免許をとるとき、大型バイクに乗ることを決めていたわけではない
目が悪くなり体力もなくなった後でとるのは難しいだろうと思っていたのだ
実際に大型バイクがいいなぁと思ったのは
そうあの日
みんなで富士山5合目を目指してバイクを走らせていたときのことだ
富士スバルラインは、観光バスがとくに多く、それらが長い坂道をゆっくりとあがっていくんだ
そんなバスを先頭にして車やバイクが連なる光景
あの日、おいらはバスの前にでようとしてアクセルをひねっていた
ただ、バイクはレッドゾーン付近まで回転数をあげながら
バスと併走するだけ・・・・
おいらのバイクは250ccだった
併走するだけでは、当然いつか対向車が来て衝突してしまうんだ
大型バイクが富士山の坂道をひょいひょいっとバスを躱して走って行くのを
指をくわえながら見ていたあの日
今、おいらがまたがったのは大型バイク!
ならばリベンジにいくしかあるまい
というわけで、おいらは一路、富士スバルラインへ
今回の本当の目的はリベンジでもなくグルメでもない
走ることだ
走るだけで気持ちいいそれがバイクじゃないか
大型バイクに乗り始めて、今日まで身体をボロボロにしながら頑張ってきたが
やっと身体の痛みもひいてきたところだ
だから思いっきり走ってみたいんだ
下道で経由地、「道の駅、富士吉田」を目指すこと、3時間ほど
富士周辺の道って悪い道が多いんですね
ガタガタ
マンホールは飛び出ていて、道路にリトル富士となって点在している
景色がいいと思えば、バケツが入るんじゃないかと思うくらいの穴に出くわすことも
「フロントフォークまがってないよね?」
と心配しながら走りましたよ
まだおいらの身体は大丈夫、ここ数週間の修行の成果だ
スーパースポーツのため、ナビも携帯からの音声だけを頼りにしています
予備バッテリー装着で8時間はナビし続けるので便利です
ですが、たまにおかしいんです
富士スバルラインに向かうも途中から音声案内しなくなりましたよ
そこはおいら
勘で
事前チェックしていたルートを曲がっていくと、見えてきました富士スバルライン
料金所で100円落としたのはおいらです、すいません
バイクだと1650円
これが通行料
景色は言うまでもなく
道路もそれなりに走れる状態です
250ccだときつかった坂道も、平地と区別がつかないくらいの加速でおいらの大型が走って行きます
5合目のゴール地点には観光バスの群れと、休憩所があります
以前来たときには、ここで何をしていたのか、さっぱり覚えていないし、思い出せない
ただただ渋滞を抜け、駐車場の隙間をねらってバイクを停め、人混みの中で汗をかいていたような・・・
シーズンの土日のことだったと思います
それにしてもシーズンでなくても観光バスがたくさんやってきます
お土産屋さん、レストランがたくさん、隙間から入って行くと神社もあります
登山口のほうにいくと、馬がいました
振り返るともちろん、大きな大きな富士山
ここはなんて素敵な中国の公園なんでしょう
え?
日本?
「いや、だってそんなはずは・・・」
右を見ても左を見ても
アイスを食べようかと見上げた店員さんも
ここが日本だということを忘れさせてくれる笑顔なんですけど?
レストランとか、なかが日本じゃない気がするな・・・
「下降りて、吉田うどん、食べよう」
おいらはそっとスマホのナビで吉田うどんと検索しましたよ
「おいらはただひたすら走りにきたんだ」
だけど、おなかもすくよね?
どこの吉田うどん行くか、もうまったく決めていなかったよ
スマホで案内、便利なもんですよ
「目的地です」
本当にあっけない
ごしごしっと目をこすってみる
「うどん屋が見えないんだ」
おいらはそう呟いた
(´・ω・`)
「おいらはただひたすら、走りにきたんだ」
思い出したよ
さあ、走って帰ろう
下道をトコトコ帰るんだ
ここから埼玉まで高速なんか使ったら、おいらの小遣いが消えてなくなってしまうよ
おいらは下道を走るんだ
明日も明後日も走るんだ
とりあえず、スマホで自宅までナビっと
さあ行こう
「右折です」
おいらは思った
「この道まっすぐじゃないのか?」
いや近道なんだ
こういう道を走るのも下道の醍醐味じゃないだろうか
しかしなぜこんな住宅街に入っていくのか
この先にきっとどきどきする道があるに違いないんだ
(`・ω・´)
「左折です」
はい
「この先高速道路入口です」
(゜Д゜)
あう
これは・・・
「新しいルートを検索します」
ナビが自動で動く
ルートを外れたからルートを修正しようというのだろう
「新しいルートを」
「新しいルート・・・」
(゜´Д`゜)
目が悪くなり体力もなくなった後でとるのは難しいだろうと思っていたのだ
実際に大型バイクがいいなぁと思ったのは
そうあの日
みんなで富士山5合目を目指してバイクを走らせていたときのことだ
富士スバルラインは、観光バスがとくに多く、それらが長い坂道をゆっくりとあがっていくんだ
そんなバスを先頭にして車やバイクが連なる光景
あの日、おいらはバスの前にでようとしてアクセルをひねっていた
ただ、バイクはレッドゾーン付近まで回転数をあげながら
バスと併走するだけ・・・・
おいらのバイクは250ccだった
併走するだけでは、当然いつか対向車が来て衝突してしまうんだ
大型バイクが富士山の坂道をひょいひょいっとバスを躱して走って行くのを
指をくわえながら見ていたあの日
今、おいらがまたがったのは大型バイク!
