近年イギリス英語の劣化は著しく、私の英語が本家(含むBBC)より'Classy'に(^_^;)。それって恥ずかしくない?

東大出の凡人。でも、その英語はクイーンズイングリッシュ。それも超一級。私より発音のいい日本人がいたら、教えて!

フランス:トランスジェンダーの性変更手続きに性転換手術の必要なしの法律が成立

2016年10月29日 | Weblog

Transgender people no longer required to undergo sterilization in France (The Verge)

Click here!(←駅前英会話学校のイギリス人講師とは次元の違う Queen's English を聞いてください)

Transgender people in France can now legally change their gender without undergoing sterilization, under legislation that was passed this week. The move was welcomed by LGBT rights groups in Europe.

Twenty-two European countries currently require transgender people to undergo ”Sex-change operation” when legally changing genders.

In recent years, Malta, Ireland, and Norway have allowed transgender people to change their gender by simply notifying authorities, and without any medical or government intervention.

Laws vary from state to state in the US, though many require sex reassignment surgery to change the sex on one's birth certificate.

UN health and human rights organizations have condemned forced sterilization as a violation of fundamental rights.

 -------------------------------------------------------

「心の性」と「体の性」が一致しない場合は心を優先させ、その心に見合うように体を造り替える、いわゆる”性転換”が20世紀の常識でしたが、そんな20世紀の常識が21世紀に入って根本から覆りつつあることを実感させるニュースです。

男性が「自分は女性」と思えば、「アタシは女」と宣言するだけで女性になれるとする法律がフランスで成立しました。これまでアイルランドとノルウェーで同様の法律があったそうですが、大国フランスが踏み切ったことは大きく、今後は雪崩を打つように他のEU諸国が追随するのではないかと思います。

でも、肉体を完全無視して「心の性」「心のアイデンティティ」を優先させることに私は疑問を禁じえません。

心のアイデンティティを戸籍に優先させるべきなのであれば、例えばの話、日本の芸能界のご意見番で、「私は天草四郎の生まれ変わり」とマジで信じてる人がいるじゃないですか。彼(彼女?)のアイデンティティも認めてやらないといけないことになるのでは?

でも流石にというか、「〇〇の生まれ変わり」 を額面通りに信じる人はあまり多くないし、ご当人も他人に自分の夢想(?)を受け入れろとまでは言わないので、生まれ変わり(=Reincarnation)の問題はここでは取り上げません。

「心と体の不一致」で私が出会った例に、BBCの「ハードトーク」という番組(7月に放送)に出演した自称「黒人人権活動家」のアメリカ人女性がいます。

ところが、ところが、驚いたことに彼女は「偽黒人」だったのよ。アフロヘアーのかつらに褐色のメークで、MCのスティーブン・サッカーが言うまで彼女が白人なんて全然わからなかった。

白人が黒人に化けるのはエンターテインメントの世界で「Black & White Minstrel Show」(白人の男たちが顔を黒く塗り、白い手袋にカンカン帽の黒人に扮して、19世紀風のドレスで着飾った白人女性たちと歌ったり踊ったりするショー)がありましたが、芸能界と無縁な普通の白人で黒人になりたい人がいるとは思いませんでした。

この「偽黒人」に驚きはしましたが、でも私は思った。黒人になりたくて、あそこまでうまく化けれたら、黒人と認めてあげてもいいのでは?と。

逆の場合はどうでしょう?黒人になりたい白人は極めて少ないと思うのだけれど、白人になりたい黒人は多いと思う。例えば、白人と黒人のハーフ。

オバマ大統領もその一人で、3歳の時に両親が離婚したので、彼は白人のお母さんによって、そして10歳からは祖父母(母の両親=白人)によって育てられた。だとすると、「白人のお母さん/おじいちゃん/おばあちゃんなのに自分はなんで黒人なの?」とオバマ少年が思ったとしても不思議ではないし、現実に彼はそのような違和感を抱いた旨の発言をしている。

悲しいかな、白人の母親から生まれても黒人が父親だと世間は白人と認めてくれない。だから、心の中では「白人のお母さんから生まれた自分は白人のはず」と思うのだけれど、世間が「黒人」としか見てくれないので仕方なく「黒人」たる自分を受忍しているハーフは数多い、と私は確信する。そういう人たちが「自分は白人!」とカミングアウトしたら、社会は彼らを「白人」として遇するだろうか?

