久々のワイドショーネタといえば、エントゥイステル事件である。
イギリス人のイケメン夫ネイル・エントゥイステル(27)はヤングエグゼクティブ風、アメリカ人妻レイチェル(27)そして9ヶ月の愛らしい娘リリアン、幸せそうな家族の写真がこれでもかこれでもかと出てくる。娘を抱くネイル、娘に微笑みながら話しかけるネイル、家族3人でハイチーズ、二人を見守るネイル…
レイチェルのイギリスの大学に短期留学中に出会った二人は2003年に結婚、そして昨年の9月からはアメリカに引越して来た。そして先月からは家賃2700ドルの瀟洒な戸建をボストンにも近いホプキントン借りてマサチューセッツに腰を落ち着けた、ようだったが、今月20日にメインベッドルームでレイチェルとリリアンが撃たれて死んでいるのが発見された。
まもなく、夫ネイルのBMWがローガン空港のガレージに停めてあることが発見された。イギリスの実家に身を寄せていたネイルだが、マサチューセッツ地方検察から妻子の殺人容疑と銃刀法違反の容疑で起訴されたため、ロンドンで出頭しアメリカへチャーター機で移送されて来た。
凶器は22口径のピストルで、殺された妻レイチェルの父親が所有しているものだった。ネイルを完璧な夫としてレイチェルの実家での評価は高かったため、実家への出入りも自由だった。ネイルは17日に義父といっしょにこの銃の試し撃ちをしたという。したがって、この銃のしまってあったロッカーの鍵の場所も知っていたという。ネイルはその後忍び込んで、銃を盗み、妻子を撃ち殺した後、実家の留守宅に忍び込んで銃を元の場所に戻したらしい。そして19日にはイギリス行きの片道切符でアメリカを後にしたようだ。
19日に夕食の約束をしていた友人が不審に思って、警察に届けたが中に人気がないことを確かめただけだった。20日になってもう一度詳しく調べたところ、寝室のベッドの上の死体を発見した。一目にはカバーがきっちりかけられておりわからないようになっていたという。妻レイチェルは頭を打ちぬかれ即死、赤ちゃんのリリアンは腹を撃たれて失血死というが、苦しんだ様子はなかったという。
警察では、ネイルには多額の借金がイギリスにあり、一家がアメリカに来た9月以降働いた形跡がないことから、カネに困って無理心中を図ったのではないかと見ている。妻や妻の実家にはイギリス政府の情報関係の仕事をしており、機密上詳しく言えないと自分の仕事について解説していたようだ。
二人の葬式にも参列しなかったネイルだが、供述によると20日に家で撃たれて死んでいる二人をベッドの上で発見、その後イギリスへ向かったと主張している。弁護人はあまりにもメディアの取り上げ方が(ワイドショー的で)ひどいため、公平な裁判にならないと懸念を表明している。その上で、ネイルは妻子殺しの容疑については無罪を主張する模様だ。
Disclaimer-------------------------------
このブログはアメリカのメディアの記事に基づき、作者の意見や背景を交えつつ解説するものです。参考にした記事の正確性については保証できません。
イギリス人のイケメン夫ネイル・エントゥイステル(27)はヤングエグゼクティブ風、アメリカ人妻レイチェル(27)そして9ヶ月の愛らしい娘リリアン、幸せそうな家族の写真がこれでもかこれでもかと出てくる。娘を抱くネイル、娘に微笑みながら話しかけるネイル、家族3人でハイチーズ、二人を見守るネイル…
レイチェルのイギリスの大学に短期留学中に出会った二人は2003年に結婚、そして昨年の9月からはアメリカに引越して来た。そして先月からは家賃2700ドルの瀟洒な戸建をボストンにも近いホプキントン借りてマサチューセッツに腰を落ち着けた、ようだったが、今月20日にメインベッドルームでレイチェルとリリアンが撃たれて死んでいるのが発見された。
まもなく、夫ネイルのBMWがローガン空港のガレージに停めてあることが発見された。イギリスの実家に身を寄せていたネイルだが、マサチューセッツ地方検察から妻子の殺人容疑と銃刀法違反の容疑で起訴されたため、ロンドンで出頭しアメリカへチャーター機で移送されて来た。
凶器は22口径のピストルで、殺された妻レイチェルの父親が所有しているものだった。ネイルを完璧な夫としてレイチェルの実家での評価は高かったため、実家への出入りも自由だった。ネイルは17日に義父といっしょにこの銃の試し撃ちをしたという。したがって、この銃のしまってあったロッカーの鍵の場所も知っていたという。ネイルはその後忍び込んで、銃を盗み、妻子を撃ち殺した後、実家の留守宅に忍び込んで銃を元の場所に戻したらしい。そして19日にはイギリス行きの片道切符でアメリカを後にしたようだ。
19日に夕食の約束をしていた友人が不審に思って、警察に届けたが中に人気がないことを確かめただけだった。20日になってもう一度詳しく調べたところ、寝室のベッドの上の死体を発見した。一目にはカバーがきっちりかけられておりわからないようになっていたという。妻レイチェルは頭を打ちぬかれ即死、赤ちゃんのリリアンは腹を撃たれて失血死というが、苦しんだ様子はなかったという。
警察では、ネイルには多額の借金がイギリスにあり、一家がアメリカに来た9月以降働いた形跡がないことから、カネに困って無理心中を図ったのではないかと見ている。妻や妻の実家にはイギリス政府の情報関係の仕事をしており、機密上詳しく言えないと自分の仕事について解説していたようだ。
二人の葬式にも参列しなかったネイルだが、供述によると20日に家で撃たれて死んでいる二人をベッドの上で発見、その後イギリスへ向かったと主張している。弁護人はあまりにもメディアの取り上げ方が(ワイドショー的で)ひどいため、公平な裁判にならないと懸念を表明している。その上で、ネイルは妻子殺しの容疑については無罪を主張する模様だ。
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