Cozy Coffee Cat

世の中すてたもんじゃないって

たまにはCDで音楽を

2009-12-08 23:46:07 | Weblog
久方ぶりに音楽を直接CDプレーヤーで聞いてみると、嫌になるほど聴いたはずの曲なのに妙にテンポが遅く感じたりする。しばらくすると慣れてくるのか違和感はなくなってくるのだけど、最初の感じ方って何なんだろうといつも疑問に思う。
もしかすると、知らず知らず生活のリズムや体が本来持っているテンポが速くなってきているのかな、と考えてしまう。
ただ、曲としてはTVでCMとかで部分的には流れているはずなので、もしかするとTVとかで流れているものはテンポをCMの尺に合わせて速めにしている可能性があるのかもしれない。だから、オリジナルをCDで久々に聴くとゆっくりと感じるのかも知れない。

もう一つ可能性として考えられるのは、CDプレーヤーから直接聞く音楽の成分とTVやラジオから流れている音楽の音の成分の違い、実際に本当にテンポがTVやラジオでは調整されている可能性。
確かにTVやラジオは局側の設備は超一流品でも、視聴する側までの間に何段もの変調や伝送、伝搬を経ているのでどうしてもダイレクトにCDプレーヤーから聴くものとは違ってくる可能性はあるだろう。

でもそんなに違うものなのかと思う訳だ。
昔から疑問だったのだけど、音楽のテンポって自分の使っている機器は本当に性格なんだろうか、って思っていたのだけど、でも、技術の進歩から考えると少なくともこの20年ほどの製品であれば、まず、正確なはず。
経年変化して行く可能性のある古い製品でなければ、普段使うモノは買ってから数年のものだし、問題はないはず。
と、考えるとやはり、自分の感じ方の問題ということになるか。

さて、少し飛躍した話になるけど、このところ平均寿命が延びているけど、この理由の一つに正確なテンポを皆が共有しているから、ってことはないのかな。
昔だとテンポって住んでいる地域や生き方で変わっていたけど、ラジオやTV、各種電子機器の発達と普及で、テンポは正確かつ皆が共有している世の中になんじゃないかな。この時間の流れの平等化、ってことが寿命が延びた要因の一つかな、と思ったりする。
まあ、寿命が延びた要因ってのは一杯あるから、大きな戦争が起きていない、食料事情がよくなったこと(地域格差はあるけど)、医療技術の進歩、経済の発展、などなど、一概には言えないけどね。

なんにしてもパソコンやメモリオーディオではなく、直接CDをたまに聞くのも良いもんだよな。

関係ないけどSuper Audio CDってさっぱり普及しないよな。良いと思うんだけどなぁ。