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日常雑記&BL創作、成人婦女子向。
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(2006.11.1~)

鰻ってきましたv

2012-08-12 07:52:02 | 日常雑記
横浜で食べた鰻の味に納得できなかったので三島に行ってきました。

さすがお盆の時期ですね。高速道路朝から渋滞……。
「うん、車無理だね。電車で行こう」
家から三島まで、ふつーにJR乗っても1時間半くらいだからね。

というわけで到着しました。三島駅。
「えーと、目的の鰻屋は三島駅より三島広小路駅からのほうが近い」
「駅前?」
「うんにゃ、駅から徒歩10分はかからないと思うけど……」
「三島駅からどのくらいか検索してみよう」
某なびたいむ、で検索。
「えーと、三島駅から約二キロ……」
「……夏じゃなかったらここからでも歩くね私」
「暑いよ……。かといって三島広小路駅からも微妙かなあ。バスとかないのかバスとか」
とか話しているときに、駅前に観光案内所発見。
「ダンナ、あの観光案内所見て」
「ん?パスのルートでも聞く?」
「いや……レンタサイクル500円てある」
「おおおおおおそれは素晴らしい」
で、行きました観光案内所。

……無料でしたよレンタサイクル。
何でも電動機つき自転車だと3時間500円だけど、フツーのママチャリだと午後の4時まで無料!!

借りるでしょう、無料のほうを。

そーいうわけで、ママチャリなんぞ、久しぶりに乗りました。自転車借りつついでに一応三島観光マップをもらう。
ガイドブックとか全然持ってこなかったしね。
とりあえず、鰻屋さんの住所と電話番号だけメモしてきてただけだし。
このもらった地図が秀逸でした。ありがとう地図。
やっぱ旅に地図は必要だよねぇ……。

で、自転車。
いつも私が乗っているのはマウンテンバイク系のチャリなので、ちとふらつく。まあすぐに慣れました、けど、しかし……。
「ノリヲさん、そっちのママチャリのブレーキ、ちゃんと効く?」
「いや……すんげえ効きが悪いですよダンナ……」
ブレーキ、すかすか。効きが悪いってかなんていうか……整備してんのかい!
「ま、ゆっくり走って、早めにブレーキすれば大丈夫でね?」

ということで、とりあえず、気をつけながら鰻屋へ。

ちょっと自転車で流す知らない街っていうのが楽しくなったです。
「この自転車はちょっとあれだけど、自転車楽しいね」

などとダンナと話しているうちに鰻屋到着~。


既に行列。
お客さん20人くらいかねえ。

「うわ、ダンナ。すごいよ行列」
「こ、これは…かな~り待つのか……」
ファーストフードの20人ならすぐでも、鰻屋は、待つね。。。。
「でもこれだけ並んでいるってことは鰻の味に期待が持てる」
鰻三日目っつーのはお財布に優しくないですよ。。。ここで納得してくれいダンナ!
「そだね、並ぶか……」

が、えらい勢いで、がががががががと列が減っていきます。
「あれ?行列サクサク進むねえ…」
「店の中、超広いのかな?座席すげえあるとか?」
そうじゃありませんでした。
完全相席。
一つのテーブルに椅子が6つあったら、その6つにきっちり6人座らせます。
だから、知らない人と一緒の席で食事ってのは嫌だとかいう人には向いていないお店ですね。そして、食ったら皆様すぐに、会計して行かれます。
回転率がものすごい早い鰻屋さんだ。

ほら、鰻ってさ。
食べたらちょっとまったりして、「ふいー、うまかったねえ……」とか言いながらお茶なんか飲んでちとだらだらしたいじゃないですか。
それ、している人、皆無。
皆様、食し終えたら速攻立ちあがってお帰りです。ちとせわしない感じ。鰻を食ったという余韻は無いわなあ……。

しかしウナギは美味かった。

「そうそう、こういう鰻が食べたかった……」

昨日と違い、ダンナも納得の表情です。

よ、良かった……。

鰻だけ食べに、三島に来たんですけど、せっかくレンタサイクル借りたんだから適当に三島の町を観光することにしました。
「とりあえず、三島大社行こうか」
で、鰻屋さんから三島大社に行くルートの途中に川がありまして。

