だいまる凹凸日記

今まで、三日坊主どころか一日で終わらしていた日記。
子宮体がんになったからには、がんばって記録を残してみよう!

術前病期(ステージ)確定?

2010-11-06 16:40:52 | 入院までの日々
8月2日 9時 経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)

採血室にて、炭酸ジュースのようなブドウ糖(トレーランG)を飲んで、30分後・60分後・120分後に採血。
1日に4回針を刺されることになるので、右腕、左腕交互に採血する。
最後に採血をしてくれた人に左腕のアザを指摘された。

内膜掻把のときに、新人看護師さんに失敗された点滴の後2ヶ所が、直径約4cmと2cmの内出血でアザのようになってしまったのである(泣

事情を話すと、痕は2週間ほどで消えるからとなぐさめられた。
しかし、連日猛暑で袖のある服を着るわけにもいかず、危ない人に見られてしまうのですが…


 同日  2時30分 結果説明

今までに受けた検査の結果を聞く。
診察室に入ると、M先生がこちらの顔を見て深刻な顔をした。

…え。もしかして、他の臓器に転移が見つかったとか。

どきどきしながら、先生の言葉を待つ。

「前回、1a期でのホルモン治療のお話しをしましたが、MRI画像で子宮筋層への浸潤が認められます。がんの顔つきはよくて組織分化度はG1でしたが、子宮筋層への浸潤がある場合、ホルモン治療をおすすめすることができません。」

MRI画像を見ると、子宮の真ん中に腫瘍らしきものが写っていて、廻りが白いもやではっきりしない。
子宮の壁と腫瘍の境目も暗くてはっきり写っていなかった。

先生は紙を取り出して、子宮の正面と横の絵を書いて説明してくれる。

「1a期は子宮内膜限局、子宮筋層への浸潤が1/2以内だと1b期、1/2以上になると1c期、リンパ節に転移があると一気にステージがあがって3c期になります。」

詳しいステージは、手術で開腹して病理で確認しないとわからないらしい。

リンパ節に転移があったり腹水にがん細胞があると、なぜステージが1期から3期にとぶのだろうか?子宮からがん細胞が外にでてしまうから?
しかも、MRIで腫瘍がはっきり写っているのに、エコーの時になぜ写らなかったのだろうか。
細胞診は陰性だったのに、組織診は陽性でしかも筋層に浸潤している?
良くわからないことだらけである。

けれど、子供は望んでいないし、がん細胞がでた以上そのままにしておくのは怖い。
子宮体がんの進み方は遅いといわれているとはいえ、がんが子宮の壁に食い込んでいるのであれば、早く治療したほうがいいのではないか。


腹は決まった。


手術をお願いする。


が、心電図でひっかかったらしい。
ン十年生きてきて、心臓に問題があると言われたこともないし、感じたこともないのになぁ。

手術は再検査をしてからすすめるとのことで、手術に必要な書類を受け取って帰宅した。



CT

2010-11-04 22:10:16 | 入院までの日々
この時期、生理の日以外にも生理痛のような重い痛みをたまに感じる時があった。
先生に聞くと、初期の子宮体がんでは痛みはないと言われたので、もしかしたら、がんではなく、子宮筋腫の間違いなんじゃないかと淡い期待をいだいたりした。


7月23日 1時 CT(造影剤あり)胸部~骨盤 快晴 最高気温35℃

午前中ぎりぎりまで仕事をしてから病院に行く予定だったので、移動時間を考えて車で出社した。
ちょうど、父の一件で車を購入していたので、良かったと考えるべきか…複雑。
がんと診断された時に、部所長と直属の上司、仕事の関わりのあるKさんに報告してあったため、後のことをお願いして病院へ向かう。
総務長は、思いやりのかけた発言が多く、余計なことをぺらぺらお喋りする人(男)なので、上司に知らせないように口止めをしていた。
それが面白くなかったのか、いじめらしきことがあったが、人間的に認めていないので一切無視している。

昼食は抜き、水分(水・お茶・ジュース等)をたくさん取るようにとあったので、病院の売店でお茶を購入する。
CT検査室に行くと、検査室前のいすがほぼ満席。すべて検査待ちの人かと思ったら、付き添いの人もいたらしい。
CT検査に付き添って何をするつもりだったのだろうか。

