先日、仕事中の午後2時半頃、自宅から私の携帯に電話がかかってきた。
フェイかな?と電話にでてみると、
「お母さん・・・フェイ・・・血ぃ出たぁ・・・
」
と半泣きの声。
「どうしたの!?転んだの?」
と聞くと、
「うん・・ごろんだ・・・血ぃいっぱい出た・・」
どうやら学校の帰りに転んだらしい。
この時間、家にはフェイ一人だ。
ヒューが帰ってくるまでまだ時間がかかるので、仕方なく少しだけ外出させてもらい家に戻った。
いったいどんな大ケガなのかとドキドキしたが、キズはひざの擦り傷でたいしたことはなかった。
ただキズの範囲が広かったため、確かに血はけっこう出ていた。
でもフェイも電話では半泣きだったのに、家に戻ってみるとわりと元気でちょっと安心した。
キズの手当てをして、
「今日はケガしたからおとなしくしててよ。」
と言い残し、私は再び仕事に戻った。
仕事を終え、家に帰るとヒューももう帰宅していた。
ヒューはいつもフェイにちょっかいをかけてはケンカしているので、
「ヒュー、今日フェイは学校帰りに転んでケガしたんだからおとなしくさせといてよ。」
とクギをさしておいた。
するとヒューが言った。
「え?でもさっきフェイ、自転車にのって出かけてたよ。
」
・・・・・。
「え~!?
」
あの半泣きはなんだったんだ?
夜、父ケンに聞いたところ、その日同じような時刻にフェイは父ケンにも電話をかけたらしい。
父ケン「でも半泣きじゃなかったよ。普通の声だった。」
・・・・・。
なんで私にだけ半泣き?
しかもそのあと自転車を乗り回してるし。
・・・とにかくケガが大したことなくてよかった、ということにしておいた。
そして次の日、フェイに転んだ場所を案内してもらったところ、転んだこととは関係ない驚きの事実が判明。
フェイは学校に行くときはヒューと一緒に行っているので最短距離の道を通っているが、
帰りはナゼか、ものすごく遠回りをして帰ってきている事がわかった。
理由を聞いても、
「先生がこっちにきたから(たぶん最初の集団下校のとき)。」
というだけでよくわからない。
登校時の最短距離に比べると3倍近く長い距離を歩いているし、
車通りの多い道の信号のない横断歩道を渡らなくてはいけないし、危険極まりない。
「来週からは学校に行った道で帰ってきて!」
と言っておいたが、なんだかまだ腑に落ちない様子。
新一年生の毎日は、新しいことの発見の連続だ・・・。
にほんブログ村
この話しを聞いていたヒューいわく。
「こないだオレが帰ったとき、先に帰ってるはずのフェイが向こうから帰ってきたから変だと思ってたんだよね。」
・・・そういうことは、早く言ってよね!