心と体の性別が一致しないトランスジェンダーの人たちが使うトイレや更衣室をめぐり、アメリカは今大論争になっています。
トランスジェンダー(=性同一性障害)とは「心の性と体の性が一致しない人」と定義され、その場合は「心の性を優先すべき」、「だから彼らが自認する性に一致するトイレを使わせなさい」というのが連邦政府のお達しなのですが、どう見ても ”男性” に見え、かつ現実に”性転換手術も受けていないまるっきりの男性” が女装して「アタシは女」と自己申告するだけで女性トイレに入る権利を付与せよ!となると、いくら連邦政府のお達しとはいえ、行き過ぎで、受け入れられない!と反発するのが全米50州の半数近くに上り、アメリカの世論はまさに真っ二つといったところですが、「体より心を優先させろ!」という主張自体が間違っています。
例えばの話、日本の芸能界には「私は天草四郎の生まれ変わり」とマジで信じてる人がいるじゃないですか。心のアイデンティティを戸籍に優先させるべきなのであれば、こうした人たちの主張も認めてやらないといけないはず。
でも流石にというか、「〇〇の生まれ変わり」 を額面通りに信じる人はあまり多くないし、ご当人も他人に自分の主張(夢想?)を受け入れろとまでは言わないので、生まれ変わり(=Reincarnation)の問題はここでは取り上げません。
「心と体の不一致」で私が最近出会った例に、BBCの「ハードトーク」という番組に出演した自称「黒人人権活動家」のアメリカ人女性がいます。
ところが、ところが、驚いたことに彼女は「偽黒人」だったのよ。アフロヘアーのかつらに褐色のメークで、MCのスティーブン・サッカーが言うまで彼女が白人なんて全然わからなかった。
白人が黒人に化けるのはエンターテインメントの世界で「Black & White Minstrel Show」(白人の男が顔を黒く塗り、白い手袋にカンカン帽の黒人に扮して、19世紀風のドレスで着飾った白人女性と歌ったり踊ったりするショー)がありましたが、芸能界と無縁な普通の白人で黒人になりたい人がいるとは思いませんでした。
この「偽黒人」に驚きはしましたが、でも私は思った。黒人になりたくて、あそこまでうまく化けれたら、黒人と認めてあげてもいいのでは?と。
逆の場合はどうでしょう?黒人になりたい白人は極めて少ないと思うのだけれど、白人になりたい黒人は多いと思う。例えば、白人と黒人のハーフ。
オバマ大統領もその一人で、3歳の時に両親が離婚したので、彼は白人のお母さんによって、そして10歳からは祖父母(母の両親=白人)によって育てられた。だとすると、「白人のお母さん/おじいちゃん/おばあちゃんなのに自分はなんで黒人なの?」とオバマ少年が思ったとしても不思議ではないし、現実に彼はそのような違和感を抱いた旨の発言をしている。
悲しいかな、白人の母親から生まれても黒人が父親だと世間は白人と認めてくれない。だから、心の中では「白人のお母さんから生まれた自分は白人のはず」と思うのだけれど、世間が「黒人」としか見てくれないので仕方なく「黒人」たる自分を受忍しているハーフは数多い、と私は確信する。そういう人たちが「自分は白人!」とカミングアウトしたら、社会は彼らを「白人」として遇するだろうか?
答えは当然「ノー!」になりますが、マイケル・ジャクソンみたいに自己改造できたら認めてやってもいいのでは・・・と個人的には思う。
ここで問題です:白人と黒人のハーフはなぜ「黒人」なのか?
