ヨゾラの向こう

いいお天気ね～

ぽかぽか陽気の日曜日。
みんなお出かけ日和よ～

そういえば夕べ、なんだかパチパチ音がすると思ったら
ヒョウが降ってきたじゃない。
思わず外に飛び出て雨あられヒョウを
体中で受け止めてみたわ。
ちょっとだけ痛かったけど、
空から勢いよく落ちてきたちいさな氷が
地面に落ちて跳ねる様子に引き込まれて
しばらく眺めてしまったわ。
滅多にない珍しい事には目がないの。
いろんな形で感じたい欲望のかたまりね。

しばらくして雨になって、それすらもパッと止んだ
その後よ。
びっくりするくらい空が奇麗だったわ。
お月様は輝いてお星様もきらきら光ってるんだもの。
ビルのあかりも爛々をして、なんともいえない夜空だったわ。

都会でもこんなふうに空を見上げて、
一瞬現実から離れて感動する事ができるなんて、
自然って偉大だわ。
自分もその一部なんですものね。
目のまえの事に気をもんだりしても、
ほんとにちっぽけな事かもしれないわね。

ときには大胆に、おおらかな気持ちで過ごそうと、
心に誓った春の嵐の夜。

今日もいい日でありますように。


マスター、いつものくださいな。

タビダチ

ちょっと肌寒い日なのね。

寒くてやっと桜が咲き始めたように
春恒例の別れと出会いもちょっと遅め。

故郷に戻られる方が家族でお見えになったの。
これからまた新しい環境の中で
たくさん楽しい時間を過ごして欲しいわ。
とにかく元気でね。

今日はちょっとボケッとしてたら
もうこんな時間になっちゃって。
やぁね。

さぁ、マスターごめんなさい
今日は出遅れちゃったの。
また明日ね。

老婆心

今日もお天気が....

夕べは日にちが変わるような時間に焼き肉よ。
お付き合いとはいいながら、
ちょっとだけと言いながら、
バクバク食べて、飲んで、お喋りして、
結局、ちゃんと楽しんじゃったのね。

さすがに胃腸のもたれ方がひどいわ。
ニンニク臭もプンプン。
困ったわねぇ。

ママは肉食系女子（女史）だわね。
草食系男子よ、気をつけなさいっ　うふふ


草食系であってもやがて肉食系の顔を覗かせて、
そんな瞬間はさすがのママもびっくりよ。

まぁ、どっちだっても何の問題もないんだけど、
生きているといろいろあるわ。
いろんな事学んで、変わっていく。
だけど、ちょっとした事でわかった気になって、
物事を斜めに見たりしなくてもいい。
自分を汚れた社会に染めなくたっていいじゃない？
だまってたって歳は重ねるし、身体だって老いていくでしょ。
それなのに、敢えて急いですれなくてもいいのよ。
なんて思う事があるのよ。

ほんのひと月くらいで、かわいかった面影や、
清潔感が、あれよあれよと失われて、
もー、どうしちゃったのよって言いたくなる。
きっと大人に向かって成長している過程なのでしょうね。
でもね、あなたのいいこところ、
そういうところは残しておいてちょうだいよ。

まぁね、余計なお世話かしらとも思う。

失望したり絶望したり、喪失感に苛まれたり、
信用できなかったり、自分がなんだかわからなくなったり、
そういう時はただ笑えばいいと思うわ。
見えなかったものが見えたりするの。

競争社会で仕事が大変かもしれないけどね、
ふぅ、とため息つくかわりに、
一瞬でいいから自分に微笑んで、
心を和らいでほしいわ。

そんな事を思い巡らせながら、
マスター、
胃薬飲むのでお水もらっていいかしら。

春眠

また雨なのね。

このところよく眠れるわ。
明かりを消すとたちまち夢の中。
眠りの質がいいと一日の疲れが
リセットされる感じ、よくわかるわね。

とはいえ、昨日は寝過ぎだわ。
やっぱり疲れが溜まってたんでしょう、わたし。
いろいろやらなければいけなかったけれど、
そんな時があってもさほど気にする事ないわ。
自分の心や身体に素直に従ったということで。
そしてまた今日も元気でいられる事に感謝して。

さぁ、雨の日こそ明るく元気にいきますわよ。

マスター、昨日はお休みしてごめんなさいね。
いつものおねがいっ

五官は感じて

勢いよく吹く風に
帽子を危うくとばされそうになったわ。
でも冷たくないのね。

大粒の雨がパラパラ降り出して
アスファルトをわずかに湿らせた。
そのにおいがとっても懐かしかった。
今度は梅雨が待ってるのね。

桜の花びらが扉を開けると風を一緒に入ってきて、
床がピンクの桜吹雪でかわいいわ。
掃いてしまうのがもったいなくて
しばらくこのままにしておきましょうね。
こんなふうに最後まで
思わぬ形で楽しませてくれる、
そんなあなたが愛おしいわ。

今日は忙しくなるわ。
気合いをいれて準備しなくっちゃね。

そのまえにカフェだわ

マスター、いつものお願いよ。