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MicrosoftがAOLの多数株買収交渉――米紙報道
マイクロソフトがAOLを事実上買収するという噂が駆け巡っている。これは私にとっては本当に衝撃的でエイプリルフールネタで使いそうなぐらいですよ。
マイクロソフトがOS争いでマックに勝ち、ブラウザ争いでネスケに勝った。激戦を繰り広げた当時はOSにしろブラウザにしろ次々と新機能が組み込まれユーザの利便性がガンガン上がった。今ではOSもブラウザもパッとした新機能がないよね。
メッセはどうだろうか、ICQの独壇場だったところからAOLがICQを買収し自社ブランドでAIMをリリース。世界最大にして最期の生き残りであるパソコン通信として会員数は驚異的。そのパソコン通信のクライアントソフトにもIMが組みこまれ、事実上AOLの一人勝ちだった。
メッセに動画機能が組み込まれるあたりで独禁法が適用されたのが運命の分かれ目、これを機にマイクロソフト、ヤフーが台頭、三つ巴とまでは行かないまでもAOL絶対優位という状況ではない。
IMに音声機能は組み込まれていたが、スカイプ登場で一気にメッセの通話機能に注目が集まる。そしてグーグルトーク、今がメッセの過渡期であり最高に面白い時期なんじゃないだろうか。
AIM、ICQをMSNに持っていかれたら、後は通話機能の強化だけでゲイツ様の独壇場になってしまう。またですか?それは絶対にやめて欲しいです。
もう1つこの買収で気になるのは、やはりパソコン通信としてのAOL。私はインターネットはまた逆戻りして閉鎖された空間が流行るのではないかと前々から思っている。「mixi」なんてのはインターネットを使ったパソコン通信でしょ。個々がユーザというより情報発信できる形態は面白いと思う。
IMとチャットだけで盛り上がったAOLだが、ユーザに飽きられている。やっぱりフォーラムが大事なんだよね。富士通よ、今こそ立ち上がってニフティのノウハウをAOLにぶち込め!と叫びたい。
ソニーさんもどうです?ついでにネスケも手に入ってブラウザ戦争を再び展開なんて面白いしさ、リアルプレイヤーなんかも手に入れちゃえるよ。
マイクロソフトにAOLを買収されると先行き暗いと思うのは私だけでしょうか。
(しま様 情報提供ありがとうございます。)