ならばリベンジにいくしかあるまい
というわけで、おいらは一路、富士スバルラインへ
今回の本当の目的はリベンジでもなくグルメでもない
走ることだ
走るだけで気持ちいいそれがバイクじゃないか
大型バイクに乗り始めて、今日まで身体をボロボロにしながら頑張ってきたが
やっと身体の痛みもひいてきたところだ
だから思いっきり走ってみたいんだ
下道で経由地、「道の駅、富士吉田」を目指すこと、3時間ほど
富士周辺の道って悪い道が多いんですね
ガタガタ
マンホールは飛び出ていて、道路にリトル富士となって点在している
景色がいいと思えば、バケツが入るんじゃないかと思うくらいの穴に出くわすことも
「フロントフォークまがってないよね?」
と心配しながら走りましたよ
まだおいらの身体は大丈夫、ここ数週間の修行の成果だ
スーパースポーツのため、ナビも携帯からの音声だけを頼りにしています
予備バッテリー装着で8時間はナビし続けるので便利です
ですが、たまにおかしいんです
富士スバルラインに向かうも途中から音声案内しなくなりましたよ
そこはおいら
勘で
事前チェックしていたルートを曲がっていくと、見えてきました富士スバルライン
料金所で100円落としたのはおいらです、すいません
バイクだと1650円
これが通行料
景色は言うまでもなく
道路もそれなりに走れる状態です
250ccだときつかった坂道も、平地と区別がつかないくらいの加速でおいらの大型が走って行きます
5合目のゴール地点には観光バスの群れと、休憩所があります
以前来たときには、ここで何をしていたのか、さっぱり覚えていないし、思い出せない
ただただ渋滞を抜け、駐車場の隙間をねらってバイクを停め、人混みの中で汗をかいていたような・・・
シーズンの土日のことだったと思います
それにしてもシーズンでなくても観光バスがたくさんやってきます
お土産屋さん、レストランがたくさん、隙間から入って行くと神社もあります
登山口のほうにいくと、馬がいました
振り返るともちろん、大きな大きな富士山
ここはなんて素敵な中国の公園なんでしょう
え?
日本?
「いや、だってそんなはずは・・・」
右を見ても左を見ても
アイスを食べようかと見上げた店員さんも
ここが日本だということを忘れさせてくれる笑顔なんですけど?
レストランとか、なかが日本じゃない気がするな・・・
「下降りて、吉田うどん、食べよう」
おいらはそっとスマホのナビで吉田うどんと検索しましたよ
「おいらはただひたすら走りにきたんだ」
だけど、おなかもすくよね?
どこの吉田うどん行くか、もうまったく決めていなかったよ
スマホで案内、便利なもんですよ
「目的地です」
本当にあっけない
ごしごしっと目をこすってみる
「うどん屋が見えないんだ」
おいらはそう呟いた
(´・ω・`)
「おいらはただひたすら、走りにきたんだ」
思い出したよ
さあ、走って帰ろう
下道をトコトコ帰るんだ
ここから埼玉まで高速なんか使ったら、おいらの小遣いが消えてなくなってしまうよ
おいらは下道を走るんだ
明日も明後日も走るんだ
とりあえず、スマホで自宅までナビっと
さあ行こう
「右折です」
おいらは思った
「この道まっすぐじゃないのか?」
いや近道なんだ
こういう道を走るのも下道の醍醐味じゃないだろうか
しかしなぜこんな住宅街に入っていくのか
この先にきっとどきどきする道があるに違いないんだ
(`・ω・´)
「左折です」
はい
「この先高速道路入口です」
(゜Д゜)
あう
これは・・・
「新しいルートを検索します」
ナビが自動で動く
ルートを外れたからルートを修正しようというのだろう
「新しいルートを」
「新しいルート・・・」
(゜´Д`゜)