答えは当然「ノー!」になりますが、マイケル・ジャクソンみたいに自己改造できたら認めてやってもいいのでは・・・と個人的には思う。

ここで問題です:白人と黒人のハーフはなぜ「黒人」なのか?

その答えは簡単:彼らの遺伝子は50%白人だけれど、外見が ”黒人” であり、”白人に見えないから!”。

要するに、心のアイデンティティがどうのこうのなんて関係なく、「見た目」が黒人で白人に見えないなら、「黒人」ということになる(>_<)。これに尽きます。

そして今回取り上げたトランスジェンダー(=性同一性障害)を巡る問題も、トラブルの原因はその「見た目」なのです。特に、M→F(男性→女性)のトランスジェンダー(=女になりたい男)が問題で、「私は女」と言いながら、「女装の男」にしか見えない人間が女性用トイレに入ろうとするから、「キャー、キモイ男が女子トイレに!お巡りさ~ん!」となるのです。

すなわち、アメリカの世論を二分する「House Bill 2(トイレ法)」で問題視されるのは M→F(男性→女性)のトランスジェンダーのほう(だけ)と言ってよく、F→M(女性→男性)のほうが男性用トイレに入ってトラブルになることはまずありません。なぜか?

そもそも妊娠の初期、胎児は「女性」からスタートするわけで、男性は女性が「進化」したものと言えます。だから F→M のトランスジェンダーは男性ホルモンを注射することで、更なる「進化」が可能。ひげが生え、声変わりし、容貌も男性化して、外見上どこから見ても「男性」になれる。こうして生物学的進化を遂げた F→M のトランスジェンダーが男性トイレに入ってトラブルになることはありませんし、あり得ません。

しかし逆の「退化」プロセスは生物学上は起きません。私たちは女性になりたいトランスジェンダーの言い分(=願望に基づく誇張した自己アピール)を鵜呑みにする傾向があり、女性ホルモンの注射で”アタシこんなに女性的になったわ”→→なるほど!それなら女性と認めてあげようか!となりがちなのですが、女性ホルモンにそこまでの効果はなく、女性ホルモンを注射したからと言って声は高くならないし、ひげだって無くならないので、剃り続けなくてはいけません。

それよりも何よりも、「私は女」と言いながらも、遺伝的・生物学的男に生まれた悲しさ!ナヨナヨしてても女には見えない男っぽい容貌は、例外的に生まれつき美形だったり、整形でもしない限りは女の顔にならない。これが大問題なのです。

確かに女性よりも美しいニューハーフがいるし、彼らは目立ちたがり屋なので、「見て見て!あたしキレイでしょ?」「アタシは女!」とやられると、世間は彼らを「女性」と認めてやりたくなる。

美しいニューハーフのほとんどは整形美人なのですが、でも美人になれれば、いえ、女性に見えるようになれればそれでいいと私は思うのですが、現実は、本物より美しい M→F のトランスジェンダーはごくごく少数で、マジョリティー(たぶん90%以上)は「あな、悲しや!」、一目見てげんなりの「女装の男」。

この事実/この現実を故意に隠蔽し、極めて少数の「女性と見まがう M→F」を前面に押し立てて、自分たちも女性と認めろと要求する M→Fトランスジェンダーの主張は強引すぎるし、身勝手。

言ってみれば、ニューハーフの美人コンテストで優勝したはるな愛のお面をかぶってクリス松村が「アタシも女と認めて!」と言うようなもので、「他人のふんどしで相撲を取るな!」と言いたい。

ちょっと下品にすぎたので言い換えましょう。

極めて少数(=例外)でしかない、美しい M→F のトランスジェンダーを故意に一般化・普遍化し、そのスカートに隠れて「私も女よ!」「女と認めて!」みたいな便乗はやめて欲しい!

もっとあからさまに言わせてもらえば、「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」とばかりに、美しいニューハーフを先頭に押し立てて「女装の男たち」が強引に「俺たちも女と認めろ」とやっているに等しいお前たちはたけし軍団か?

