◆ 人は「自分が認める相手」と付き合いたいのです。
「セールス」というと、お客様に頭を下げながら一所懸命に商品の
説明をして、買ってくれるようにお願いしているような状況を想像
する人が多いかもしれません。
しかし、現実にはこのような状況では商品は売れていきませんし、
また、そのようなセールスをする人は多くありません。
会社同士の商談、消費者への小売、などを想像してみてください。
実際の現場では、お互いの持っている希望や情報の一致点を
見出すために、相手の「人」を理解しようと色々な会話がなされて
いるのです。
その中で、一番重要なことは「相手を認める」という感情です。
人はどんな時に相手を認めるのでしょうか。それは相手が自分を
認めてくれていることを実感した時です。
相手を認めるとは、どういうことでしょうか。それは相手の本質を
見ていることを表現することではないでしょうか。
例えば、「お召の洋服は素晴らしいですね」と相手の服装を褒める
よりも、「お召の洋服のコーデイネイトが素敵ですね。どちらかで、
専門に勉強されたのですか。」と、相手の感性や努力を褒める方
がより相手を認めることになります。
すると、相手の気持ちは「この人は、お世辞を言っているのでは
なく、経験を積んだ信頼できるビジネスマンだ」と感じるのです。
相手を認める行動とは、同時に自分も認めてもらう行動のことと
言えるのではないでしょうか。
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