日々の覚え書き

とある地方都市で働くキャリアコンサルタント・くるみーの業務日誌
日々のできごと、勉強したことあれこれ

歴史の名言から学ぶ(1)

2016-04-18 07:35:58 | 仕事術
先日の夕学五十講を受けて

竹中平蔵氏の著書
「不安な未来を生き抜く知恵は、
歴史名言が教えてくれる」
を読んでみました

氏が言うまでもなく、歴史の名言は
私たちに多くの示唆を与えてくれます

「歴史の名言は、常に自らの行動を
戒め、導いてくれます」

なるほど

そんななかから、気になった言葉を…

「平凡なことを毎日平凡な気持ちで
実行することが、すなわち非凡なのである」
(アンドレ・ジッド)

たしかに平凡なことでも、
毎日コンスタントにするのは
平凡(もしかしたら、以下かも?)
な今のくるみーにはなかなかに
難しいことです

そして、もうひとつ

「世間は正しい」
(松下幸之助)

…言葉だけ見ると

…?(いやいや、なにを…)

と思うこと多々の今日この頃ですが

この含意として、

世の判断は間違うことはあるけど

「長い目で見れば世間は正しい
評価をするのだから、それに
耐えるビジネスをせよ」

…ということだとすると

なんとなく力付けられる

…かな?


と思う月曜日の朝です




示唆に富む小話

2016-04-14 21:46:04 | 仕事術

本日の夕学五十講より
テーマは「長期利益の源泉を考える」
講師は楠木建氏

本論とはまた違うところですが
氏の話のなかで、私たちの仕事の
なかでも通じる話があったので
書き留めておきます

・経営は自然現象ではない
自然科学で言う「法則」がない

ビジネスにおける言説は法則ではない
役に立つかも知れないが、大外しする
可能性もある

ふむふむ…

・トークスクリプト
相談者と専門家

相「どうしましょう」
専「さぁ、わかりません」
相「…使えねぇな」

専「こう考えてみたらいかがですか?」
言えるのはせいぜいこれくらい

これはあるあるです
(今日の気分です)

答え?もらうことに期待しすぎ
(厳密な意味で答えじゃないけど)

そして、そこに安易にこたえるのは
違う気がします
正直でありたいです


・経営は
理論はなくても論理はある

論理は「無意味」と「嘘」の間

無意味とは自明なこと
嘘は法則(こうすればうまくいく)
のこと

つまり、法則ほど普遍性はないが
自明のことよりは意味のある…
と言えるのが論理

なるほど!


・論理的に繋がっているものを
横に並べるのは愚問

これは仕事探しのプライオリティ
の話にも言えるかも


普段のしごとに重ね合わせると
なかなかに興味深い

本論についてはまた明日

楠木さんの話し方はおもしろかった
よい気分転換になりました

「衣食住」に気を配る

2016-04-07 18:37:26 | 仕事術

「仕事も人間関係もうまくいく
ANAの気づかい」より



「おもてなし」の目標は
「快適さを提供すること」
だそうです

「快適さ」というと人それぞれ
捉えどころがなさそうですが、
「快適さ」を判断するには、
「衣食住に問題ないか」
ということがひとつの指針に
なるとのこと

衣食住、しごとにおいては
・身だしなみ
・食事(お腹がすいてないか)
・環境(暑くないか、寒くないか)
のことを指します

「快適」なのはこれらの点で
問題がない状態ことだそう

ちなみに、この「快適さ」
お客様のためだけのものでなく、
お客様に対応する者のためのもの
でもあります

お客様にしっかり対応する、
パフォーマンスを発揮する、
そのためにもまずは自身が
快適であることが必要だから

そういうことでいうと、
私たちが日々のしごとにおいて、
十分なパフォーマンスをあげる
ためにも、自分自身の衣食住に
気を配ることは役立ちそうです


さらに考えてみると、
その点では何も衣食住だけに
限定しなくてもよくて、
そのひとそのひとの
『衣食住』=
「パフォーマンスのもと」
があるのかもしれません


ちなみに、
くるみーのパフォーマンスのもとは

・食べる
・寝る
・歌う

でしょうか

食べる、寝るはとりあえず
生きていく上の基本動作、
ということで

あと、歌うはとくに人前で話す
機会があるときにテンションを
もっていくために必要です

今日も人前で話すことがあり、
通勤中、某アーティストさんの
ライブ音源を聞き入ってました

…が、実際のパフォーマンス

かっこいい歌の方ではなく
モソモソしたトークの方が
うつってしまいました


…まぁ、いいかぁ


「ならでは」な視点

2016-04-05 19:55:09 | 仕事術

新年度始まって、数日

毎日、あれやこれやでお昼時間が
ずれ込み、お腹すいた感も消えて
しまう今日この頃

また、多少の気がかりごと?が
あるので、なるべく席を空ける
時間を作らないようにしている
こともあり
(我ながら、意外に義理堅い…)

ついつい軽食で済ませてしまいます

そんな中、たまたまあるお店で
パンとサラダ、ゆで卵、という
喫茶店のモーニングセットの
ようなメニューを発見


これはいい!


