Color Works 鎌倉

心と体の癒しのためのコラム

1周年を前に・・・

2006-07-30 14:37:39 | つぶやき
このブログを始めて、あと数日で1年を迎えようとしています。
ホームページのコラムという位置づけて続けてきましたが、
1周年を迎えるにあたって、Color Works 鎌倉のコンセプトを
改めて記してみたいと思います。

「心と体は一体」

私たちの心と体は脳を中心とした様々なシステムによって結びついています。
心と体のメンテナンスをトータルで考えて初めて、私たちは健康を
手にすることができます。

「自然治癒力」

私たちの心身は本来、様々なストレスに対処して健康を維持しようとする
自然治癒力が備わっています。現代のあらゆるストレスに晒されている
私達にとって、そのバランスが崩れて病として表出させないこと、つまり
病気の予防とは、その自然治癒力を高めることを意味します。

「目に見えるもの、科学的根拠を持つもの」

現代医療の「対処療法」に依存することなく、自然治癒力を高めることを
目的とする代替療法は、世界中に数多く存在します。
その中で、なぜカラーセラピーと栄養療法なのでしょうか。
代替療法の中には、太古からの経験が積み重ねられたり、
特異な能力を有する人にのみ施すことができるものなど、
その効能が優れていると体感・実感できるものも確かに多くあります。
しかし、私自身がそれに「携わる」ということを考えたとき、
なぜその手法が有効であるのか、「感じられる」に留まらず、
その根拠を自分自身が「理解できる」ものでありたいというのが、
根底にある強い想いの一つなのです。



「カラーセラピーも栄養療法も、本質は『分子』」

色の本質・正体は、地球に注がれる電磁波の一部です。
電磁波(電子)として心身に届き、心身に「分子」のレベルで共鳴して
作用を起こし、心身もそれに応えます。
その共鳴現象を活用して自然治癒力の向上を図ろうとするものが
カラーセラピーです。

また、私達にとって、食事は生きていく上で絶対的に必要なものですが、
今日の栄養学においても、そのキーワードは「分子」です。
「分子栄養学」は、最適に必要な量の栄養を摂取することによって、
遺伝子レベルで、つまり分子レベルで心身に作用させ、
病気の治癒や予防を実現させることが可能になります。

このように、最新の科学によってその有効性の根拠を
明らかにすることのできる予防療法として、
カラーセラピーと栄養療法を選択し、
このストレスフルな現代社会において
人々の心身を健やかに保ちたい・・・という理念を抱いているのです。


やる気の脳

2006-07-28 08:14:35 | 心と脳
前回紹介した著書の中で、
言葉や思考の習慣が「自分を変える」という脳のシステムにおいて、
重要な役割を担っているものの一つにあげられていたのが
脳の「側坐核」という部位です。

側坐核は、「やる気の脳」と呼ばれ、脳の中央にある小さな部位です。
面白いことに、この側坐核を刺激し、やる気を出す元になるのが、
「快楽の神経伝達物質」と呼ばれ、うれしいときや楽しい時に分泌される
ドーパミンなのです。

さらに興味深いのは、その側坐核が活性化すると、他の様々な脳の部位へ
その活性が伝達されるという点です。

例えば前頭前野に伝われば、想像力が豊かになったり
判断力が研ぎ澄まされますし、
海馬や側頭葉に伝われば、記憶力が向上します。
さらに、視床下部からは自律神経や免疫系を通じて体にプラスの
作用をもたらすでしょう。

このように、
自分の中に「快」の状態を作り出す
→「快楽の物質」ドーパミンが側坐核を刺激する
→やる気が生まれる
→脳のあらゆる部位を活性化して、目的を達成のために
 心身を稼動させる
というシステムが脳に存在するのです。


「快」は、様々な形で生み出すことができます。
趣味や娯楽はもちろん、前回紹介した言葉遣いによってもそうですし、
カラーセラピーで自分に元気をくれる色を取り入れるなどの
ストレスケア手法によっても可能です。

自分の心に「快」をもたらしてくれるスイッチを、
大切なものとして意識して自分の中に持っていたいものですね。

Color Works 鎌倉


口ぐせは魔法

2006-07-24 15:02:57 | 心と脳
「自分を変える魔法の『口ぐせ』
    ~夢がかなう言葉の法則」佐藤富雄著(かんき出版)

人間には本来的に夢をかなえるための仕組みが備わっていて、
普段使う言葉のあり方で私たちの人生のあり方が左右されるということを
医学博士である著者が、言葉と大脳・自律神経系の関連を研究し、
科学的な視点に基づいて語っているという点で興味深い著書です。

・人間は言葉によって考え意識や思考を形成していて、
 口ぐせは意識や思考を司る言葉の習慣である

・大脳で思い描かれ、言葉となったイメージは、
 自律神経系が読み取って心身を動かす

・自律神経系は現実と想像、過去・現在・未来、人称の区別がつかない

これらの事実から、意識的に肯定的な言葉を選び、良い口ぐせを
習慣化することによって、自律神経系は発せられた言葉を
すべて真実とうけとめ、身体の反応を引き起こす、
つまり、こうありたいと望む自分の姿が現実のものとなるといいます。

そして、具体的には、


・否定語を肯定語に変える
・楽天思考で物事を考える
・なりたい自分の姿を強く言葉にして思い描き続ける
・人をほめる

などの習慣を身につけることを勧めています。


実際に私達は、このような言葉や思考の働きを、
日常的に何気なく取り入れています。
緊張する場面で自分に「大丈夫!」と言い聞かせたり、
人間関係を良いものにするために相手の長所を探して
尊重しようと心がけたりします。

そして、このような原理を利用したものに、
NASAの宇宙飛行士のメンタルトレーニングに取り入れられている自律訓練法、
フランスの心理学者によって考案された誘導自己暗示法、
もっと身近なところではスポーツ選手のイメージトレーニングなどがあります。


心と身体は一体、意識も無意識も心の動きはすべて体の状態に影響を及ぼす
ということは、このブログを通じても、様々なところでお話してきました。

意識的な「心」のあり方は言葉によって表されます。
言葉によって「意識」の部分の自分をコントロールすることによって
心身の健康を保つことが可能であり、
そのあり方や積み重ねによって人生が成り立っている、
という意味では著者の言うように、口ぐせも私達にとって
「魔法」かもしれません。

Color Works 鎌倉


Azzurri~青の軍団

2006-07-10 09:35:47 | つぶやき
先ほどテレビで、FIFAワールドカップ決勝戦での
イタリアの優勝を目の当たりにしました。

イタリアのユニフォームは青。
国旗にはない色だし、
イタリア人の情熱的、開放的なイメージとは
しっくりハマらない色。
不思議に思って調べてみました。

有力なのは「サヴォイア家の青」説。
サヴォイア家は1861年にイタリアを統一した王家。
イタリアチームが結成された1911年当時、
イタリア国旗には、サヴォイア家の紋章が入っていました。
その紋章の中にある盾が青い色。
それがユニフォームに採用されたという説が有力だそうです。

そして、青いユニフォームの胸元には、ワンポイントとして
イタリアの国旗が掲げられています。

国旗の色は言わずと知れた緑、白、赤。
青、緑、赤は、「光の3原色」。この3色は他の色から
合成することは出来ず、3つを混色すると
白い色が生まれます。

イタリアのユニフォームを見ていて
均整の取れたセンスのよさを感じるのは、
青の鮮やかさやそのデザインだけでなく、
光の3原色とその合成によって生まれる白を
さりげなく取り入れているところにも
その一因があるように思います。

Color Works Kamakura