たけし軍団かどうかはともかく、女になりたい男たちは、「本当は女の子なのに、男の体で生まれてしまった」という理屈で世間の同情を呼び込んで「トランスジェンダー」なるカテゴリーを創設。数を頼んで世論に圧力を掛け、世論の側は公平やら平等の思想にとらわれて、「女性を美醜で差別してはならない」みたいな道徳観を「女になりたい男」にも援用して、美しいトランスジェンダーは女と認めるけれど、男っぽいのは認めないというのは不公平。両方とも女性として平等に扱わねば!みたいな固定観念にとらわれて、M→F トランスジェンダー全員を”合格”扱いに。

でも、「トランスジェンダー」とは「性の境界を越えた」という意味じゃないですか。「性の境界を越えた」と称しながら、現実には越えていない、具体的には、女に見えない人間までも「女性認定」するのは行き過ぎです。ブスはどんなにブスでも女だけれど、女装がバレバレの人間は男であって、「女性」ではない。女性になりたければ、「性の境界を越えた」ことを自ら証明すべきです。

七面倒くさいことを言いましたが、ことは簡単。女性用トイレを使いたかったら、女性に見えればいいだけの話であり、「女装の男」であることがバレバレの輩に女性用トイレを使う資格はない。特に、性転換手術も何もしていない女装の男が女子トイレに入るなんて論外。玉を抜き、顔を整形して美人に変貌しつつあるオカマタレントのカバちゃんを見習え、バカ!┗(`゚Д゚´)┛

白人と黒人のハーフが「白人」と認められないのは、彼らが黒人に見えるからであり、白人に見えないからじゃないですか。だったら私たちはなんで「女装の男」としか見えない M→F トランスジェンダーを「女性」として受け入れなければならないの?

女になりたかったら/女と認めてもらいたいなら、「女に見えてくれ」と私は言い続けてきたのですが、そんな私がアメリカへ渡ったら、「反動だ」「トランスジェンダーを差別してる」と責められて袋叩きでしょう(>_<)! でも、女性になりたい人に「女性に見えて欲しい」と望むのが過度の要求でしょうか?

私はそうは思いません。女性になりたいのなら、女性に見えてしかるべきだし、女性に見えてなかったら、おかしい!それがトランスジェンダーの定義なんですから。

男にしか見えず、実際に男なのにもかかわらず、「私の心は女」「だから女と認めろ」「女として受け入れろ」と言われて受け入れる現代人って、裸の王様が「自分は豪華な衣装を着てると思ってる。だから汝臣民は皆、私が豪華な衣装を着ていると思え!」と言われて、「御意!」と受け入れてしまった人たちと、奇妙に一致します。

「外見は黒人だけれど、50%が白人」のオバマ大統領を、その外見ゆえに白人とは認めないアメリカ連邦政府がどの面下げて、性転換手術を受けておらず、「女装の男」丸わかりの M→F トランスジェンダーを「女性として受け入れろ!」と言えるのよ?

「女性」を名乗る人/名乗りたい人は、まずは「女に見えてもらう」。これが M→F トランスジェンダーの社会的責務であり、「女性」であるための最低条件ですよ。そうでしょ?「女」に見えない輩が「女を名乗る」なんて図々しいし、名乗る資格に欠けることは明らか。「黒」のものを「白」と強弁して、誰が受け入れられますか?

M→F トランスジェンダーの”女になりたい気持”は分からないこともないのですが、少年オバマだって、「自分を産んでくれたお母さんが白人なのに、自分はなんで黒人なの?」と、自分のアイデンティティに違和感を抱きながらも、そんな個人的感情を抑えて黒人として生きているわけで、トランスジェンダーだけが特別扱いを要求する権利はない。女に化けることができない M→F トランスジェンダーは、「私は女」と認めてもらいたい欲望を制御・抑制して、「男」として生きてもらう、あるいは、性転換手術を受けてもらうのどちらかしかない。

性転換手術も受けず、女にも見えない輩が「私の心は女」を錦の御旗にして「私が女」であることを無理やり社会に受け入れさせる/押し付けるなんて言語道断。男性が土足でずかずかと女性のもっともプライベートな空間に入り込んできて、「女に見えなくてもアタシは女」「アタシがそう言うんだから、そう認めなさい!」と迫るなんて、英語で言うところの「misogyny(女性蔑視)」であり、「Male Chauvinist Pig(男性優越主義者のブタ野郎)」と非難されても仕方ありません。

どんなに努力しても「女装の男」を克服できない M→F トランスジェンダーはこれを趣味としてプライベートでやっていただく。その辺で妥協してもらわないと周りが迷惑します。

