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竹林亭白房

純瓶「黄金の大黒」@J:COM寄席★落語

□本日落語一席。
◆笑福亭純瓶「黄金の大黒」(J:COMテレビ『J:COM寄席』)。
DAIHATSU心斎橋角座、令和4(2022)年3月24日収録(「鰻谷寄席」)。
もとは上方種だが、昨今はもっぱら東京落語の趣ではないだろうか。ちなみに、これまでに上方で聞いたのは、他に、桂雀五郎、笑福亭仁鶴のみ。ちなみに、今日聞いた純瓶でも以前に一度聞いている(2012年7月12日/第321回「NHK上方落語の会」)。

今回のオープニングトークで、純瓶はこれを桂梅團治に教わったと言っていた。しかし、梅團治が演じた「黄金の大黒」を自分は聞いたことがない(たぶん)。
川戸貞吉『落語大百科』によると、かの爆笑王と言われた初代桂春團治が「黄金の大黒」を演ったものが映像として残っているらしい(桂米朝『三集 上方落語ノート』による)。してみると、春團治一門には、代々「黄金の大黒」が伝わったのだろうか。それゆえ梅團治がこのネタを持っていると、そういうことなのか。それにしても、今までに春團治一門の誰かがこれを演ったのを聞かないというのも解せぬこと。
また、笑福亭仁鶴が演ったものを聞いているが、笑福亭一門としても、この純瓶のみだ。一門には伝わっていないということか。

噺の内容に地域的な特色はない。だから、東西のどちらで演じられても問題がなさそうだが、なぜか上方の落語家には遠ざけられてしまっているようだ。どうしてだろう。
「黄金の大黒」を東京に移したのは柳家金語楼とのこと(川戸貞吉『落語大百科』)。意外と新しい。

■本日講談三席。
◇神田紅「情熱の歌人 柳原白蓮」(NHK-Eテレ『日本の話芸』)。
東京渋谷NHK放送センター内スタジオ、令和4(2022)年4月24日収録。

◇田辺銀冶「男の花道」(第51回『NHK講談大会』)。
東京霞ヶ関イイノホール、令和4(2022)年5月28日収録。

◇神田松鯉「天保六歌撰~河内山宗俊 玉子の強請」(第51回『NHK講談大会』)。
東京霞ヶ関イイノホール、令和4(2022)年5月28日収録。
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