最後の最後で・・・

2011年12月24日 | 日記
なんで入院??
ただいま病室より投稿中。なぜ今?

3週間前に原因不明の5日間連続の嘔吐。

その間に足首の靭帯損傷。

2週間前から体にブツブツができ始め先週ピークに達する。
ドラゴンボールZのドドリアさん(ナメック星でべジータにやられるピンク色のイガイガやろう)のような体に・・・。専属の医師に相談したら、2日間ほったらかしにされ、病状は悪化。

結局アレルギー性皮膚炎と診断される。これまでこんなことなかったのに、やはり環境の変化恐るべし。また、こちらの病院はとにかく「入院」と「点滴」がセットになっていて、無理やり病棟に監禁され、点滴をぶち込まれている今日この頃。今日はクリスマスイブですぜぃ。

また、看護士さんの点滴注射が痛いの何の!血管破裂しそうになるくらいの勢いで注ぎ込まれる。夜は夜ではんけつ状態にされ、おケツに注射やそのままの状態で背中に塗り薬とやりたい放題されている。はぁ情けない。

いつもいつも任務が終わるころにこんなことになる。

前職を退職する直前には生まれて始めインフルエンザにかかり。

派遣前訓練の最後の日には新型インフルエンザ。

そして、今回帰国間際に皮膚炎入院。

これってやっぱり気が抜けている証拠なのかな?
とにかく体重が赴任したときより10kg減っているので、免疫力が落ちているのか、とにかく体重を元に戻そう。

写真は-20℃の世界

To the next stage

2011年11月02日 | 日記
残り2ヶ月

任期も残りちょうど2ヶ月。
活動はまとめに入り、メインの仕事は11月末で終了。
後はオブザーバー的立場で影から見守る形態にする。

この2年間で何をしてきて、何を残せたかというと大きく二つ
「アートを通じての異文化交流促進」
「小児病棟のプレイングルーム活性化」

配属先の意に沿う活動だったか、キルギスの発展にプラスに働けたのかは今の段階ではわからないが、この2年間は「本当に意味のある活動」をテーマに活動してきた。それがわかるのは、開花するのはいつかは誰にもわからない。もうすでに開花しているのかもしれないし。何が成功で何が失敗なのかの尺度がないこの世界、国際協力開発の世界は奥が深い。

その世界をもっと知るために大学院へ進学することに決めた。
専門は自分の専門と開発を組み合わせた「教育開発」。
その中でも特に紛争後の教育開発を研究していく。
出願はすでに終え、合格通知も返ってきている。
University of East Anglia
University of Leeds
Institute of Education, University of London
第一志望のEast Angliaからは昨晩合格通知が届いた。
これからまた次のステップへの準備ができた。
新しい環境に入っていくのは不安もあるが、希望の方がはるかに勝っている。
「おれはまだまだ成長できるし、社会に貢献できる。」
この気持ちを大事にしていこう。
新しい出会いを楽しみ、
「世の中まだまだ捨てたもんじゃない。」ってあと何回思えるか。
それもまた楽しみ。

写真は小児病棟のプレイングルーム
「千羽鶴で教室の活性化を図ろう!」で千羽完成後の集合写真
子供たちはみんな入院中の子達。右端がカウンターパートのイリーナさん。

一年半の活動内容

2011年07月22日 | 日記
任期残り半年を切ると、帰国後の準備で忙しなくなる。
進学や就職などで、自分の経歴を説明する際、
「協力隊での活動で、何をしてきたのか。何が身に着いたのか。」の説明は必須。

進学のためのPERSONAL STATEMENT(志望動機)を作成した際、活動についてまとめたものをここにも記しておきたい。

配属1:Bishkek Art Center
■運営サポート
・組織作り ⇒ 現状の把握・問題の洗い出し・役割分担の決定・規則の設定
・スタッフ評価 ⇒ 対時間効果・対費用効果
・ファンドレイズ ⇒ 助成団体への助成申請など
・広報 ⇒ プレスリリース・HP作成・PR資料作成・プレゼンテーション
・問題提起
・職場作り ⇒ コミュニケーション不足の解消
■イベント企画と実施
 ・キルギス―日本の文化交流 持続可能なアーティスト交換プログラム
 ・南部紛争の被害に遭った子供たち対象 平和テーマのワークショップ
 ・孤児の子供たち対象 アーティスト派遣プログラム
 ・孤児の子供たち対象 チャリティーイベント
■アーティストサポート
 ・海外からきたアーティストのアシスタント