P.S.:2011年の9月にオーストラリア司法省は奇妙な発表をし、これが非常に意味深で奥が深いので、以下にコピペしておきます。

たまたま、このオーストラリア司法省の発表を取り上げた日本語記事の英文元記事を検索したところ、AFPの記事は見つけられなかったのですが、他にもたくさん関連の記事があり、豪政府が導入した「第3の性」が「Inter-sex」つまり「両性具有者」のみに適用されていることが判明しました。

換言すれば、トランスジェンダーに「X」登録は認められておらず、自分が自認する性、つまり、M→F トランスジェンダー(生物学的には男性に生まれたが、自分は女性と思っている人)なら「女性」、F→M トランスジェンダー(生物学的には女性だが、自分は男性と思っている人)の場合は「男性」で登録することが義務付けられています。

弁解するわけではありませんが、2011年9月にこのニュースが流れた当時、英高級紙の「テレグラフ紙」やカナダの「バンクーバー・サン紙」も私と同じ早とちりをしていました。

私自身は、F→M トランスジェンダー(彼女たちは男性ホルモンの注射で完璧に男性の容貌を獲得できる)を認めることに全く異存はないのですが、その大多数が「女装の男」を克服できない M→F トランスジェンダーに”女のライセンス”を与えたことは完全な”過ち”であると考えます。従って、私が犯した錯誤がありつつも、論理展開の大筋に誤りはないと考えますので、このエントリーを残しておきたいと思います。

オーストラリア:パスポートで男でも女でもない「第3の性」登録が可能に

 【2011年9月15日 AFP】オーストラリアで15日から、パスポートの性別表示に「男性」「女性」のほかに、「不確定」との表示が加えられた。これまで性別の変更を求めるトランスジェンダーの人などに義務づけていた性転換手術の証明も、必要なくなった。

トランスジェンダーや両性具有の人たちは、医師の同意書を添えて申請すれば、パスポートの性別を自分が望む性別に変更できる。性別で「不確定」を選んだ場合、パスポートには「X」と表記される。

ロバート・マクレランド司法長官は、この変更は、性転換をしたオーストラリア人にも、男女のオーストラリア人たちと同様に、差別を恐れずに旅をする自由を与えるものだと説明した。

トランスジェンダーのパートナーを持つオーストラリア初の議員、ルイーズ・プラット上院議員は、「彼らはこれまで、パスポートの性別と見た目が異なるという理由だけで、海外の入国審査で拘束されることも多かった。これは不愉快で不便というだけでなく、時には危険でさえある」と話し、今回の変化は大きな一歩だと歓迎した。

-----------------------------------------------

事前補足:AFP記事中にある「X」登録は「Inter-sex=両性具有」、特に、出生時に「女性」に登録された両性具有者を対象とするものです。

既に書いたように、胎児は「女性」から始まりますから、男性はその発展形。従って、男女両方の性の特質を持つ「両性具有」は男性形に”進化”している場合がほとんどで、リオ五輪陸上女子800mで金メダルを取った南アのキャスター・セメンヤ選手を思い浮かべるのが手っ取り早く、あの「男そのもの」の顔で「女性」って言われてもな~!と誰でも思う。

そんな「女性」と思えない外国人に出会った入国管理官が疑問を呈するのは当然と言えば当然で、パスポートに「女性」登録の両性具有者は旅行した先の国のイミグレーションで足止めされて屈辱を味わわされる体験数知れず。なので、政府がそんな両性具有の困難に「X」登録で助け舟を出した。これが客観的な記事内容。

この両性具有対象の「X」登録を私は”トランスジェンダー対象”と早合点してしまってブログを書いたわけですが、M→F トランスジェンダーの「見た目」も「女性」登録の両性具有と全く同じと言っても過言でなく、従って、彼らもまた色々な国のイミグレーションで両性具有が味わったと同じ体験を味わわされられているはずと断言できます。でも、そんなトラブルに出くわしたことを大きな声では語らないし、語れない。

だって、女になりたくて女になったはずの人間が「男」と疑われて取り調べられたなんて話、不名誉もいいとこ。恥ずかしくて他人に話せるわけない。だから、表面に出てこないだけ。びろうな話ですが、尿漏れに悩む中高年の女性は多いはずですが、口にしないのと同じこと。

従って、M→F トランスジェンダーを対象に書いた文章ではあるのですが、その内容は”正確無比”との自信がありますので、皆さん、安心して以下を読み進んでください。

-----------------------------------------------

この記事の前半を読んだ読者の感想はこんなものでしょうか?