その答えは簡単で、彼らの遺伝子は50%白人だけれど、外見が ”黒人” であり、”白人に見えないから!”。
要するに、心の自分がどうあろうとも関係なく、「見た目が黒人」で白人に見えないなら、「黒人」ということになる(>_<)。これに尽きます。
そして今回取り上げたトランスジェンダー(=性同一性障害)を巡る問題も、トラブルの原因はそれなのです。特に、M→F(男性→女性)のトランスジェンダー(=女になりたい男)が問題で、「私は女」と言いながら、「女装の男」にしか見えない風体の怪しい人間が女性用トイレに入ろうとすれば、「キャー、キモイ男が女子トイレに!お巡りさ~ん!」となりますです。
すなわち、アメリカの世論を二分する「House Bill 2(トイレ法)」で問題視されるのは M→F(男性→女性)のトランスジェンダーのほう(だけ)と言ってよく、F→M(女性→男性)のほうが男性用トイレに入ってトラブルになることはまずありません。なぜか?
そもそも妊娠の初期、胎児は「女性」からスタートするわけで、男性は女性が「進化」したものと言えます。だから F→M のトランスジェンダーは男性ホルモンを注射することで、更なる「進化」が可能。ひげが生え、声変わりし、容貌も男性化して、外見上どこから見ても「男性」になれる。こうして”生物学的進化を遂げた ” F→M のトランスジェンダーが男性トイレに入ってトラブルになることはありませんし、あり得ません。
しかし逆の「退化」プロセスは生物学上は起きません。私たちは女性になりたいトランスジェンダーの言い分(=願望に基づく誇張した自己アピール)を鵜呑みにする傾向があり、女性ホルモンの注射で”アタシこんなに女性的になったわ”→→なるほど!それなら女性と認めてあげようか!となりがちなのですが、女性ホルモンにそこまでの効果はなく、女性ホルモンを注射したからと言って声は高くならないし、ひげだって伸びる速さが多少落ちる程度なので、剃り続けなくてはいけません。
それよりも何よりも、「私は女」と言いながらも、遺伝的・生物学的男に生まれた悲しさ!ナヨナヨしてても女には見えない男っぽい容貌は、例外的に生まれつき美形だったり、整形でもしない限りは女の顔にならない。これが大問題なのです。
確かに女性よりも美しいニューハーフがいるし、彼らは目立ちたがり屋なので、「見て見て!あたしキレイでしょ?」「アタシは女!」とやられると、世間は彼らを「女性」と認めてやりたくなる。
美しいニューハーフのほとんどは整形美人なのですが、でも美人になれれば、いえ、女性に見えるようになれればそれでいいと私は思うのですが、現実は、本物より美しい M→F のトランスジェンダーはごくごく少数で、マジョリティー(80%?90%?)は「あな、悲しや!」、一目見てげんなりの「女装の男」。
この事実/この現実を故意に隠蔽し、極めて少数の「女性と見まがう M→F」を前面に押し立てて、自分たちも女性と認めろと要求する M→Fトランスジェンダーの主張は強引すぎるし、身勝手。
言ってみれば、ニューハーフの美人コンテストで優勝したはるな愛のお面をかぶってクリス松村が「アタシも女と認めて!」と言うようなもので、「他人のふんどしで相撲を取るな!」と言いたい。
ちょっと下品にすぎたので言い換えましょう。
極めて少数(=例外)でしかない、美しい M→F のトランスジェンダーを故意に一般化・普遍化し、そのスカートに隠れて「私も女よ!」「女と認めて!」みたいな便乗はやめて欲しい!
もっとあからさまに言わせてもらえば、「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」とばかりに、美しいニューハーフを先頭に押し立てて「女装の男たち」が強引に「俺たちも女と認めろ」とやっているに等しいお前たちはたけし軍団か?
