こしのーと

(がいよう)

【蓄膿症】内視鏡下副鼻腔炎の日帰り手術を受けてきました【2022-2023年】

2023-08-06 15:55:44 | 日記

【概要】

  1. 慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の手術について書かれています。

  2. (2023年現在)蓄膿症の手術は、医学の進歩により、日帰り又は1泊で済ますことができます。ただし、日帰り手術の場合は、麻酔が抜けきらないまま帰宅することになります(個人差があります)。

  3. なお岸田総理は、日帰り手術を受けました(2023年2月11日)。

  4. 手術費用は「高額療養費制度」を活用することで、経済的負担を小さくすることができます。その場合、実質的な負担(自己負担限度額)は、約9万円となります(平均的な収入(区分ウ)の人の場合)。

  5. なお、これ以外(保険適用外)の治療費等の出費が、さらに+1〜2万円あると思っておいた方がいいです。

  6. 「高額療養費制度」を利用することがあらかじめ分かっている場合、「限度額適用認定証」を取り寄せておくと、病院窓口での立て替え払いが不要になります(取り寄せておかない場合は、病院窓口で3割負担となります)。

  7. いずれにせよ「高額療養費制度」を利用する場合は、申請が必要になります。申請先は、あなたが所属する健康保険組合です(どこにも所属していない場合は、市区町村です)。

  8. 平日の休みを、飛び石で多く必要とします。私が通った病院の場合、通常なら計5日ですが、私は2回に分けて手術したため、計8日必要でした。

  9. ただまぁ、手術後もなんだかんだでフォローアップの通院が続きますから、平日の休みが取りにくい人は、手術を受けるのはなかなか難しいでしょう。



【以下、本文】

 

■手術に至るまで(7年前)

蓄膿症が見つかったのは7年前。
適応障害で休職となり、時間に余裕ができたタイミングだった。
以前から、喉の痰がどうやっても無くならない症状があり、
当時住んでいた田舎街の耳鼻咽喉科を受診したときに、
副鼻腔炎と診断された。

その後は、病院でのネブライザーや内服薬としてカルボシステイン、
クラリスロマイシンで治療。
だが、一向に良くならないため、
(また復職して仕事が忙しかったこともあり)
1年ほど経った時点で自主的に通院をやめた。


■手術に至るまで(8ヶ月前)

痰の症状は無くならないまま、6年以上が経過。
親族の勧めも有り、再度、耳鼻咽喉科を受診(6年前とは別病院)。
カルボシステインやクラリスロマイシン、
エリザス、サクコルチンで2ヶ月ほど治療を続けたが、微塵も寛解せず。
そんな折、医師から手術で治せることを提案され、了承。
しかし手術は半年待ちとのこと。


■手術1ヶ月前

血液検査と、手術同意書への署名。
ナサステント(保険適応外)とか言うガーゼを使うと、
術後の回復が早くなるというので、了承。
あと、今回の手術のついでに、
鼻中隔湾曲症も手術で治した方が良い※と勧められ、それも了承。

※鼻中隔湾曲症も、副鼻腔炎と同様に鼻詰まりに影響しているし、また、同じ月に高額な手術を受けることで、患者の経済的負担が軽くなるため(高額療養費制度の関係)


■手術2日前

診察とPCR検査。
もし陽性だったら、翌日に連絡が来て手術が中止になるらしい。
(陰性だった)


■手術1回目

その日は朝食抜き。水も手術前1時間前まで。
朝9時頃に来院。
持ち物は、飲み物、ティッシュ1箱、診察券、限度額適用認定証。
来院すると患者は自分のみ。10分ほど待ち、手術室へ。
上はTシャツの上から不織布製の検査着に着替え、
下はズボンを履いたまま。
電気による止血を行うため、金属製バックルが付いているベルトも外す。
足にモニターを付けるため、靴下を片方脱ぐ。
心電図モニターを胸に付け、点滴をし、鼻にガーゼを詰め、
鼻の左右それぞれに麻酔を打ったら、
マジックテープで完全にベッドに拘束された状態で、手術開始。
(全身麻酔のため、手術は眠っている間に行われる。)

