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100年後の人間作り!親子のアートセラピー「子ども未来研究所」の活動、アートセラピスト達の活躍を紹介します

2013グロースセミナー1日目―②

2013年08月17日 | グロースセミナー

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1日目の①は、「自分セラピー」に掲載しました。

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「やちぼうずのいえ」という、小さな小屋の軒先に全員が集まります。

 

 

「これからグループを作る。リーダーはこの4人。初参加、学年のバランスをしっかりと考えて、全員でつくりだすように。」

 

そして、いつもの通り

 

「どれくらいの時間でつくりだすのか、自分たちで決めてください」

 

すぐにいろいろな意見が出始める。

 

「10分」「30分」「一時間」・・・・。

 

リーダーが意見を取りまとめ始める。

 

グループを作る時間を決めるために・・・・時間がかかる。

 

「・・・・・・だから、20分がいい」

 

「私は・・・・・・だと思うので、30分がいいと思います」

 

 

この「・・・・だから」が、長い。

 

しばしばが伝えているのは、「時間を決める」ということ。

 

理由ではなく、まず意図を持つ。

 

根拠はなくてもいいから、意図を持つ。

 

こういう理由があって、こういうことがあるかもしれないから、こういう人の気持ちも考えて・・・・ではなく、明確に具体的に目指すものを意図する。

 

 

ボクたちは、何かを決める時に、自分の直感を使わずに、その理由や考えの上で決めようとする。

 

それは、社会を生きる上で、例えば学校での集団生活の場では大切なことなのかもしれない。

 

そして、多くの場合、その理由や考えによって、「やりたい気持ち」がそがれてしまうことがある。

 

けれど、グロースでそんなことはしてほしくはない。

 

ここは、自分を主人公にしていい場所。

 

そしてそれがうまく通らなければ葛藤が起きる。妥協しなければならないこともある。力を合わせていかなければならないこともある。

 

でも、そういっためんどうくさいプロセスを端折って、効率よくやってほしいわけじゃない。

 

その、面倒なプロセス自体を経験してほしいのだ。

 

そこに、「自分」が存在していることを実感していく。

 

「みんなで」という意識から「自分が」に切り替えなければならないのです。

 

結局15分でやることを決める。

 

「15分て、誰が決めたんだ?」

 

「ジ・ブ・-・ン」

 

誰かが、「外に出よう!」と言う。

 

強い雨の中に飛び出していく子どもたち。

 

 

話し合い、列を作り、やがてこう着する。

 

5分が過ぎ、10分が過ぎても、決まらない。

 

そして、時間切れ。

 

「欲しい結果は作ったのかぁ?」

 

うつむき加減で、子どもたちは首を横に振る。

 

「何が起きているのか教えてくれぃ」

 

 

そもそも、このグループ作りで、時間通りにできたことが何回あっただろうか?

 

時間通りにできると、ボクが拍子抜けしてしまう。

 

大事なことは、「時間通りにやり遂げること」ではない。

 

さっきも書いた通り、葛藤し、子どもたち同士で話し合うといった面倒なプロセスの中に、「心を育てる」大事な要素が隠れている。

 

早く決めることが大切なのではなくて、自分で決めた時間を、どう過ごし、結果として何を手にしたのか。

 

常に、「自分」を振り返る。

 

だから、時間通りにできなかったこと自体にはあまりフォーカスはしない。

 

上手くいかなかったことを通して、何を学ぶのか。

 

 

「この15分で何を学んだ?」

 

こういう問いかけが、子どもたちの「考える力」を育てていく。

「どうすればいいのか?」ではなく「自分はどうしたいのか?」を自分に問いかけるために。

 

2回目は10分と言う時間を決めて再チャレンジ。

 

こんどは決まると思ったのに、ところが・・・・


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