配属2:Help the Children – SKD
■小児病棟での折り紙講座
 ・折り紙を通じての病気の子供たちの元気の素を引き出す
  【ソッコルソ・クラウンを参考(イタリアNGO)】
 ・千羽鶴プロジェクト 平和や病気治癒を祈って、優しさの育成
 ・国際協力体験 日本の未来を担う日本の子供たちに折り紙を手伝ってもらい、国際協
力を体験してもらうとともにプレイングルームの活性化を図る
■小児病棟のプレイニングルームの運営管理サポート
 ・回転率の向上
 ・スタッフの巻き込み 継続を見据えて
 ・広報 ⇒ 話題作り
その他:文化行事
■アメリカ平和部隊【Peace Corp】とのコラボ 青少年育成プログラム
■キルギスボランティア団体【SIDOK】とのコラボ 青少年育成プログラム
■アメリカNGOワークショップ ヘルプ
■在キルギス日本大使館文化行事 参加
■ダンス指導(ソーラン節)                  など

以上、まとめたつもりでずいぶんと長くなってしまったが、
来る仕事拒まず、こなしてきた結果一番身についたものは大きく2つ

■異なる文化に入って、現地の人を巻き込んで仕事が出来るコミュニケーション能力■
■いかなる状況でも活路を見いだせる根気強さと冷静さ■

違う土壌で仕事をしていく上で土台になる能力が向上しているのは間違いない。
細かい分析力やアセスメントなどは机でも学べるが、この上記2つは現場でしか手に入らないもの。
この現場経験を土台にし、一度は学業に専念し、また現場に還元できる力を身につけていきたい。

傲慢な援助

2011年06月21日 | 日記
「傲慢な援助」著者ウィリアム・イースタリー
なかなか興味深い内容が書かれたこの本は、「世界の先進国が貧困削減のために、こんなに資金をつぎ込んでいるのに、なぜ世界は変わらないのか。」に言及している。私の頭ですべてを理解するのは困難だったが、無駄な援助・先進国の思い込みで後に引けなくなっている援助が多いということが赤裸々に綴ってある。
「現場の声を聞かなければ!」が叫ばれて久しいが、いまだに各国の高官など肩書がある人同士のやり取りがほとんどを占めており、現場の意見がほとんど反映されていないらしい。よくある話がいまだに王道を走っている。

小さいころから思っていたこと
「世界の半分の人が一人ひとり、もう半分の人を助ければ解決するんじゃないの?」
今でも考えてしまう。でも世の中そうはいかないみたい。人の欲ってすさまじいね。

そんなことを考えながら、活動を続ける。
幸いなことに、今はやりたいこと・意味のあることをさせてもらっている。
任期の残り半年が来たところで自分の活動に充実感を覚える。
単純なことで
受け手の「助けてほしい」とこちらの「助けたい」が合致しているだけのこと。
でも、一番大事なことで根本だと思う。

「助けてほしい」の声がない場所で、無理に「私がお助けしますよ!」
本気で「助けたい」と思えない現場なのに、強引に理由探して「協力しますよ!」「お役に立ててうれしいです。」
何かこれ変でしょ。

「何とかプロジェクト」とか「何とかイベント」なんか名前がついて大きなお金が動くと、活動やってる気になるし、「おれすごいことやってる」って気になるんだろうけど、どっかで「これって自己満だけで終わってない?」って疑う冷静な気持ちを持つこが大切だと思う。

ボランティアという現場・現地の人に一番近いところでも「傲慢な援助」は存在する。
こういう末端からでも、末端だからこそ援助の仕方を変えていかないといけない。上がどうこういっても、実際に現場の人とやり取りするのは自分たちなんだから。