手術が終わり、麻酔から目が覚めても、しばらくは身動きが取れない。
来院から7時間後の午後4時、タクシーを呼んでもらい、帰宅。
麻酔は完全に抜けきらず、なんとか自宅に戻れた感じ。
この日に行ったのは、鼻中隔湾曲症と、慢性副鼻腔炎(右)の手術。
ガーゼがこれでもかと鼻の中に詰まっており、非常に息苦しい。
鼻からの出血がある&鼻腔内を乾燥させないために、
綿の球を鼻に詰め、適宜交換する必要がある。
すぐに血や鼻水で重くなり、交換が必要になり、とても面倒。
またこの日(手術当日)は、入浴・洗顔・洗髪はNG。
料理する気力もないので、適当なカップラーメンをすする。
まだまだ意識レベルが低いので、
あらかじめもらっておいた薬を飲み、早々と就寝。


■手術1回目の翌日

午後から診察。
昨日の手術の模様の動画を見ながら、説明を受ける。
手術は成功、しかし
鼻の中のガーゼは火曜日まで取ってはいけないとのこと。
この鼻詰まりに火曜日まで耐えないといけないのか…
相変わらず、綿球の交換が面倒だ…
病院からの帰りに食料の買い出し。雨が降ってきて不快。


■手術1回目の翌々日

祝日のため、病院は今日から3連休。
鼻詰まりには少し慣れてきたが、
吐き気が伴うようになってきたので、それ用の頓服薬を飲む。
外出は禁止されていないが、そんな気力もない。
洗濯と掃除をしながら療養。

この日は天気がよく、昼間は快適。
鼻呼吸ができず口呼吸になってしまうので、口が猛烈に乾く。
起きてるときはまだいいが、寝ているときは3時間ごとに、
口の乾きで目が覚める。


■手術1回目の3日後

鼻からの液体も少なくなり、天気もよかったので、買い出しに。


■手術1回目の5日後

診察。
ガーゼを撤去。
久々の鼻呼吸で、鼻腔が痛い。
その日の夜は快眠。


■手術2回目(1回目の7日後)

基本的に1回目と同様に手術を受ける。
今回行った手術は、慢性副鼻腔炎(左側のみ)。
ガーゼは、左側にある程度詰まっているのは感じるが、
今回は鼻呼吸はできる。
ただ、鼻からの出血がある&鼻腔内を乾燥させないために、
綿球を詰める必要があるのは変わりなし。
麻酔が抜けきらないので、この日も早々と就寝。
あと思うのだが、手術中に失禁をしてしまうのだが、
病院から案内も対策も何も無いのは、なんとかならないのだろうか?


■手術2回目の翌日

就寝時に綿球を付け忘れていたことに
起きてから気付いた(約6時間)。
診察は午後から。
今回手術した左側については、
綿球を付けなくてもよい(ガーゼが入っているから)、
右側だけ付けておいて、とのこと。
左の綿球がないおかげで、鼻が通る。助かる。


■手術2回目の3日後

体調もだいぶ落ち着いてきたので、久々の遠出。
鼻の形がまだ固まってないせいか、鼻を触ると痛い。
もしかして、その為の綿球か…?


