先週の11日、世の中がひっくり返るほどの災害に日本全国が揺れました。
被災された方々には、心からお見舞い申し上げます。
地震の瞬間皆さんは、どこにいらっしゃいましたか。 私は、組合の全国理事会で、半蔵門のホテルにて
会合の真っ最中でした。コンクリートの躯体に響く、『 カ~ン! コ~ン! 』という異様な音に震えました。
今までに味わったことのない恐怖の音でした。 流石に先輩理事の皆さんも机の下に入りました。一度、
落ち着いたところで、全館放送が入りました。『当ホテルは、阪神大震災後の建物です。ご安心ください。』
そうは言っても不安です。係りの案内で、非常階段を1階まで誘導されました。途中、壁が剥がれたり粉に
なって散っている間を通り抜けながらの避難でした。1階が吹き抜けで天井の壁が落ちそうになってるのを
発見しました。結果として、ホテルは本当に丈夫でした。
ガラスも恐ろしいので、外へ避難することにしました。窓ガラスも怖いけど、目の前が皇居なので、避難
しました。ビルから出た人が、どんどん避難してきます。
ホテルの計らいで、和室が避難場所として開放されました。交通手段が麻痺状態なので、都内の理事も一度は
車で出ましたが、30分で断念して戻ってきました。そこでの一泊を余儀なくされたのですが……
テレビでは、寒い駅で立ち往生されている方、冷たい体育館でしのいでいる方々を見ながら、大変申し訳ない
気持ちになりました。暖かい暖房の部屋、しかも畳の上、ウォシュレット付きトイレ、座布団… お茶、水。
しばらくすると、炊き出しがサービスされました。なんと贅沢な食品が並びました。外人客も大層大喜びでした。
ありがたく頂戴しましたが、やりきれない思いです。
加えて、歯ブラシなどのサービスも出て驚くばかりです。
かなり時間はかかったものの、お陰さまで無事に帰宅できたことは、感謝です。
早い復旧を心より祈っております。