そして、島根県でのキャラバン活動も終わります
海上は穏やかで、私は離れてゆく隠岐をずっと見ていました。
約2時間のフェリーの道中、ほとんど甲板で海を眺めていました
フェリーはお隣、鳥取県の境港に入港。
境港から再び街宣活動をしながら、松江に戻ってきました
ここまで、本当にたくさんの方々に支えられ、勇気付けられながら進んできたキャラバン隊。
地元OB会の皆さん、JICA島根デスクの推進員さん、対応してくださった表敬先の皆さん、宿泊先で丁寧に対応してくださったおねえさん、通りすがりに駐車場で声を掛けてくださったおばあちゃん、隠岐でバスケットボールをしていた少年たち、木次の学校帰りの小学生、フェリーでお話したおじさん、たくさんの人の顔が浮かんできます。
本当にたくさんの素敵な縁に恵まれたキャラバン@島根でした
関係してくださった人、出会った場所、物、すべてのものに、感謝しています。
本当にありがとうございました。
今日は、朝からフェリーで移動です
今朝は波も穏やかで地元フェリーのどうぜん号も揺れがあまり気になりません。
フェリーを降りると、今日もさっそく知夫村での街宣活動です。
まずは、島の西側を目指して走るキャラバンカー。
島の山肌にはたくさんの牛が放牧されています。
なんだか人よりも牛にたくさんPRできたかも…
知夫里島では、あかはげ山と赤壁を目指しました。
赤壁は、想像以上に鮮やかな赤い壁面が突き出していました。
鉄分を多く含んだ凝灰岩が赤く染まり、陥入した玄武岩の白っぽい帯と打ち寄せる海の青がとても映えていました
知夫村は、小さな村ですが、高齢の方々も現役で働いていらっしゃいます!!村全体が支えあって兄弟のように暮らしていらっしゃる知夫村。
副町長様とは、いろんなお話をさせていただき、現職参加制度にも関心を持っていただきました。また、出前授業にも、学校に行くのは、いいとご理解いただきました。
今も送付している募集要項を役場の窓口に置いて下さっていますが、今後とも広報誌への掲載などを通して、村民の皆さんにPRしていただけると協力的な姿勢でお話いただきました
本日、朝はどんよりの空模様でしたが、西ノ島へフェリーで移動するころには雲がきれて晴れ間がのぞきました
海士町はたくさんのIターン者が暮らす町で、海外から来て暮らしている方もいらっしゃいます。島の全てを見せ、島外からのたくさんの人を受け入れ、その人たちからさらに刺激を受けていると話して下さった総務課長様。島で育った人のさらなる育成事業に活用できそうだと協力隊の現職参加制度へ高い関心を示してくださいました。今度の管理職会議でさっそく話しますと、意欲的な姿勢を示していただきました
海士町から西ノ島町へはフェリーで渡ります
西ノ島町に上陸したのは、表敬予定時間の約3時間前。
さっそく西ノ島町での街宣活動へ発進!!
絶壁の下には青色グラデーションの海、丘の上には放牧された牛や馬。
丘と動物と海とが一つの雄大な風景になっていました
さらに反対側から島を南下すると、たくさんの隠岐牛がいました。
スピーカーから流れる大きな音に驚きながらも、青い車に興味津々。みんなでこちらを振り返っていました
たくさん走った後で、給油タイム
市役所から程近い、どうぜん石油さんにお邪魔しました。
どうぜん石油さんでは、たくさんのステッカーが貼られたキャラバンカーをみて、うちのも…、とステッカーをいただき、また、お店にポスターを貼っていただきました
協力隊に関心を持っていただき、お話もさせていただき、ほのぼのとした一時でした
西ノ島町では、シニアボランティアで参加されたOGの方に同行していただきました。副町長様からは、出前講座について、子どもたちに聞かせるのは夢が広がっていい、多様な視点を子どもたちにもたせることにつながるとのお言葉をいただきました。また、現職参加制度にも関心をもっていただきました。さらに、今日のお話を積極的に話していただけるということでした。今後とも、島から海外ボランティアに出ている人の声を町報などに載せていただけるといううれしいお話もいただきました
隠岐のステッカーもいただきました
そして、夕方には、中ノ島に戻りました。
帰りのフェリーでも職員さんと協力隊のお話や島のお話をして楽しい時間を過ごしました
今日の海上は先日よりは穏やかで、小雨がぱらつくものの、デッキにたてないほどではありませんでした
そして、島前上陸です。実は、島根県民でありながら、島前には初めての訪問。木造の素敵な港に迎えられました
海士町でもさっそく街宣活動を行いました。島をぐるりとまわり、名水100選に選ばれた天川の水、後鳥羽上皇御火葬塚などの前も回りました。この間に、雉に二度も遭遇しました!!