■手術2回目の8日後

診察。
カーゼは全て抜去。と思いきや、もう一度ガーゼを挿入。
来週も来なければいけないらしい。残念。
あと、鼻中隔のあたりに補強材を入れた。


■手術2回目の15日後

診察。
鼻腔内が乾燥しすぎてるらしく、綿球を詰められた。
あと、もし再発した場合、難病指定を受けると、
よく効く薬を安く使えるようになる、
という話をされた。


■手術2回目の29日後

診察。
クラリスロマイシンとカルボシステインを4週ほど飲み続ければ、
その後はメンテナンスフリー(通院も投薬も不要)になるとのこと。
めでたい。


■手術2回目の57日後

診察。
鼻腔で開ききっていない箇所があるとのことで、急きょ切除手術。
ガーゼを詰められ、鼻炎も長時間続き、不快。


■手術2回目の64日後

診察。
ガーゼを抜去。今後も診察は続く…


■手術2回目の92日後

フォローアップの診察。
鼻腔の狭くなっている箇所にガーゼを詰めて
また3週間後…


■手術2回目の113日後

診察。
前回詰めたガーゼは
溶けて無くなっているとのこと。
モメタゾンとか言う点鼻薬を2ヶ月分出される。
とりあえず次回で終了するとのこと。


■手術2回目の169日後

終了。
軽い上咽頭炎が認められるため
EAT療法(塩化亜鉛を喉の奥に塗布する)を実施し
漢方薬(桔梗石膏)を飲みながら2週間の様子見。


【関東地方某所】ビレッジハウスの内見〜入居までレポート【2022年秋】

2023-08-06 15:50:56 | 日記

【概要】

  1. 2022年秋、関東地方某所のVHへの、内見〜入居までのレポートです。

  2. 流れとしては「公式サイトで内見申込→電話で日程調整→実際に内見→申込書をメールで送付→入居承認」

  3. 人気のあるVHは、入居募集もすぐ終わります。内見する間さえ無い物件もあります。

  4. VH = ビレッジハウスの略です。

  5. VHM = ビレッジハウス・マネジメント株式会社(VHの管理会社)の略です。


【以下、本文】

① まず、VHの公式ホームページから物件の内見を申し込みます。(いきなりの入居はホームページからは申し込めません。)

② VHMから内見の仮予約のメールが来ます。その後、VHMから電話が来るので、訪問日の日程を確定させます。

  • ②-2 内見予定の物件の入居者が決まってしまったため、別の物件を内見する旨のメールが来ました。

  • ②-3 その②-2の物件も入居者が決まってしまい、内見の予定がなくなりました。

再① VHの公式ホームページから物件の内見を申し込みます。

再② VHMから内見の仮予約のメールが来ます。その後、VHMから電話が来るので、訪問日の日程を確定させます。

③ 訪問日に、現地(VHの管理人室)を訪問します。管理人とともに物件を内見後、入居申込書(紙で3枚)をもらいます。

  • ③-2 (訪問時に、入居申込に必要な書類を持参しておくと、内見と同時に入居申込みもできるらしいです。)

  • ③-3 内見の翌々日、私が内見した物件が、公式ホームページから募集が消えたのを確認。電話でVHMに確認したところ、入居者が決まったとのこと。その為、同じ間取りの別物件の入居申込書を急きょネットで送ってもらうことに。

④ 入居申込書に必要事項を記入したものをスマホで撮影し、VHMへメールで送ります。なお、メールサーバの関係で、添付ファイルは18メガまでとのことなので、複数のメールに分けて送ります。

  • 私が送信した書類

    • 申込書一式

    • 運転免許書(両面)

    • 家賃引き落とし用銀行口座の通帳

    • 給与受け取り用銀行口座の通帳

    • 直近の給与明細

④-2 種類に不備があれば、折返しVHMからメールが来ます。

⑤ 3日ほどすると、勤め先にVHMから在籍確認の電話が来ます。きちんと返答できるよう、根回しをしておきましょう。

⑥ 入居承認のメールがVHMから来たら、入居予定日と時間をメールで返信します。

⑦ 入居契約書が「DocuSign」というアプリ届くので、アプリ上でサインして返信します。また、火災保険の契約も別途行います。

⑧ めでたく入居日を迎え、現地(VHの管理人室)を訪問し、鍵を受け取ります。また、居住に関する諸注意を説明されます。

⑨ 入居!


【VHに住んでみての所感】

  • ネットでは「外国人が多くて治安が良くない」という口コミが多く散見されますが、私が内見時、管理人に質問したところ、「うちでは5%程度」という話でした。実際に9ヶ月ほど住んでみてましたが、外国人はそこまでは見かけません(全く見かけないことはないです)。

  • 火災保険の金額について:VHMが勧めてきた火災保険は、入居者が所有する家財の量によってプランが異なるものでした。ちなみに家財が少ない私の場合は、9,500円/2年(ネット経由申込割引を含む)です。