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ミノパパの写真日記 ―風景・街角・サッカー・釣り・音楽―

山陰は島根県松江市から出雲地方のチョット気になるコトを写真とともに紹介します

二階の縁側

2012-10-06 11:08:00 | インポート
すっかり秋めいて夏用の写真が役にたたず困っています。

さて。いつのブログだったか、宍道湖はアオコの臭いがスゴイので山陰への旅行は10月の三連休の方がいいですよ、なんて案内したことがあるのですが、10月になっても宍道湖のアオコは消滅していません。

水を替えていない夏の金魚鉢のように緑色の粒子が湖面を覆っています。
臭いもなかなか強烈で困ったものです・・・・・

松江に暮らして10年目ですがこんなことは初めて。いったいどうしたのか?

従来、宍道湖のアオコの発生は、低塩分、高温、高日照の条件で大量発生すると考えられていました。つまり、大雨などによって塩分濃度が下がり、そこに高温、高日照の条件が重なったときに大量発生するというものです。逆に、多雨により塩分濃度が低下してもそれ以外の条件が揃わなければ大量発生しないとも考えられていました。

しかし、研究によると、1999年のアオコの発生は、高塩分、低温で起こっており、発生のピークも11月中旬で日照もそれ程多いとは考えにくく、どうやらこの辺りからアオコの発生要因が従来とは違ったものになっていたようです。

いろいろ調べてみると、アオコの発生の要因にアンモニア態窒素なる物質の存在があるようです。コレは湖底の泥から供給されるらしいのです。
アンモニア態窒素は夏場に増加し低層から中層へと拡散し、アオコの発生要因の一つになるのですが、そこに塩水の下層への流入により、中層から上層へ拡散しアオコの発生を助長します。
宍道湖の湖面近くに、つまり、低塩分、高温、高日照の条件の下へアンモニア態窒素が供給されると言うわけです。


周辺自治体の下水道の整備により生活排水の流入は抑制され、水質、透明度とも上がっていると考えられてきた宍道湖。
ところが、湖底の泥に過去の負の遺産が眠っていたとも考えられます。

さて、大橋川沿いの店舗の2階に昔ながらの旅館のようなディスプレイがあります。

      

この部屋からセミの声とともに暮れ行く大橋川と宍道湖を気持ちよく眺められる日は来るのでしょうか。

つづく    ・・・・何が

<撮影機材>
Canon PowerShot S100


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