※写真は活動の一場面

正義の行方

2011年02月08日 | 日記
誠実でありたいと今ほど思ったことはない。
めちゃくちゃまっすぐに生きたい。

みんな何かに縛られて本当に意味のあること・正しいことができずにいる。

「それ意味あんの?」
「それ誰のためにやってんの?」

国際協力の道、看板を背負うことで、こんなにしがらみがついてくるなんて、意味のあることがしづらくなるなんて思いもしなかった。ただ意味のあることしたいだけやのに。

このままだと何十年か後にやりたいことが出来ても、振り返ったらきっと荒れ地が広がってる。

人はいろんな看板背負いながら上手に生きていくしかないのか。
でもそれで大切なことが歪んでいく。
世界が変わらない理由が分かる気がした。

国際協力に必要なのは技術や知識以前に熱意でしょ。なんて言ったら何人が笑うやろ?
でも一番大切なことだと信じたい。

みんな
本当に意味のあることしませんか?
今の社会にはじかれるかもしれんけど、愚直に生きてみよう。


P.S. 宮崎駿監督「風の谷のナウシカ」のナウシカ。ナウシカのような人間になりたい。

Lost my way!

2010年09月26日 | 日記
自分の進むべき道が見えへんようになってる。

何を求め、何のためにこの場におるんかがわからへんように。
自分の行動ぜんぶが中途半端に思える。
せなあかんことはわかってるし、せなあかんことはこなしてきた。
与えられたことは責任もって最後までやってるつもり。
せやけど、最近ふわふわして、全力でやる気にならへん。
気持ちが入らんってゆうんやろか。

なんで?なんでやねん?これなんにつながんねん?
常にそんなこと思って行動してる。
答えが見つかるとときもあるし、見つからんときもある。
休みの日はゆっくりしょうと思うけど、気ぃついたら、いつもそんなことばかり考えてまう。なんで?なんでやねん?おれはなんや?しょーもなっ。
最近体調悪し・・・。体調悪いのが2日続くことなんて、風邪以外経験したことないのに、ここ数週間体が重い。2週間近くゲイリー・シニーズ、いやゲイリー・オールドマン・・・。とにかく大腸周辺でゲリラ部隊と孤軍奮闘。年のせいか?

傍目には、活動順調みたいに見られてることも。職場でイベントやって、せなあかん課題があって、進路もおおよそ決まってて、最近まとめ役をすることもしばしばあるからやろか?順調な要素は何一つないよ。やりたいことなんてこれっぽっちもできてへん。活動もプライベートも含めて。

1年前は何してたやろ?2年前は、3年前は?そんなことを考える。
1年前は訓練所入る前で、親戚や友達にあいさつ回り。(写真は協力隊メンバー)
2年前は説明会聞きにいってたかな。こんとき国際協力やる気満々。
そんとき毎晩聞いてた曲。シーモの「コンティニュー」
この曲何度もリピートしながら応募用紙記入してたわぁ。

「やれるやれるまだやれる。心の底で力をためる。そして叶える。君の人生。費やした時間を称える。負けたら終わりじゃなくて、やめたら終わりなんだよね。どんな夢でも叶える魔法。それは続けること。苦しみ・悲しみ、その先見える光。自分の道、ずっとずっとコンティニュー」

前に勤めていた会社の上司の言葉も蘇る。
「思うのは簡単。行動に移すのはすごいこと。でも、それを続けていくとは誰もができることじゃない。がんばれ。」

原点にかえろう。今夜は久々にシーモの「コンティニュー」を聞く。
少し元気が出て、モチベーションも少しだけ上がった。

デジブック 『出会い』

2010年07月29日 | 日記
デジブック 『出会い』


キルギスと日本をアートで繋ぐプロジェクト第一弾!
Asian Reunion in Silk Road
百聞は一見に如かず。ご覧んあれ!

