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竹林亭白房

團治郎「皿屋敷」★落語

□本日落語二席。
◆桂團治郎「皿屋敷」(NHK大阪放送局『日曜だけど...とっておき!木曜笑タイム特大号 〜KAMIGATA☆らくご男子の落語会〜』)。
天満天神繁昌亭、令和3(2021)年10月31日OA。
上方落語界で「皿屋敷」と言えば、何をおいても三代目桂春團治であった。だから、三代目存命中は、あまり他の落語家は「皿屋敷」をかけていなかったのではないかと思うのだが、実態はどうだったろう。ちなみに、自分の完演記録では、いちおう、三代目存命中でも、桂米朝や桂枝雀といった演者で聞いているものが出てくるが、ここまで古いと、もしかしたら、まだ三代目が「皿屋敷」を十八番化していなかった時代かもしれない。

ただ、もう一世代あとの落語家でも、桂南光や三代目林家染二や桂吉坊が演っているものを聞いた記録があるにはあるのだけれど、三代目存命中の2016年以前で「皿屋敷」を聞いたという記録は、圧倒的に三代目桂春團治の数が群を抜いて多い。
そして、それと連関するように(と言ってよいかどうわからぬが)、三代目他界後の2016年以後となると、実に多くの落語家によって「皿屋敷」が演じられたものを聞いた記録が多くなる。なんだか「皿屋敷」解禁のような感がある。
はたして、2016年以前の「皿屋敷」上演事情というのは、どういう感じだったのだろう。三代目に対する気づかいのようなものはあったのか否か。誰か落語家さんに会ったら、聞いてみたいものだ。

以前にも書いたが、上方落語「皿屋敷」に対する、東京落語「お菊の皿」は、上方のものに対して、自由度が高く演者しだいでどのようにでもアレンジされる性質のネタである。
ただ、昨今、東西交流がさかんになって、上方「皿屋敷」も、東京「お菊の皿」ふうに演じられる場合も、多くなってきているように思う。今日の團治郎「皿屋敷」も、若干「お菊の皿」テイストだった。

◆桂源太「湯屋番」(NHK大阪放送局『日曜だけど...とっておき!木曜笑タイム特大号 〜KAMIGATA☆らくご男子の落語会〜』)。
天満天神繁昌亭、令和3(2021)年10月31日OA。
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