□本日落語一席。
◆柳家花緑「芝浜」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
東京千代田区紀尾井ホール、令和6(2024)年11月9日(紀尾井らくご「柳家花緑独演会」)。
花緑の「芝浜」って、これまでにどうだったっけ?と思って調べてみると、まったく聴いたことがないとわかった。いや、記録を付け出した2006年以後なので、もしかして2005年以前なら聴いているのかもしれないが、はっきり聴いたという自信がない。だから、たぶん初めて。
そもそも「芝浜」は年がら年中聴けるネタでないから、他の落語にくらべると遭遇する確率は低くなるのだが。
随所に、まるで古典物語の草子地のように、登場人物の心理を解説したりするのが花緑の「芝浜」であると知った。なかなかおもしろい。
また、財布を拾ってきて浮かれる魚勝が、前夜の飲み残しの酒を飲む際に、女房にハゼの佃煮を持ってきてくれと言ったのは、ちょっと聴かない型である。この飲み残しの件(くだり)もわりと時間をかけてていねいに演じていた。
◆柳家花緑「芝浜」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
東京千代田区紀尾井ホール、令和6(2024)年11月9日(紀尾井らくご「柳家花緑独演会」)。
花緑の「芝浜」って、これまでにどうだったっけ?と思って調べてみると、まったく聴いたことがないとわかった。いや、記録を付け出した2006年以後なので、もしかして2005年以前なら聴いているのかもしれないが、はっきり聴いたという自信がない。だから、たぶん初めて。
そもそも「芝浜」は年がら年中聴けるネタでないから、他の落語にくらべると遭遇する確率は低くなるのだが。
随所に、まるで古典物語の草子地のように、登場人物の心理を解説したりするのが花緑の「芝浜」であると知った。なかなかおもしろい。
また、財布を拾ってきて浮かれる魚勝が、前夜の飲み残しの酒を飲む際に、女房にハゼの佃煮を持ってきてくれと言ったのは、ちょっと聴かない型である。この飲み残しの件(くだり)もわりと時間をかけてていねいに演じていた。