先週は2つの研修がありました。
私たちの仕事は日々の利用者様への対応はもちろんですが、定期的な研修や事例の検討会等学びも必要なのです。
☆今回の研修その①
● 苫小牧で想定される自然災害と災害への備え
という内容でした。苫小牧市の地域防災マネージャーという方の出前講座を受講致しました。
元自衛官で災害派遣経験者の方でしたので、災害時のリアルな状況を興味深く伺いました。
苫小牧で記憶に新しいのは何といっても胆振東部地震ですよね。あの時のブラックアウトはこたえました。
いつも「大変だねえ」とみていた被災者に、今私たちはなっているという初めての感覚。
苫小牧でも死者2名・重軽傷者23名を数えていたんですね。
住宅の半壊も5件あったんです。
直接の被害が少なくてもその後の停電によって信号は暗くて道路の移動は命がけ、
大きな交差点には交通整理のおまわりさんが出動していましたが
一般道はあたりをよく見たとしても、安全とは程遠い危険な状況で車を走らせていました。
各家庭でも電気が復旧するまで心細い夜を過ごしましたね。
それ以前には平成25年の大雨、東日本大震災の時も津波の影響がありました。
苫小牧だって災害と無縁ではないのです。
いざというときにどう動くか、そんなシミュレーションや備えも心がけましょうという今後に生かす内容でした。
☆研修その②
● 身寄りのいない人の支援に関する研修
近頃は兄弟親戚との縁も薄く、身寄りのない人が増えています。
縁が薄いだけでなくまったく付き合いがなかったりそもそも存在も不明だったり
そういう方の重要ごとを決定するためにはどうしたらいいか。
人生の重要ごとを決定するには判断力が衰えていたり病気によって出来なくなっていることもあります。
ペットを飼っているのに急に入院が必要になったら誰が世話をするのか?
電気ガス水道や新聞をとっていたら誰が止める手続きをするのか?
身近な困りごとはいくらでもあるのです。
人それぞれ困りごとは違うのでこれ!という決定版はないのですが、
どういうところへ相談すればいいのかという情報だけでも見当をつけておきたいものです。
暑くなってまいりました。水分補給を心がけて脱水にはくれぐれもご注意下さい。