性転換手術を受けようかどうか迷い、いまだ自分の性を決めかねている人達(=性転換希望者=性転換予備軍)に「救いの手」を差し伸べて、性転換に踏み切る前に、これから移る/変更する性の前段階としての「試運転」みたいな手続きとしての「第3の性への登録」を認めてあげようとの”豪政府の配慮(思いやり?)”と受け止めるのでは?

でもね、実は違うのよ。以下をもう一度じっくりと読んでください:

<この変更は、性転換をしたオーストラリア人にも、男女のオーストラリア人たち(=生まれついての男と女、つまり普通の男女)と同様に、差別を恐れずに旅をする自由を与えるものだと説明>

このくだりを見て、私は思った(=誤解した) 。なるほどそうか!ってね。

カギは<性転換をしたオーストラリア人にも>

”性転換したオーストラリア人が差別を恐れずに旅行する自由”, この言葉でマクレランド司法長官が言おうとしているのは、こういうことです。

すなわち、性転換しても、変更した性に見えない人が大勢いる→その結果、渡航した先の国で怪しまれる(=それが”差別”ってわけ)。特に M→F(男性→女性への)性転換者(この絞り込み部分は筆者が追加)。

司法長官は慎重に、かつ遠回しに言ってますが、プラット上院議員は、”パスポートの性別と見た目が異なるという理由だけで、海外の入国審査で拘束されることも多かった”と、ストレートに”性転換しても、変更した性に見えない人が大勢いる”と言っちゃってる。ただ彼女、”変更した性に見えない人”が ”M→F(男性→女性)の性転換者”とまでは言っておらず、たぶん気を遣ったつもりなのでしょう。

M→F トランスジェンダー本人は ”性転換しても変更した性に見えてない” なんて絶対に認めないし、彼らの性転換を承認した豪政府の司法長官としても、立場上、「M→F トランスジェンダーには ”女に見えない人が多い”」なんて、口が裂けても言えません。

 こうした M→F トランスジェンダーの実態/現実が背景にあり、そういう、女に見えない M→F トランスジェンダーを救うためにこの措置が講じられた、それが真実なのです。

「X」登録が適用されるのが両性具有のみと判明した後でAFPの記事を読み直したのですが、何かおかしい。

<この変更は性転換をしたオーストラリア人にも男女のオーストラリア人たち(=生まれついての男と女、つまり普通の男女)と同様に、差別を恐れずに旅をする自由を与えるものだと説明>との記述の”性転換をしたオーストラリア人にも””両性具有者にも”でないといけないんじゃない?なんで「性転換したオーストラリア人」になってるの?

そこで想像(Suspicion?)を膨らませてみました。

M→F トランスジェンダーはほとんど全員がメッチャ男っぽい容貌ですから、入管で怪しまれるのはごく普通のこと。で、怪しんだ係官がトランスジェンダーを取り調べるにあたって、「もしかして、こいつは両性具有かも」とか思い、興味本位で身体検査をすることもあるのではないでしょうか?それを司法長官が「差別」と言っているのでは?更に、ルイーズ・プラット上院議員の発言「彼らはこれまで、パスポートの性別と見た目が異なるという理由だけで、海外の入国審査で拘束されることも多かった。これは不愉快で不便というだけでなく、時には危険でさえある」の”危険”の中身もこれではないのかな?

こういう外国の入国管理官の個人的な関心から M→F トランスジェンダーの身を守るために、ごくごく少数でしかない両性具有のために「X」登録を導入したのではなかろうか?

入管係官の前に立ったメッチャ男っぽい M→F トランスジェンダーの旅券に「女性」とあり、「X」でなければ、「この人間が両性具有でなく、ただのトランスジェンダー」であることは明らかで、そんな、入管ではごく見慣れた「女装の変態」にいちいち身体検査などしなくなる。それを狙った「X」登録なのではないかと私は勘ぐります。どうでしょう、オーストラリア在住の皆さん?

 M→F トランスジェンダーの望みは「女性」になることじゃないですか。オーストラリアに限らず欧米のほとん



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。