竹林亭白房

『川柳マガジン』2022年5月号★川柳

本日は月刊『川柳マガジン』発売日。せっかくなので入選作を紹介しておきましょう。

◎泥を這ういつか脱皮をするために
(月刊『川柳マガジン』2022年5月号/川柳道/佳作/赤井花城選)。

◎手放したものを数えたがる余生
(月刊『川柳マガジン』2022年5月号/全国誌上句会※雑詠/秀作二:瀧尻善英選/佳作:青砥たかこ選)。

◎身ごもったその日からもう母の顔
(月刊『川柳マガジン』2022年5月号/クラブ誌上句会※課題「素早い」/七十秀/赤松ますみ・辻岡真紀子選)。

◎告知され身辺整理思い立つ
(月刊『川柳マガジン』2022年5月号/クラブ誌上句会※課題「素早い」/七十秀/たむらあきこ選)。

◎赴任地の酒になじんで夏が来る
(月刊『川柳マガジン』2022年5月号/有季川柳/佳作/高橋みっちょ選)。

◎真打ちのようにふるまうオミクロン
(月刊『川柳マガジン』2022年5月号/全国誌上句会※課題「真打ち」/佳作/恒弘衛山選)。

今回の入選で成績が良かったものは「手放した」の句だけれど、自分としては「泥を這う」のほうが気に入っている。
人生、泥を這い続けているものの、なかなか脱皮できないものです。もうしないのか、それとも、とっくの昔に脱皮していたのに、気づかずにどんどん劣化しっているのか。

□本日落語一席。
◆三遊亭遊史郎「紙入れ」(寄席チャンネル『粋 らくご』)。
東京神保町楽器カフェ、令和2(2020)年5月8日収録。
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