そして、島の先端の木路ヶ崎灯台へも足を伸ばしました。
灯台前の広場には方位図が描かれ、どっちを向けばどこの港があるのか分かるようになっていました
そして、灯台近くの山肌には牛が放牧されていました!!
そういえば、灯台の近くにこんな看板もあったなぁ
降りしきる雨の中、こちらをじっと見つめるうるんだ黒目。
角の色がとってもきれいな牛でした
こうして雨の中の街宣活動は終わりました
まずは、壇鏡神社を目指して走りました。
大きな2本の杉の後ろの鳥居をくぐり、お社を目指して歩きます。朝降った雪の道には、キャラバン隊の足跡とウサギの足跡
たくさんの狛犬の奥には壇鏡神社のお社。
その両脇には神々しい2つの滝がありました。
次の目的地は隠岐ソバのお店、そば工房尾見
隠岐そばはそば粉100%で打ったそばに、焼き鯖からとったダシ汁。ここではそばの上にネギ、白ゴマ、岩海苔がたっぷり。そしてほのかにゆずの香りが
つなぎを使わないそばなんて、ぱさぱさ切れておいしくないのでは…と、思いましたが、そんなことは全く感じさせない力強いそばでした。ゆずも鯖も岩海苔もゴマもソバとのバランスがとれていてとてもおいしくいただきました。出雲そばもいいけど、隠岐そばもなかなかです
同行してくださった島根県のJICA推進員さんを西郷港に見送り、今度は島の逆側を回り込んで街宣しました。途中、バスケットボールをしている少年たちが素敵な笑顔で手を振ってくれました
そして、この日最後の目的地はよろい岩
隠岐の島町は島のいたるところで岩肌が見え、ここが昔火山の噴火でできた島だと主張しています。
よろい岩は、まさにその火山活動の瞬間が切り取られた場所。
流れるマグマの上に火の玉となった別のマグマが上から落ちた瞬間が切り取られています。
上から落ちてきたマグマの玉が瞬時に冷やされて固まったので、雫形の岩になっているわけです
険しい道を1キロ以上も歩いた先に見られた岩は、夕日を受けて、まぶしく輝いていました。
美しい柱状節理と白波砕ける日本海の波、岩の後ろから差し込む光、全てが美しくマッチしていました
朝の天気予報では、松江に強風・波浪注意報、東北地方では、低気圧が発達しており、大雪の予想も…。隠岐、大丈夫…?
キャラバン隊の心配もどこ吹く風、フェリーは通常通りのダイヤで運航しました
フェリーのデッキに出ると、ものすごい風。うっかり口をあけると、閉じれなくなるんじゃないかと思うほどの勢いで風が吹いています。海上の波も白波がたっていました
フェリーでの2時間半、何度か安眠を波に妨げられながら、無事に西郷港に到着しました。
隠岐の島町では、小学校からの教育を大事に考えておられ、出前講座や、パネル展などに高い関心をもっていただきました。さっそく、情報を生涯学習課と教育委員会に下ろしていただけるとのお言葉に、地域の皆さんで一緒にいろんな情報を共有し、町づくりをしておられる姿がみえました。さらに、事業紹介のパネルなどがあれば、町役場の町民スペースに飾りますとのありがたいお言葉。キャラバン隊一同、感激です
ハードルを下げるためには、情報をきちんと伝えることが大事と、こちらが学ぶことが多い訪問でした。
隠岐の島町では、校長先生からご依頼をいただき、磯小学校にもお邪魔しました。ここでは、教職員の皆さんにJICAが紹介できる取組みや出前授業で実際にどんなことができるかのお話、さらに参加型ワークショップを行いました。自分の中の当たり前が、当り前ではないことに気づかされるワークショップで、先生方にも実際に体験していただいて、ご好評いただきました
~番外編~
町での街宣を終え、島の反対側にある今宵の宿へ向かいました。
ホテルに着くと、その先に美しい滝が見えます
雪の舞う中、思わず見とれてしまいました
9号線を走りながら街宣活動を行いました。
また、立ち寄った道の駅などにポスターを配布しました。
益田を出発して、まず立ち寄ったのは島根お魚センター
売店でポスターとチラシの設置をお願いすると、すぐにポスターをはっていただきました
鰈専門店では、お店の元気いっぱいのお母さんといろんなお話をしました。協力隊事業やキャラバン活動にもとても関心を持っていただき、心温まる激励のお言葉をいただきました
9号線をひたすら走り、休憩に多岐の道の駅によりました。キララ多岐は、多くの人が立ち寄る人気の休憩スポット。ここにポスターを貼っていただければ、と思いましたが、掲示スペースに空きがなくすぐには無理と言うお話でした。それでも、場所が空いたら置いていただけるという事で、ポスターとパンフレットを預かっていただきました