下着をつけたままでいいと言われたので、そのまま検査服に着替えて、造影剤の点滴をつけた後、点滴の台を押して検査室へ。
息を吸って吐いてを繰り返して、造影剤が入る。
身体がカーッと熱くなるが、不快感はない。
横になっている体の胸部あたりを、ドーナッツ状の機械がいったりきたりして、10分程で終わった。

造影剤の副作用は、軽度のもので吐き気・動悸・皮膚のかゆみ・発疹など、重度のもので呼吸困難・意識障害・血圧低下などがあるが、だいまるの場合、前回のMRI、今回のCTともに酒を飲んだ時の舌のしびれと、足先のピリピリ感があった。


内膜掻把

2010-11-02 21:05:46 | 入院までの日々
内膜掻把の前日、どういうことをするのかインターネットで確認すると、全身麻酔での手術とある。

しゅ、手術~?←勉強不足

先生の説明では「日帰りで終わった後、自力で帰宅することができる」と言っていたが、麻酔後の車の運転はNGのはず…
オリエンテーションペーパーを確認してみると、内膜掻把の分だけ見当たらない。
いやな予感に慌てて病院に電話すると、内膜掻把そのものの予約が入っていないとのこと。

先生~~~~~~????????
私、復唱して確認しましたよね?
先生、「はい」と返事されましたよね??


看護師さんがM先生に連絡をとって、内膜掻把ができるか確認してもらうと、予定どおり行うとのこと。
当日は、公共の乗り物を使うか、迎えにきてもらってください。又、朝食以降は絶食でお願いします。と、注意事項を聞いて電話を切った。


7月21日 9時30分 内膜掻把(病棟にて) 快晴 最高気温35℃

婦人科外来の窓口で受付をすませると、外来看護師長さんから予約が入っていなかったことに対する謝罪があった。
予約外で受付をしたので、いろんなところで一から説明するのは少々疲れたが、最初からイレギュラー続きで慣れてしまいましたからだーいじょうぶです。

助手さんに連れられて、婦人科病棟へ移動する。
ここの病院の建物はかなり古くて、入院するのは気が重かった。
近くにあるがんセンターは、設備も整っているし、ス○バが入っているので移ることも考えていたが、婦人科病棟は1~2年前に建築したばかりで、かなりきれいでいい雰囲気。
しかも、タ○ーズが入っていたので、ここでお世話になることに決めた(安直

病棟にある処置室で、前開きの上着に着替えた後、点滴を入れるために左腕2ヶ所に刺されるが、中々入らない。
看護師Iさんは新人のようで、先輩看護師に指示されながら試していたが…すみません。だいまるも「初」点滴なので、痛いのは勘弁して欲しかったです。

術後看護師さんから、麻酔はすぐにかかったが、途中で痛みを訴えたらしくて麻酔を追加したと聞いた。
お腹の痛みでうなっていたのは何となく覚えている。しばらくすると痛みもなくなる。
しばらく休ませてもらって起き上がると、頭がふらふらするものの歩くことができた。
お風呂は当分の間、シャワーだけですませてくださいとのこと。
身体の調子がよければ、翌日仕事をしても大丈夫のようなので、会社に明日は出社すると電話を入れて家に帰った。



予約重複

2010-10-31 19:07:07 | 入院までの日々

7月12日のお会計の時に、MRI、CT、糖尿病検査、PETの予約票を受け取ったが、内膜掻把の予約票がなかった。
大学病院のシステムがまだよく分かっていなかったので、MRIの後に確認することにする。

7月16日 3時予約 MRI:子宮(造影)

会社を午後半休して、大学病院へ。

受付の時、「造影MRI(ガドリニウム)検査同意書」を提出。
造影剤は、以前反回神経をCTで撮影した時に使用して、アレルギー反応がでなかったので大丈夫だが、少々閉所恐怖症があるため不安…
トラウマはないはずなんだけど。
オリエンテーションペーパーに、検査前にコンタクト取り外して化粧を落とすよう指示があったので、眼鏡にすっぴん。
ロッカー室で検査服に着替えて、点滴で造影剤を入れる。
仰向けに寝た後、お腹の上に板のようなものをのせて固定され、機械の中へ…
パニックを起こしても面倒なので、最初から目を閉じる作戦でいったら、少々失敗。
50分間横になった上、機械音が単調で退屈、外の暑さに比べて快適な空調だったので、爆睡してしまった。
まいったまいった。

