国際捕鯨裁判所 

調査捕鯨 法廷101号

宮城県沿岸で調査捕鯨始まる

2014-04-26 13:07:05 | 日記

宮城県沿岸で調査捕鯨始まる
4月26日 12時20分 NHK



宮城県沿岸で調査捕鯨始まる

南極海での日本の調査捕鯨を巡る国際司法裁判所の中止判決を受けて、判決の直接の対象となっていないものの延期されていた宮城県沿岸の調査捕鯨が26日から始まりました。

日本の調査捕鯨のうち、南極海での調査について国際司法裁判所が先月、今の方法での捕鯨を中止するよう命じる判決を出したことを受け、政府は判決の対象になっていない日本の沿岸を含む北西太平洋での調査捕鯨についても、捕獲するクジラの数を半分近くに減らすなど計画を見直したうえで実施することになりました。
このうち国際司法裁判所の判決後、初めての調査捕鯨となる宮城県沿岸での調査は、当初の予定から4日遅れて26日から始まり、石巻市の鮎川漁港で出発式が行われました。
出発式は海上保安庁などが警戒に当たるなか、関係者およそ100人が出席して行われ、捕鯨業者で作る団体の下道吉一代表理事が、「今回の調査で資料を集め将来の沿岸での商業捕鯨の復活につなげたい」とあいさつしました。
そして捕鯨船の乗組員たちと共に「頑張ろう」と気勢を上げて調査の成功を祈ったあと、4隻の捕鯨船は関係者の見送りを受けて出港していきました。
宮城県沿岸での調査捕鯨は、捕獲するミンククジラの数を例年の60頭から51頭に減らしたうえで6月上旬まで行われる予定で、クジラが食べているものやその量などの調査が行われます。
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捕鯨団体納得いかないが従うしかない

捕鯨業者でつくる団体、地域捕鯨推進協会の下道吉一代表理事は、記者会見で「鮎川でも釧路でもこれまで捕獲頭数の上限を60頭でやってきた。われわれとしては60頭という数が調査に必要なサンプルの頭数であると考えているが、水産庁からの今回の捕獲の許可が51頭が上限だときているので納得いかないが、従うしかない」と話していました。

水産庁調査に十分な頭数だ

一方、宮城県沿岸の調査捕鯨の出発式のあとに行われた記者会見で、水産庁資源管理部国際課の佐々木拓調査官は「今回の調査捕鯨は、国際司法裁判所が中止判決を出した南極海の調査とは異なるが、判決の趣旨などを勘案して鯨の捕獲頭数を51頭に減らした。水産庁としては十分に調査ができる頭数だと考えている」と述べました。

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