ダンス革命 (Dance Revolution)

  本物を求めて・・・ダンス、音楽、グルメ、ワインetc
本物に出会った感動を分かち合うサロン

8/13ワークショップ レポート (3)

2006-09-05 15:26:54 | ワークショップ情報&報告
レクチュアの第2番目は、私の「Beautiful Foxtrot」です。
まず、音楽あってのダンスである事。
音楽を音楽たらしめているものは、音と音の間の遊びです。
つまり、ワルツの曲に合わせて指揮をする練習をすると、ちょうど三角形に指揮棒を振るのではなく、1,2,3、其々の間に遊びがあるはずです。
角を作らずループを描くように手首返して指揮棒を振ります。
これが音楽の表現となります。
これをダンスで表現すると、フォックストロットの場合、スロー、クイック、クイックと直線的に踊るのではなく、全てが、滑らかなカーブでつながれて行くわけです。
従ってカウントも、スロー、クイック、クイックと単調にコールしないで、スローゥ、クゥィ-ク、クイックと言う感じになります。 ある著名なコーチャーは、スロー、スロー、& と表現します。
実際に私が踊る時、3.4.1 2とカウントします。スリーィ、フォゥ、ワン トゥー といった感じでしょうか。
一つのスウィングを考えると、ロウァ、ステップ、スィングで1スウィングですから、これは簡単にお分かりになると思います。

これに関して、ライズ&フォールを考えると、フェザーステップでは、テキストでは、カウント1の終わりでライズ、2,3はアップ、カウント4の終わりでロウァとなっています。
実際には、カウント1の終わりライズをはじめ、2,3ライズ継続、3の終わりでロウァをはじめ、4の終わりでロウァ終了、というのが、より実際のムーブメントに近いでしょう。 但し、同じライズ継続といっても、ワルツの様なライズではなく、もっと平らなはずです。
大切な事は、スウィングしている限り、ライズしてゆくか、ロウァしてゆくかどちらかしか無いという事です。ライナーのホームランをイメージすれば、お分かりになると思います。

「カウンタバランス」には、2つの意味があると考えられます。
自分自身のカウンタバランス。 常にヘッドとヒップ(腰)でバランスを整える感覚です。 フェザーステップを踊ると、先ずヘッドが先行し、次にヒップ(腰)がヘッドを追抜きます。
カップルのカウンタバランス。 男性と女性のヘッドが、同心円上を常に反対に動いて行く事。 これにより、一つのフィガ-をより滑らかに、ダイナミックに踊る事ができます。 同時に、男性が女性をリードする前に、スタートの合図にもなります。

「2軸(ナンバ)的表現」、「呼吸法」に付いては次号に




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
カウンターバランス (トニー)
2006-09-06 16:16:40
指揮棒の遊びが音楽性だという話、とてもよい説明だと思います。よく理解できました。

カウンターバランスという言葉は、ダンス用語としては、はじめて聞きました。しかし、私はもともとエンジニアなので、技術用語としてのカウンターバランスは知っていますので、意味するところは、よく理解できます。

カウンターバランスという考え方を取ると、ダンスがダイナミックになりそうですね。
返信する
Unknown (jardin)
2006-09-06 16:50:37
カウンターバランスは、競技ダンスには欠かせない要素の1つです。

意識して練習してみて下さい。

そして、疑問点が出てきたら、いつでもこのコメント欄で質問して下さい。
返信する