多岐を過ぎて、神在湖の近くにある養護学校にもお邪魔しました。
年度末の忙しい時期にお邪魔したにも関わらず、快くポスター掲示を引き受けていただきました
明日はいよいよ隠岐です
私も冬の隠岐は初めて★
~番外編~
浜田の道の駅でこんな看板を見つけました
鳶に注意!!の看板です。
そういえば、私も友達と日御碕灯台でイカ焼きを食べていたら、友達のイカ焼きを鳶がものすごい勢いでさらって行ったことがありました。
日本海のおいしい海産物は、人間だけでなく鳥にとってもご馳走なんですね
浜田のおいしい赤天やにぎり天は格好のターゲットになるのでしょう。
港近くにはたくさんの鳶の姿がありました。
益田市では、国連の旗を机に飾っていらっしゃる国際感覚豊かな市町様から、とにかく外に出ないと!!という力強いお言葉一度外に出ると日本の良さやもっとよりよくするために変えていこうとする意識が高まるというお話をうかがいました。協力隊事業にもご理解いただき、市報やホームページで引き続き、ご協力いただけるとお話をいただきました
津和野町にいく途中、同行隊員の勤務校に立ち寄らせていただきました。ここでは、校長先生にポスターを渡し、掲示していただくことができました
校長先生と校舎の前で
津和野町では、対応いただいた副町長様から、日本人は自分を表現するのが苦手だけども、協力隊の人は表現力や主体性が磨かれているだろうと、温かいお言葉をいただきました。出前講座にも、ええことですわ、と賛同いただき、今後、津和野の地域の方ともお話する機会ができる予感また、町報やケーブルテレビなどで広報いただけるとお話いただきました。さらに、町のホームページとリンクして、情報を取り出しやすくしたらいいというご提案もいただきました
吉賀町では、町長様から不透明な時代だからこそ外へ行くのはよい、とお話いただきました。また、若いころ、行きたいと考えていらっしゃったという町長様に、今の現職制度についてお話させていただくと、協力隊に応募するぐらい元気のあるのがおればいい、と、協力隊事業に対する熱い関心と期待を感じました。吉賀町では町長様と町民の皆様の距離が近く、広報用の配布物も役場だけでなく、学校や公民館にも入れて、地域の方に広く浸透するとよいとご提案いただきました
~番外編~
今日は、立ち寄りで津和野町役場津和野庁舎にポスターを持ってお邪魔しました。
この庁舎はもともと鹿足郡役所として使われたいたものだそうです。
大正、昭和のかおりがする素敵な建物でした
ぜひゆっくり訪れたい津和野の町だと思います
今朝の大田の風景は、うっすらと雪化粧邑南町では、和やかな雰囲気の中でお話が進み、対応いただいた副町長様の言葉には、熱意と誠意を感じました。紹介できるチャンスはあると広報の協力をお約束いただきました。特に、公民館の積極的活用にご協力いただけると具体的にお話をいただき、公民館活動を足がかりにして協力隊の活動を知っていただける可能性を感じました
江津市では、積極的に質問やご意見をいただき、お話の弾んだ時間となりました。市長様からは、21世紀においては協力隊など国際的な取り組みを強化していくことが今後の日本が歩むべき道であると、大変ご理解あるお言葉をいただきました。世界に貢献できる子どもを育てたい、小さいころからいろいろなものに触れて、好奇心を育てることが重要であると、教育に対する熱意を感じるとともに、出前講座の利用にも関心を持っていただきました
浜田市は、これまでも帰国隊員が多く、また、帰国報告を兼ねて地域の方とお話しできるお話会を開催していただいております副市長様にも、帰ってきたOBの情熱、行動力を評価いただき、協力隊は絶対プラスの活動であると力強く励ましていただきました。また、現職参加制度についても詳しくお話を聴いていただき、周知にご協力いただけるとお言葉をいただきました浜田市では、記者クラブさんのほうにもご連絡いただいており、訪問の様子を取材していただきました。
浜田の道の駅、夕日パーク浜田でポスターとチラシを置いていただきました
~番外編~
今日の天気は雪
特に朝は吹雪いていて、山々が綿帽子をかぶっていました
しかし、午後には雲も切れ、晴間ものぞく天気に
夕日パークからは雲に沈む夕日が見られました
春は近いですが、まだまだ油断はならぬ山陰の2月です。週末は隠岐へ行くので、天気が落ち着いてくれることを祈っています