昨日の「メイドインJAPAN☆日本を誇りに思えるSP」では京町家の職人さんがカナダへ行って室内をリフォームしてました。
まさか職人さんがカナダへ出向いてまでリフォームとは驚きましたね。
中でもキッチンのリフォームで吊り戸棚を職人の技術でプルダウン方式の吊り戸棚を造ったのには驚きました。
吊り戸棚の奥から棚を引き寄せて木のレール(蟻桟)を通して下ろす仕組みの「吊るし棚」。
金具を使うと錆びるという配慮からだそうです。
もし設計士が考えるとするとすぐ金具を使う発想になるのではないでしょうか。
職人ならではの発想ですね。
施主様を驚かす大工の技術は昔から培われてきたものだと思います。
大工の間で技術を競い合うのでお互いが切磋琢磨します。
しかし現在では設計士が主となって建築が進みますから競い合うことは無くなり、それほど凝った技術を求められなくなってきました。
大工の発想力やひらめきを大事にし、活かしていくことで日本建築はもっと発展してゆくのではないでしょうか。