ふと見ると看板が。

「川の中、歩けます」

なんだろこれ、と思ったら、川の真ん中に遊歩道みたいな木の板張りの道ある…。
「歩こう!!」
でこの川がすごく楽しかった!思わず童心に帰りました。
ワーイ、と歩く歩く。
すると、増水のためか、その道途中から水に浸かってましてね。
「どうするダンナ。あそこ歩くとサンダル濡れるが…」
「もちろん歩くさ!」
びちゃびちゃ音を立てて歩きます。
「うおおおお、すんげえ水が冷たい!気持ちがいい!!」
水も綺麗ですよ。さすがに飲んだりはしませんが。
「ふーん、ミシマバイカモだってあの水草?コケ?ほら白い花が咲いているやつ。あれ、観光マップによると冷たくてきれいな水んところで生息するんだって」
「へー。とりあえず、いつまでも足を浸していたい水だ……」
「つーか、夏なのに、この水に足入れっぱなしだと足の感覚なくなりそうなくらい冷たいんですが……雪解け水なのかしらねえ」
「なんにせよきっと、この水で鰻しめてるんだから美味いんだよきっと!」
「あー。そうだねえ、横浜の水道水で扱う鰻とは比較にもならんかなー」
「そーかもねー。鰻美味かったし」
いや、よこはまのうなぎもおいしですよ。
ただ我々が求める鰻と方向性が違ったってだけで!
そして、次に三島大社へ。
本職の、カメラマンみたいな人が待機しているから何かなーとか思ったら、なんと!花嫁さんが!
「あら、三島大社で結婚式かしら?」
と思ったけど、どうやら写真撮影だけしに来たらしくて。
でもなんかこーいいもの見たな~って感じです。
新郎新婦、渋い趣味だなとか思ってちらとみたら、お二方ともご年配の方でした。私の両親くらいの年代かしら?
「えーと、熟年再婚って感じ?お互い連れ合いを亡くし、子育ても終えた老後を共にする新たなるパートナーをゲットし、第二の人生を送る……とか」
勝手に妄想をします。
「そういう人生もあるが、そうならないようにお互い仲良く長生きしよう」
「えへへへへー」
私とダンナは仲良しです!
なので末長く、二人して一緒にいきていられるようにお参り。

「さて……なんか飲みたいぞ、喉乾いた」
「自転車借りたところの環境案内所の前ん所に楽寿園ってのがあって、ビアガーデンって看板あったけど」
「良いねえビール飲みたい!」
「じゃ、この水辺の文学碑とかいうのがある道通りながらビアガーデン行くか!」
「おー!」
途中道に迷いましたけど、道教えてくれる親切なおじさんとかいて、無事に、到着v
しかーっし!
「雨天中止……って」
「まだ雨はふっとらんぞ!降りそうな天気だけどな……」
そう、空はどんよりと、如何にもこれから雨降るぞーって感じです。
山のほうにも濃い雲がかかってますし。
おかげで自転車流すのも楽だったんだけどね。日差し、厳しくないし……。汗はかいてるけどさ。
「えーと、どする?」
「コーヒーでもいい…けど、三島駅前にあるのか?どとーるとかべろーちぇとか」
「なさそうっていうか、せっかくだからいつも入っている店じゃないところに入りたいってか温泉入ってきりっとしたビールとか飲みたい」
「それはある。が、三島に温泉あるのか?」
「あるだろうけど、調べてない。この観光マップには乗ってないよ」
「……じゃ、熱海だ。あそこならある」
「そだねー、熱海行こう熱海!二駅しか離れてないし!」
ということで熱海に移動。
適当に看板見つけた日帰り温泉に行きますとも!
温泉の泉質は、塩系ですねえ。ショッパイです。さすが海近……。

温泉出てみると……
「うわ、温泉浸かっている間にひと雨来たらしい」
道路が濡れています。
「うわーラッキー。温泉で雨宿りだ」
なんていいながら熱海は観光地ですからね、やっぱり買うでしょうお土産。
「干物よりも、こうなんていうのか……佃煮とか塩辛とかの気分だ今」
「あ、あれ、ねぎとエビ入りのかまぼこっぽいやつ美味そう……」
いや、買ったものすべて美味かったです。
特に塩辛!!
いやーこれで酒飲んだらすんげえ美味いぞおおおおおおって一品でした。
「熱海、良いね!」
「人多くなかったらな……」byダンナ。
「それってば無理よ、ただでさえ観光地。あーんど今お盆で海水浴シーズン」
「ああああああ海水浴っ客か!まずい!」
「何が?」
「そろそろ海水浴終えて帰る人と多分電車一緒!!!」
激コミですね。
混んでますね。
いや、コミケよりは空いてますけど。
そんなこと言えるはずもなく。
「座って帰りたいいいいいいい」
「無理よダンナ。ほらホームに人がいっぱい」
「ううううううう」
すんげえ悲しそうです。
「お財布の中にも一万円札様はいらっしゃらないのよダンナ。千円札様と小銭オンリーよ」
なにせ、二日レンチャンで鰻だからな。
無駄な出費は敵だ、状態です。
「う、うううううう。おれは混んでいる電車嫌いだ……。そんなもの、いつもの通勤の時だけでいい……。せっかく旅行来て、一時間半立ちっぱで帰るなんてそんなの嫌だあああああ」
ダンナは朝のスーパーラッシュにもまれて出勤しているからなあ……。
「ダンナ、東海道線で帰るよ。新幹線代は無い。……だけど、グリーン車使おう」
きらんとダンナの目が輝きます!
「グリーン車!その手があったか!!」
たいそうな喜びようです。
グリーン車代はそんなにかからんしね……。座って帰れてこんだけダンナが喜べば安いもんですよ……。
「おれ、ビールと弁当買ってくる!グリーン車で飲もう!」
アラフォーなのにこーゆーところが可愛いんですよねうちのダンナ。

そーして帰宅の途につきました。

鰻、楽しかったです美味かったです。納得の一品でした。


「また鰻食べたくなったらこようねー」
「うん」

また、ということは少なくとも明日ではない!
てことで、三日連続はなさそうです鰻。

ホッと胸をなでおろす私でした~。


ではまた☆