痴々庵のどうでもブログ

おやじかく ぶろぐのきじは いとくさし たれがよむかと ひとのとふまで  

意外な決定

2006年12月26日 | 裁判
名張毒ぶどう酒事件 再審決定取り消し 名古屋高裁 「自白の信用性高い」(産経新聞) - goo ニュース

同じ高裁で出された再審開始決定を取り消したというのは意外でしたねぇ。弁護団は言ってました。「疑わしきは被告人の利益に」・・刑事訴訟においてこれは大原則です。再審を開始すべきかどうかの判断はやり直し裁判での判決結果とは違う。一度は同高裁で確定判決に疑義が生じたのだから、再審を始めるのが筋ではないか。

「老いと死」シンポ

2006年12月25日 | 社会
「老人医学でも、なるべく老人でない状態でいることが是とされてきた。しかし、どんなに努力しても肉体的、精神的に活力を失う。そのため、老いを受け入れていくにはどうするかという観点での医療が重要になっている。」(和田秀樹国際医療福祉大教授)
「病状の告知を受け、痛みに苦しんでいた末期のがん患者さんに副作用のないモルヒネを勧めて、『体に悪い』と断られたことがある。今の日本人は自分が死なないという感覚を持っているようだ。」(東大付属病院緩和ケア診療部長中川恵一助教授)
「死とは意識がなくなり、戻ってこないこと。しかし、人間は睡眠という形で毎日意識をなくしている。両者の違いは意識が戻るかどうかだけ。人間の寿命は有限で、死亡率は100%。あまり自分の死を心配する必要はないのではないか。」「今の社会は、人が死なないことを前提にしている。死後の世界も規定しているキリスト教の欧米と違って、日本人は死を感覚でとらえがちで、死を直視できなくなっている。」(養老孟司東大名誉教授)

養老先生の意見には同感です。ただ、日本人が死を直視できない理由は宗教とは別に死に対する想像力の欠如にあると思います。

裁判官も人の子

2006年12月20日 | 裁判
裁判官は被害者をより重視 最高裁司法研修所の調査(共同通信) - goo ニュース

被害者遺族の心情を考慮して、裁判官が量刑の軽重を考慮せざるを得ないのは、当然ありうることでしょう。それにしても一般市民の回答と差がありすぎるのが気になります。
かつては(今でもそうですが)特に少年犯罪のように加害者の権利ばかりが尊重される傾向がありましたので、このへんで裁判官も軌道修正ということでしょうか。

青島だ~ぁ

2006年12月20日 | 訃報
青島幸男さん死去 元東京都知事・意地悪ばあさん(朝日新聞) - goo ニュース

私の学生時代、青島を知る早大の先生から彼の印象を聞いたことがあります。先生の言葉では「おとなしくてあまり目立った学生ではなかった」とのことです。(どこかでよく聞くフレーズ)
ま、才能はあったんですよね。「スーダラ節」などは当時なんて世間をバカにした歌だと思いましたが新鮮で面白かった。でも政治家としては目立つことはあったが、結局何も出来なかったんじゃないでしょうか。(合掌)

奢れるものも久しからず

2006年12月19日 | 社会
日教組 初の30万人割れ、組織率30年連続減 新規採用者加入は増(産経新聞) - goo ニュース

と言うには必然でしょうか。私、公務員ですから昔県の教育委員会にいたころ日教組の先生方と団交に出席させられました。当時幹部の先生から本音を聞かされておりました。若い先生は日教組活動には知識も興味もないのです。団塊世代の私たちだけが知る歴史的遺産です。