イベント内容
①大江戸太鼓演奏
②開催趣旨説明
③日本人アーティスト坂本泉プレゼンテーション
④笠原由紀子隊員「筝」演奏
⑤キルギス人アーティスト:ラハット・イティキーフさんのアートパフォーマンス
 with 「筝」笠原由紀子+「大江戸太鼓」
⑥よさこいソーラン キルギスよさこい漁連のみなさん(JOCV)

動かぬ職場

2010年06月30日 | 日記
さて、7月23日(金)にイベントを控えている私たちビシュケクアートセンター。
1カ月前の6月初めより再三「早くプログラムを作らないとあかんで!」と呼びかける。
分刻みの時間割表・役割分担表などのサンプルを見せながら「こいうものをつくって、リハーサルもせなあかんねや!」と説明するが、誰も取り組まない。
ここの人は計画を立てて物事を進めることをしないらしい。
直前になって、なんとなく進めるのがお好きなようだ。
それもそれでいいが、今回は多くの日本人を招待している。いい加減なことはできない。
参加する日本人から「プログラムのあれはどうなってるの?」と聞かれる。
「すみません、まだ決まってないので、決まり次第すぐ連絡します。」の連続・・・。

自分がすべてやれば1日で終わるが、それでは意味がない。しかし、ここでは1日で終わる仕事が1カ月以上かかる。

「自分が頑張っている姿を見せれば変わるかな」という考えで、様々なプログラム案やブロッシャーを作って、さりげなく机の上に置いたりしている。
最近では部屋のデコレーションを手掛けてこんなものを作ってみた。折り紙・切り紙デコレーション(上の写真)
おれアーティストやないんやけどなぁ・・・。
完成翌日、早速糸がもつれていたり、紙が破け落ちたりしていた。なんでキルギスの人は物を大切に扱わないのか?

いい加減イベントが近づいてきたので、昨日「明日皆で決めよう!」と声を上げる。さて本日はどうなるのやら。

日本文化センターオープニング

2010年06月10日 | 日記
写真はカラバルタにできた日本文化センターのオープニングの様子
教育分科会を中心に日本の文化紹介を行った。
様々な国の出し物があった中で、日本の出し物は
①よさこいソーラン
②たて笛
③コムス(キルギスの伝統弦楽器)
④合唱(世界に一つだけの花 手話付)

ソーラン節の際には会場も大いに盛り上がった。(写真がそう)

今回は日本文化センターに配属の短期Vが仕切り役。
いろいろな勉強をさせていただいた。
次は自分の番!
7月と8月に立て続けにイベントがある。
がんばろう!

デジブック 『日・韓・米ガチンコ』

2010年05月11日 | 日記
デジブック 『日・韓・米ガチンコ』


5月8日(土)キルギス国立体育大学にて
日本・韓国・アメリカの3カ国でソフトボール大会を実施!

日本14-2韓国
日本23-8アメリカ

という結果になりました。

やはり強かったですね日本!
協力隊からは五十嵐・鈴木孝・長村が参戦。
微力ながら力添えをさせていただいた!
それにしても日本チームの打つこと打つこと!
繋ぎの野球に徹し、WBCを思い出させる結果になった!

そのあとは懇親会!
韓国主催の韓国料理屋で3カ国で親睦会を!
共通語の英語とロシア語を駆使して、会話。とても有意義な時間になる。
アメリカと韓国の方が結構飲むので、こちらもそれに合わせて飲む。
ビールのジョッキの中にウォッカを入れた小コップを沈ませて一気飲み!
これは韓国のスタイルか?
さすがに、気分がよくんばった段階で、み・水をいただく。
ふらふら状態で、今度は大使とカラオケ。

大使は英語の歌がお上手で、英語の歌を好んで歌っていた。
しかし私たちは酔っていたので、大使そっちのけで、大盛り上がり。
大使も喜んでくれていたような気もするが、やりすぎたような気もする・・・。
結局歌うや踊るやのどんちゃん騒ぎの中カラオケは終了。
頭ガンガンするなか。帰路につく。

しかし今回の大会を通じて、様々な方(普段の仕事ではお会いできない方)と交流ができて本当に楽しかった。こういったつながりを大事にしていきたい。
次は6月にフットサル大会。今度は韓国チームにぼこぼこにされてしまいそうだ・・・。