□本日落語二席。
◆笑福亭銀瓶「宿題」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年6月1日収録(第436回「NHK上方落語の会」)。
◆三遊亭歌武蔵「両国橋の人助け」(BS11『新作落語で知る浮世絵の世界~明治維新 メディア時代の幕開け~』)。
BS11スタジオ、令和5(2023)年1月2日OA(BS11開局15周年特別番組)。
これはどうやら明治時代の錦絵新聞に実際載った話を一席に仕立てたものらしい。越後から東京に相撲取りになるため出てきたサンパチなる若者の話である。
心根が優しすぎるために相撲取りになるのを危ぶまれた若者だったが、両国橋でくらし向きに困って身投げしようとした老人を助けたことをきっかけに、相撲取りとして身を立てられるようになるという顚末を語る。
しかし、尺が短くて語り尽くせなかったということだろうか、本来心の優しさが相撲取りになることの障壁となっていたのに、人助けをしたことで相撲取りになれてしまうという展開がどうも矛盾しているようで腹に落ちないものがあった。
サンパチは一人前の力士になってタマテガタという四股名をもらう。さて、実際にこのような力士がいたのだろうかと思って、「たまてがた」で検索してもちゃんとした情報はヒットしない。ただ、宮部みゆきの小説に『魂手形 三島屋変調百物語七之続』という作品があるのはわかった。でも、紹介文を読むと、なんとなく関係ないような気がする。読んでみてもいいけど。
また、錦絵新聞に載ったというその話も実話かどうかわからない。当時の小説家が書いた人情話のようなことも言っていたし。
◆笑福亭銀瓶「宿題」(NHK大阪放送局『とっておき!朝から笑タイム』)。
NHK大阪ホール、令和5(2023)年6月1日収録(第436回「NHK上方落語の会」)。
◆三遊亭歌武蔵「両国橋の人助け」(BS11『新作落語で知る浮世絵の世界~明治維新 メディア時代の幕開け~』)。
BS11スタジオ、令和5(2023)年1月2日OA(BS11開局15周年特別番組)。
これはどうやら明治時代の錦絵新聞に実際載った話を一席に仕立てたものらしい。越後から東京に相撲取りになるため出てきたサンパチなる若者の話である。
心根が優しすぎるために相撲取りになるのを危ぶまれた若者だったが、両国橋でくらし向きに困って身投げしようとした老人を助けたことをきっかけに、相撲取りとして身を立てられるようになるという顚末を語る。
しかし、尺が短くて語り尽くせなかったということだろうか、本来心の優しさが相撲取りになることの障壁となっていたのに、人助けをしたことで相撲取りになれてしまうという展開がどうも矛盾しているようで腹に落ちないものがあった。
サンパチは一人前の力士になってタマテガタという四股名をもらう。さて、実際にこのような力士がいたのだろうかと思って、「たまてがた」で検索してもちゃんとした情報はヒットしない。ただ、宮部みゆきの小説に『魂手形 三島屋変調百物語七之続』という作品があるのはわかった。でも、紹介文を読むと、なんとなく関係ないような気がする。読んでみてもいいけど。
また、錦絵新聞に載ったというその話も実話かどうかわからない。当時の小説家が書いた人情話のようなことも言っていたし。