ただ、偏食くるみー
パンにバターが苦手なので、
お店の方にひとこと

「パンにバター塗らないでください」

とお願いしました


そして、やっと休憩、ホッと一息
席について、ぽーっとしていると

カウンターから

「サラダもドレッシングを
かけない方がいいですか?」

おぉ、なぜそれを!

そうです。
ドレッシングも苦手なのです

即答「お願いします!」


おかげで、パンもサラダも完食
ストレスフリーなランチタイム
でした

あぁ、ありがたいです


でも、なぜわかったのでしょう?


そこで、お会計のときに店員さんに

「先程はありがとうございました」

と言うと

「あぁ、お客さんも鍛えてるんですか?」

「?鍛える…ですか?」

「僕なんか、飲食やってるといつも
わざと味を薄くしてるんです
だから、お姉さんも同じく味覚を
鍛えているのかと思いました」

…キタエル?

「いえ、味覚が軟弱なんです」




うーん
味覚に「鍛える」という概念が
あったんだ…

その世界のプロならではの視点
みたいなのがあるのかなぁ?と
なんだか新しいモノノミカタを
教えていただいた気分です

たぶん、この方に限らずで、
普段のしごとの中で身に付いた
視点とかってあるんでしょうね

そういうのを垣間見られたようで
おもしろかったです

ちょっとした気分転換とお気遣いに
ほっこりした気持ちになりつつ、
しごとに戻るのでした




おもてなしについて(2)

2016-04-03 14:37:40 | 仕事術

…もともと(2)として書こうと
思っていたことを忘れてしまいました


ですので

ちょっと違うお話


「おもてなし」というと、それこそ、
ホテルスタッフや旅館の女将さんなど
きちんと礼儀正しく、みたいな感じが
浮かぶのですが、おもてなしが

「お客様がいい感じに感じてくれること」

とするとそうとも限らないのでは、と
思うときがあります


たとえば、くるみーの現在の勤務先は
地方の住宅街です

来られる方たちはビジネスパーソンと
いうよりは、近所の住人の方


そんなところで、接客するときに
折り目正しく、きっちり、しっかりな
接客をすると

…浮きます

いや、しないとしないで怒られるんですが
標準語でパシパシッとやるとなんとなーく
打ち解けない感じが…


くるみー、もともと人見知りなので、
対人対応にはぎこちなさがあります

それにしても、ここで接客してると
これまでとはなんだか勝手が違う

そんなことを感じていたのです


…が

あるとき思い至りました


お客さんが「いい感じ」になるためには
今までと同じ、じゃなくて対応も今の
お客さんに合わせていく、寄っていく
必要があるという

当たり前のことですが


そして、この場合
「お客さんに合わせて」というのは

・この地域の生活レベルの話ができること
・この地域の言葉を使うこと

ではないかと


くるみーさん
今までどちらもできていなかったのですよ


・生活レベルの話

くるみー:「最寄駅、バス停はどちらになりますか?」
お客さん:「あの、あそこ、○○電機あるでしょう?」
くるみー:「○○電機ですか?(どこの??)」
お客さん:「ほら、手前に△△あるでしょう?」
くるみー:「???(それは、なんですか?)」


お客さんは地域の情報を所与のものとして
話されるのですが…
いまだにさっぱりわかりません??
(私鉄の主要駅を覚えるのがやっとです)


なので、こちらに関してはとりあえず置いといて


・地域の言葉を使うこと

要は方言です

こちらを意識的にやると、なんとなくですが
以前より打ち解けてくれるような気がします
(とくにおじさん、おばさん)


自分としては、まだまだどうも話していても
不自然感はぬぐえませんが
(大くくりに言えば地元なのですが…)

不自然は不自然なりに(ときに他方言もまじりつつ)
なんとなーくお客さんに合わせる努力をすることで
「いい感じ」を感じていただけてるのではないか
と少しだけ感じています


「気取っている」とかとか言われることも
少なくなりました
(これはいいことなのでしょうか?とも思うけど)


きっちり、しっかりもいいのですが、
相手の前提条件に溶け込むこともひとつの
おもてなしかもと思っています




…ただ、弊害がないわけではなく

これがですね、自分で聞いていても、ときどき
キャラ変わってるかも、と感じることがあります

「いやー、ホンマっすねー!」

とか言い出さないようにだけは気を付けようっと