竹林亭白房

『川柳マガジン』2021年6月号★川柳

本日は月刊『川柳マガジン』発売日。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

◎雑草にさえも等しく日はあたる
(月刊『川柳マガジン』2021年6月号/クラブ誌上句会★第二十期第一回※課題「三流」/天!/荒砂和彦選)。

◎スイーツじゃなくて駄菓子にある矜持
(月刊『川柳マガジン』2021年6月号/クラブ誌上句会★第二十期第一回※課題「三流」/七十秀/荒砂和彦選)。

◎さまざまな夢を夜学は包みこむ
(月刊『川柳マガジン』2021年6月号/全国誌上句会※雑詠/佳作/牧野芳光・平野さちを選)。

◎皇帝が否定されない共和国
(月刊『川柳マガジン』2021年6月号/駄洒落川柳/佳作/佐道正選)。

◎大輪のような笑顔もマスク越し
(月刊『川柳マガジン』2021年6月号/川柳弥生賞※課題「大きい」/佳作/赤井花城選)。

◎花魁は髢(かもじ)を切って誓い立て
(月刊『川柳マガジン』2021年6月号/江戸時代吟※課題「毛」/佳作/佐藤孔亮選)

「雑草に」の句は、比喩的な意味を多分に含んだものですが、「~さえも」のところがちょっと自虐に過ぎたかなという嫌いはあります。ただ、これで「天」をいただきました!感謝であります。
俳味というか、川柳味という意味では、「スイーツじゃ」の句のほうがおもしろかったかもしれません。

いずれにしても、この二句で、「クラブ誌上句会」今期第一回で最高得点となり、ランキング表一位となりました。この位置を一年キープできるとは思えないけれど。

□本日落語一席。
◆三遊亭鬼丸「ちきり伊勢屋」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
新橋内幸町ホール、令和2(2020)年11月26日(三遊亭鬼丸独演会「タロ人会」第78回)。
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