ガールズヴォーカルユニットが好きだ。何時の頃からか解らないけど、特にティーンズ系のヴォーカルグループに惹かれる自分がいる。
遡ればキャンディーズあたりかな(ティーンズじゃないけど…笑)とも思うけど。
当然、モーニング娘。やおニャン子も嫌いじゃないし、初期SPEEDとかも“ちょっと”ハマったりもした。でも、やっぱりココ数年で気になるグループが目白押しなのね(笑)
ボンボンブランコ、プリエール、Buzy、ZONE、Perfume、そしてPARADISE GO!!GO!!・・・なんでハマるのか自分でも不思議だけど。
命の短さがその一因なのかも、と思う。そして歌謡曲的要素の強さ。
まずもって、曲作りの殆どが彼女達と関係ないトコロで行われているコト(ちょっと語弊があるか…苦笑)。
職業作家のプライドと仕事が堪能できるのは、演歌とアイドルと企画モノだけになってきた昨今、他の二つに比べて作家が一番クォリティを保てるのがアイドルの世界かなって思う。そして、たいていの場合ソロより集団の方が“聴ける”作品に仕上がってたりするモンだし(笑)
前置きが長くなりましたが。
プリエールとZONEが消え、ボンブラは迷走中、Buzyは頑張ってますが基本的に“當山奈央 with その他”という印象が強く、グループとしての存在感はパラゴーに及ばない。
というコトで、このパラゴーの存在は私にとって大きい。
ここには、インタルードやアウトロを除いて実質16曲の作品が収められています(内1曲は広瀬香美の名曲「ゲレンデがとけるほど恋したい」)。シングルのクォリティも高いと思ったけど、こうして纏めて聴くとホントによく出来たユニットだと思う。
何より、エイベックス工房(笑)が生み出す楽曲の良さには驚かされる。実は、楽曲を作る時に歌い手にハマるかどうか考えないパターンもある。でも、パラゴーの曲はパラゴーでしか魅力が解らない曲が多い気がしてならない(ま、贔屓目ですから…笑)
これだけの曲を詰め込んだらスカもありそうなモンだけど、個人的には殆ど捨てるトコ無いです。
「ZETTAI Brand-New mix」は驚いた。シングルでは、元気の良さが魅力だったけど、コレはジャジィスロウなイントロからアッパーな打ち込みに行く流れが素晴らしくて。
パラゴーを好きになるきっかけになった曲だけに、この新鮮な感じはホントに嬉しかった。
この曲からラストまでの流れは個人的に大好きだなぁ。
多分、彼女達も同じ形で長くは続かないと思う。でも、ソレがイイんです。一瞬の煌きを切り取って作品として残す。その儚さに何か感じるモノがあるんだと思うのです。