3連休ですからね。少しくらい更新頻度上げとかないと(笑)
今日の1枚は、ポップの意味を知るインディーズバンド。
Soupnote
『オトラベラー』
2010/8/25リリース
レーベル:Side Street Records
ディストリビューター:バウンディ
XQJG-1001
去年出たアルバムを、今年の6月に買ったのですが、そのきっかけになったのが、このアルバムの新譜発売案内書でした。
大抵の場合、紙に書かれた言葉で音を想像するのは難しいのですが、彼らの音は想像どおりで、とても心地よく耳に響く。
ロック、ソウル、ファンク、ジャズ、ラテン、色んなジャンルのエッセンスがちりばめられた、ポピュラーミュージックのごった煮状態。まさに、スープなのだ。ポップという味のスープ。
基本的に、柔らかくキュートなヴォーカルmeggの声は、時折YUKIだったり椎名林檎だったり。
「Chain」の様なムーンチャイルドを彷彿とさせる切れ味の良いロックグルーヴ、「キカセテレフォン」の様な四つ打ちが気持ちいいミドルポップ、「Orion」の様なギターと鍵盤のアンサンブルが印象的な疾走ポップ・・・・・色んなタイプの曲が楽しめます。
その根底に流れるのは、キャッチーで印象に残る旋律を紡ぐ力と、そのメロディを最大限に生かす磨き抜かれたアレンジ。
ポップミュージックの揺らがぬ軸が彼らにはあります。
奇をてらった音には、インパクトがあって耳を惹きつける要素があるでしょう。
ギミックも時には必要だと思います。
しかし、ポップスの要諦はメロディとアレンジなんだと改めて感じる。
実に、凛とした姿勢が垣間見えるポップマイスター。
彼らの今後に、更なる期待をして止みません。
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YouTube: chain チェイン PV (Soupnote) 東京事変 tokyo jihen DVD 同日発売
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YouTube: キカセテレフォン