たけし軍団かどうかはともかく、女になりたい男たちは、「本当は女の子なのに、男の体で生まれてしまった」という理屈で世間の同情を呼び込んで「トランスジェンダー」なるカテゴリーを発明。数を頼んで世論に圧力を掛け、世論の側は公平やら平等の思想にとらわれて、「女性を美醜で差別してはならない」みたいな道徳観を「女になりたい男」にも援用して、美しいトランスジェンダーは女と認めるけれど、男っぽいのは認めないというのは不公平。両方とも女性として平等に扱わねば!みたいな固定観念/平等思想にとらわれて、M→F トランスジェンダー全員を”合格”扱いに。
でも、「トランスジェンダー」とは「性の境界を越えた」という意味じゃないですか。「性の境界を越えた」と称しながら、現実には越えていない、具体的には、女に見えない人間までも「女性認定」するのは行き過ぎです。ブスはどんなにブスでも女だけれど、女装がバレバレの人間は男であって、「女性」ではない。女性になりたければ、「性の境界を越えた」ことを自ら証明すべきです。
七面倒くさいことを言いましたが、ことは簡単。女性用トイレを使いたかったら、女性に見えればいいだけの話であり、「女装の男」であることがバレバレの輩に女性用トイレを使う資格はない。特に、性転換手術も何もしていない女装の男が女子トイレに入るなんて論外。玉を抜き、顔を整形して美人に変貌しつつあるオカマタレントのカバちゃんを見習え、バカ!┗(`゚Д゚´)┛
白人と黒人のハーフが「白人」と認められないのは、彼らが黒人に見えるからであり、白人に見えないからじゃないですか。だったら私たちはなんで「女装の男」としか見えない M→F トランスジェンダーを「女性」として受け入れなければならないの?
女になりたかったら/女と認めてもらいたいなら、「女に見せてくれ」「女に見えてくれ」と私はいつも言っているのですが、そんな私がアメリカへ行ったら、「トランスジェンダーを差別してる」と責められて袋叩きでしょう(>_<)! でも、女性になりたい人に「女性に見えて欲しい」と望むのが過度の要求でしょうか?
私はそうは思いません。女性になりたいのなら、女性に見えてしかるべきだし、女性に見えて当たり前。それがトランスジェンダーの定義なんですから。
男にしか見えず、実際に男なのにもかかわらず「私の心は女」「だから女と認めろ」「女として受け入れろ」なんて、「黒人を白人と認定しろ」と要求するようなもので、無理筋もいいとこ!
「黒人に見えるけれど、50%は白人」のオバマ大統領を白人とは認めないアメリカ連邦政府がどの面下げて、性転換手術を受けておらず、「女装の男」丸わかりの M→F トランスジェンダーを「女性として受け入れろ!」と言えるのよ?
「女性」を名乗る人/名乗りたい人は、まずは「女に見えてもらうこと」。これが M→F トランスジェンダーの社会的責務であり、「女性」であるための最低条件ですよ。そうでしょ?「女」に見えない輩が「女を名乗る」なんて図々しいし、名乗る資格に欠けることは明らか。「黒」のものを「白」と強弁して、誰が受け入れられますか?
M→F トランスジェンダーの”女になりたい気持”は分からないこともないのですが、少年オバマだって、「自分を産んでくれたお母さんが白人なのに、自分はなんで黒人なの?」と、自分のアイデンティティに違和感を抱きながらも、そんな個人的感情を抑えて黒人として生きているわけで、トランスジェンダーだけが特別扱いを要求する権利はない。女に化けることができない M→F トランスジェンダーは、「私は女」と認めてもらいたい欲望を制御・抑制して、「男」として生きてもらう、あるいは、性転換手術を受けてもらうのどちらかしかない。
性転換手術も受けず、女にも見えない輩が「私の心は女」を錦の御旗にして「私が女」であることを無理やり社会に受け入れさせる/押し付けるなんて言語道断。男性が土足でずかずかと女性のもっともプライベートな空間に入り込んできて、「女に見えなくてもアタシは女」「アタシがそう言うんだから、そう認めなさい!」と迫るなんて、英語で言うところの「misogyny(女性蔑視)」であり、「Male chauvinist Pig(男性優越主義者のブタ野郎)」と非難されても仕方ありません。
どんなに努力しても「女装の男」を克服できない M→F トランスジェンダーはこれを趣味としてプライベートでやっていただく。その辺で妥協してもらわないと周りが迷惑します。