MRIが終わった後、婦人科の窓口で内膜掻把の予約票を確認してもらうと、M先生に診察室に呼ばれる。

前回、検査の説明が終わった後、妊娠を望むか望まないか(ホルモン治療を行うか行わないか)を確認してから、内膜掻把の予約を入れるつもりだったらしい。

子供は望まないけれど、臓器の1つがなくなることに対して、まだ納得ができていない。
自分の気持ちを整理するために、すべての検査をして欲しい。

と伝えて、予約を入れてもらう。

内膜掻把を7月21日、CTを7月23日に変更。

日にちと検査内容を復唱して先生に確認したのでこれで大丈夫!と、家へ帰宅した。


実は、大丈夫ではなかったのである。


初 大学病院

2010-10-30 16:53:27 | 入院までの日々
20歳前半まで、大学病院の近所に住んでいた。
母が病院内の食堂にパートで働いていたことがあったが、あまり馴染みがなく、大学病院に通う人は特別な人たちだと思っていた。
その「特別な人たち」の一人になってしまったわけで…

7月12日 
初診受付は8時30分から始まって、番号札順に呼ばれる。
婦人科は「完全予約制」のため、予約がないと受付が難しいと言われ、Tウイメンズクリニックの紹介状と月曜日に必ず行くようにと指示されたことを説明したが、やはり何も連絡がきていないとのことだった。

案の定である。

ただ、緊急を要する場合もあるので、紹介状とプレパラートを医師に確認してもらってから、今日の受付か後日の予約かを判断するとのことで、しばらく待つように指示された。

それから待つこと3時間。

今日、診察してもらえるということで、先に研修医による問診を受けた後、診察室に入った。

M先生から、紹介状に同封されていたプレパラートを病理にだして、初期のがんであることを確認、今後の治療方法について説明をうける。

初期の1a期(がんが子宮内膜にのみとどまる)で妊娠をのぞむ場合、全面掻把をしてホルモン治療を行い、1年以内の妊娠を目指す。
ただ、6ヶ月ホルモン治療をして効果がなければ治療を中止とする。

妊娠をのぞまない場合もしくはホルモン治療が効果がない場合は、子宮摘出となる。
その際、若い人の子宮体がんの場合、なぜか卵巣が影響していることが多いため、やはり摘出をおすすめする。
リンパ廓清については、議論がわかれるところで、1a期の場合廓清しないことがある。

入院は2週間程。
1ヶ月位で職場への復帰は可能。
初期の場合は、追加治療(抗がん剤)はない。
手術後は1ヶ月に1度、経過観察のために通院が必要になる。

病期を調べるため、早速検査の予約を入れる。

7月16日 MRI(造影剤あり)

7月21日 午前:CT(造影剤あり) 午後:内膜掻把
今となると、色々つっこみたい部分が…この時は情報量が多すぎて気づかなかった。
主治医となるM先生は、この後も予約に関して色々やらかしてくれるのである;

8月2日 糖尿病の検査・診察(検査の結果報告)
臨床試験の協力のため。これもー今後やっかいなことに…

8月27日 PET
予約がいっぱいで、最短でこの日しかとれず。他の病院で検査する方法もあるが、初期の可能性が高いから大丈夫でしょうということで決定。


この後、子宮頸がんの細胞診と子宮体がんの組織診(まったくもって痛くなかった)をすませて、一旦診察室を出た後、別の先生から検査の日程と内容の説明を受ける。

ちなみに、子宮体がんは肥満と年齢(一般的に50代~60代がリスクが高いと言われている)が関係しているようで、検査の説明をしてくれた先生はおや?という顔をしていた。
だいまるは標準サイズで、年齢も若いですからねー。

ここまでで、午後2時になってしまった。
この後、採血や心電図等の検査があるため、待つだけの母は大変だろうと思い、先に帰ってもらった。
そして、検査すべてを終えて時間を確認すると、5時近くになっていた。

初日からこれ。先が思いやられる(吐息