□本日落語四席。
◆蝶花楼桃花「権助提灯」(NHK総合『桂文珍の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和4(2022)年7月24日OA。
商家の本妻と妾という二人の女が出てくるこの落語は、桃花のような女流落語家にふさわしいかもしれない。単純に言えば、噺に登場する人物で女の割合が高くなるということがある。四人中二人が女だから五割である。
この落語って、演目が「権助提灯」だけれど、主人公はいったい誰なんだろうと考えてみるに、もしかすると、誰でもいいんじゃないかという気がしてきた。演目どおり、権助を主人公にして、二人の女に翻弄される旦那をやりこめるというところにフォーカスすれば、きっと成立する。そして、翻弄される男の情けなさを強調するなら旦那が主人公だ。
そして、桃花のような女流落語家なら、当然本妻・妾である。今回桃花は本妻・妾の意地のはりあいを演出していたようだが、これをもっとおもしろくするには、本妻か妾かのどちらかに定めて主人公化するとよいような気がする。
とくに妾のほうがもっとドラマになりやすいんじゃないかと。妾はわざわざ夜中に訪れた旦那をなぜ家に招き入れなかったのか。それは本妻への対抗心というだけなのか。もっと深掘りするときっとおもしろくなる。
◆桂文華「井戸の茶碗」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
神戸喜楽館、令和4(2022)年6月13日(「プロ野球応援ウィーク」初日)。
◆三遊亭小遊三「花色木綿」(NHKラジオ第一『真打ち共演』)。
山梨県富士川町はくばく文化ホール、令和4(2022)年6月24日収録(はくばく文化ホール開館30周年記念)。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・立川晴の輔(六代目三遊亭円楽代演)・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2820回)。
後楽園ホール、令和4(2022)年7月24日OA。
◆蝶花楼桃花「権助提灯」(NHK総合『桂文珍の演芸図鑑』)。
東京渋谷NHK放送センター、令和4(2022)年7月24日OA。
商家の本妻と妾という二人の女が出てくるこの落語は、桃花のような女流落語家にふさわしいかもしれない。単純に言えば、噺に登場する人物で女の割合が高くなるということがある。四人中二人が女だから五割である。
この落語って、演目が「権助提灯」だけれど、主人公はいったい誰なんだろうと考えてみるに、もしかすると、誰でもいいんじゃないかという気がしてきた。演目どおり、権助を主人公にして、二人の女に翻弄される旦那をやりこめるというところにフォーカスすれば、きっと成立する。そして、翻弄される男の情けなさを強調するなら旦那が主人公だ。
そして、桃花のような女流落語家なら、当然本妻・妾である。今回桃花は本妻・妾の意地のはりあいを演出していたようだが、これをもっとおもしろくするには、本妻か妾かのどちらかに定めて主人公化するとよいような気がする。
とくに妾のほうがもっとドラマになりやすいんじゃないかと。妾はわざわざ夜中に訪れた旦那をなぜ家に招き入れなかったのか。それは本妻への対抗心というだけなのか。もっと深掘りするときっとおもしろくなる。
◆桂文華「井戸の茶碗」(ABCラジオ『日曜落語なみはや亭』)。
神戸喜楽館、令和4(2022)年6月13日(「プロ野球応援ウィーク」初日)。
◆三遊亭小遊三「花色木綿」(NHKラジオ第一『真打ち共演』)。
山梨県富士川町はくばく文化ホール、令和4(2022)年6月24日収録(はくばく文化ホール開館30周年記念)。
◆『笑点』大喜利:春風亭昇太(司会)/三遊亭小遊三・立川晴の輔(六代目三遊亭円楽代演)・林家たい平・林家木久扇・三遊亭好楽・桂宮治(日本テレビ『笑点』第2820回)。
後楽園ホール、令和4(2022)年7月24日OA。