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竹林亭白房

五代目圓遊「肝つぶし」★落語

□本日落語一席。
◆五代目三遊亭圓遊「肝つぶし」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
池袋演芸場、令和3(2021)年2月19日(2021年池袋演芸場2月中席)。
上方種と『増補 落語事典』にあるけれど、上方落語として聞いたのはごくまれである。鑑演記録をつけ出した2006年以後では、桂千朝と桂ざこばでの一席ずつしか聞いていない。もしかすると、それ以前に桂米朝で聞いたかもしれないという、ごく微かな記憶があるが、これは、千朝とざこばが演っているのだから、当然米朝も演っているはずだという思いこみで、知識のなかにまぎれこんだだけかもしれない。

東京の落語家として聞いたのも、さほど多いというわけではない。柳家さん喬、三遊亭好楽くらいである。なお、好楽では二回聞いているので、この人はよく演っているのかもしれない。
川戸貞吉『落語大百科』では、演り手として、六代目三遊亭圓生、二代目三遊亭円歌、七代目雷門助六、三代目三遊亭小圓朝を挙げている。自分はたぶんどれも聞いていないだろう。

やはりこれの演り手が少ないのは、噺の落げに至るプロットが暗いからだろう。あの部分は、どう考えても軽みのあるようにかえようがない。それで、演者に敬遠されるのだろう。
ただ、川戸前掲書によれば、六代目圓生は、噺の運びをテンポよくして軽く聞かせたという。一度聞いてみたいものである。また、三代目小圓朝は、「たらちね」と「肝つぶし」をつなげて演ったそうだ。これも興味深い。
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