの掛け合い、グルーヴを感じるウォーキンベース、スウィングするホーンセクション、間奏でのドライヴィンなギターとピアノソロ・・・・・・・
どこをとってもクールな疾走感に包まれています。
ラテンジャズテイストの「壊れるまでアイシサセテ」ではクオシモードと競演。サビメロとクオシの演奏のマッチングが実に素晴らしい。
パーカッションとピアノが醸し出すラテングルーヴは必聴でしょう。
paris matchとの組み合わせは意外だった。
どちらも私の大好きなアーティストで、この組み合わせはホントに堪らない。
イントロのミズノマリ嬢のスキャットは、いつものパリスマよりジャズ風味が強くて新鮮。
でも、ちゃんとパリスマの世界。彼らのアルバムに入ってても違和感無い。

全体に、気持ちいいアルバムなのです。
自然と身体が横揺れする。それは、グルーヴを持った彼女のスウィング感が揺るがぬ軸として存在するからなのだろうと改めて思った次第。


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