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ベルン (こめつが)
2011-02-08 10:39:36
 昨日、終りのほうだけしか見なかったのですが、パウル・クレーのことを取り上げた番組の中で、最期の地がベルンだった、と語られていました。ドイツの現代絵画を否定するヒットラーから逃れてきて、その地で思うような活動ができたのでしょうか?

 漱石の短文のご紹介、ありがとうございました。あの時代の人間の交流なども、伝えてくれていますね。’74,5年ころ、トロントの43階のアパートに住んでいた時、漱石の草枕を入浴しながら読みました。身体に沁み入るような言葉に、自分の国籍が疑いもなく日本だ、と云う事実を突き付けられた気がしました。
 
 
 
クレーと漱石 (冬月)
2011-02-08 12:27:17
■スイスは、永世中立国ですので、二次大戦のとき、ヒットラーに追われて、多くの亡命者が逃げ込みました。クレーもその一人ですが、クレーはもともと、ベルン生まれですので、故郷に帰ったわけですが、ベルンは、芸術的には、先進的とは言えず、ドイツで、バウハウス運動に関わっていたかったんじゃないかと、思いますね。でも、クレー晩年のモノクロの絵画は、ぼくは、とても好きで、クレーの一つの到達点ではないかと思っています。ベルンの重厚な街のたたずまいと美しい自然が、このシンプルな絵画の誕生に関わっているのではないでしょうか。

漱石は、鷗外や芥川よりも読みにくく、苦手な作家の一人なんですが、俳句を学んだあとに、読み返してみると、その味わいの深さに強く惹かれるものがありますね。とくに、エッセイ風・私小説風の作品群と、『草枕』には、惹かれます。漱石をじっくり読み返してみようか、などと思っているところです。『草枕』は、ピアニストのグレン・グールドが熱狂した作品としても知られていますので、グールドも読んだであろう英訳版を取り寄せてあります。まだ、積読ですが。

ところで、二月の下旬に、小生の実質的な第一詩集が刊行されます。新大久保時代のものも、いくつか、入れました。こめつがさんにも、お読みいただきたく、送付先をメールでご教示いただけないでしょうか。

当方のアドレスは、delfini800@gmail.comです。俳句文学館で、昶さんから、「俳句に学べ」といつも言われていた宿題に、10年かかって、一つの答えを出しました。この宿題は、一生ものと覚悟しています。

 
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