□本日落語二席。
◆柳家さん喬「船徳」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
紀尾井ホール、令和4(2022)7月16日(「柳家さん喬独演会」)。
◆三代目三遊亭金馬「初夢」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
※公演情報不明。
三代目金馬の「初夢」は、2006年と2007年にNHKラジオ第一『ラジオ深夜便』の「演芸特選」で聞いている。この二席が同じものかどうか、また、今回聞いたものとも同じかどうかわからないので、あらためて記しておく。
「初夢」と題する落語については、川戸貞吉『落語大百科』に項目がなく、『増補 落語事典』に二種類の「初夢」という落語についての項目が立っているけれど、どちらも今回聞いた金馬の「初夢」とは内容が異なっている。
今回の金馬の「初夢」は、「明けましておめでとうございます」というあいさつから入って、おめでたいものを隨談ふうに語っていくというものだった。つまり、何かのストーリーがあるような一席ではない。
そして、最後に「一富士二鷹三茄子」の噺をして、最後の茄子で「売る人もまだ味知らぬ初茄子」という去来の句を紹介し、二人の人物(キャラクター無設定)の会話として、茄子の夢を見たという会話をする。
一方が、「大きな茄子の夢を見た」と言うと、他方が「カボチャくらいか?」「火鉢くらいか?」……「一町四方くらいか?」と尋ねていき、で、最後に「闇夜にヘタをつけたくらいだ」と言って落げである。
で、つらつら思い返してみるに、この最後の茄子のやりとりというのは、「茄子の夢」という小噺のような一席として聞いたことがあると思い出した。しかし、それを誰の噺としていつ聞いたかの記録はまったくない。
ちなみに、「初夢」と題する落語は、柳家喬志郎でも聞いた記録がある(2018年/BS11『柳家喬太郎のイレブン寄席』#43「番組吉例!!さん喬一門会!)。この内容は今回聞いた金馬のものとは異なっている。『増補 落語事典』に載っているものと同じだったかどうだか。
◆柳家さん喬「船徳」(衛星劇場『衛星落語招待席』)。
紀尾井ホール、令和4(2022)7月16日(「柳家さん喬独演会」)。
◆三代目三遊亭金馬「初夢」(日本文化チャンネル桜『落語動画』)。
※公演情報不明。
三代目金馬の「初夢」は、2006年と2007年にNHKラジオ第一『ラジオ深夜便』の「演芸特選」で聞いている。この二席が同じものかどうか、また、今回聞いたものとも同じかどうかわからないので、あらためて記しておく。
「初夢」と題する落語については、川戸貞吉『落語大百科』に項目がなく、『増補 落語事典』に二種類の「初夢」という落語についての項目が立っているけれど、どちらも今回聞いた金馬の「初夢」とは内容が異なっている。
今回の金馬の「初夢」は、「明けましておめでとうございます」というあいさつから入って、おめでたいものを隨談ふうに語っていくというものだった。つまり、何かのストーリーがあるような一席ではない。
そして、最後に「一富士二鷹三茄子」の噺をして、最後の茄子で「売る人もまだ味知らぬ初茄子」という去来の句を紹介し、二人の人物(キャラクター無設定)の会話として、茄子の夢を見たという会話をする。
一方が、「大きな茄子の夢を見た」と言うと、他方が「カボチャくらいか?」「火鉢くらいか?」……「一町四方くらいか?」と尋ねていき、で、最後に「闇夜にヘタをつけたくらいだ」と言って落げである。
で、つらつら思い返してみるに、この最後の茄子のやりとりというのは、「茄子の夢」という小噺のような一席として聞いたことがあると思い出した。しかし、それを誰の噺としていつ聞いたかの記録はまったくない。
ちなみに、「初夢」と題する落語は、柳家喬志郎でも聞いた記録がある(2018年/BS11『柳家喬太郎のイレブン寄席』#43「番組吉例!!さん喬一門会!)。この内容は今回聞いた金馬のものとは異なっている。『増補 落語事典』に載っているものと同じだったかどうだか。