ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

避難者のお話

2023-08-26 14:26:50 | 平和のために

 

「原発ゼロネット」のつどいが、8月5日にありました。

わたしは参加できなかったのですが、新婦人の西京支部ニュースに

詳しい報告がありました。

 

全文を引用します。

 

ーーーーー原発ゼロネット 第22回つどいーーーーー

 浪江町から避難の菅野みずえさんを迎えて、原発事故の経験と福島の現状について、

たっぷりとお話いただきました。先祖伝来の田畑や家があり、人と人の深いつながりも

あり、まさに「ふるさと」と呼べる場所を一瞬にして奪われた。とりわけ、子どもたち・

若者たちは、思い描いていた未来を根こそぎ失い、避難先では差別に会い、引きこもって

しまった者も多数いた。また飼い犬たちは、地面を裸足で這い被爆し放題で、身体中から

血を流し、あるいは癌になってみんな死んでいった。事故後、庭に咲いたひまわりなどは

巨大化し、イノシシとブタの自然交配が進み、その身体からは高濃度の放射性物質が出て、

焼いたあとの灰にも煙にも放射性物質。

 そんな中、政府の方針に振り回され、避難する人、しない人、福島に戻る人、戻らない人

・・・と県民はさらに分断されている。支援が早いか泥棒が早いか、というくらい家々には

泥棒が入った。今、更地となった帰還困難区域は核開発の実験場として、大企業がやりたい

放題の儲けの場にしている。

 汚染土がいっぱいでも、8000ベクレル以下を日本中の高速道路建設などに使って、

放射能を広げる方針は間違っている。福島原発の敷地はまだまだあり、海洋放出も必要ない。

固形化して敷地内にあと30年でも置けばいい、そのうちに新しい技術も出てくる、食べて

応援は間違い、子どもたちに食べさせてはいけない、福島の木は建材として使ってはいけない

……と菅野さんの言葉は、原発の恐ろしさを知らせ、事故の経験を福島で終わらせようという

覚悟を感じさせるものでした。

 沖縄!や地区からも参加があり、上関原発予定地での使用済み核燃料中間施設受け入れを

止めようとの声、関電前行動など、行動をもっともっと強めよう、と声があがりました。

 暑い中、30人近くの参加があり、元気の出るつどいになりました。

 

          支部ニュース「たんぽぽ」8月7日付けより


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海洋放出中止を! | トップ | 高野豆腐店の春 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。