映像方式

中国と日本ではリージョンコードの他に映像方式というものが異なります。
日本はNTSCという映像方式を採用しており、中国ではPALという映像方式を採用しています。
なので、日本のDVDプレイヤーでは、中国で販売されているPAL方式のDVDは再生できません。
逆もまた然りです。
中国製のDVDを再生するためには、映像方式を変換することのできるDVDプレイヤーか、映像方式を変換する機器が必要となります。
パソコンでは映像方式の違いは関係ないので、日本製のパソコンでもPAL方式のDVDビデオを再生することができます。
ただ、動画がぎこちなくなる可能性があるので、安定して再生したいのであれば、映像方式を変換できるDVDプレイヤーを使ったほうが無難であると考えられます。

映像方式には日本で採用されているNTSC、中国で採用されているPALの他に、フランスやロシアで採用されているSECAMの3つが代表的です。
NTSCが走査線が525本なのに対して、PALとSECAMは625本で、より動画を綺麗に映すことができます。
PALのほうが画像が奇麗なのは、NTSCを改良した映像方式がPALだからです。