aquele que te prometeu (1989コパカバーナ海岸)
晩年のバーデンパウエルはリオのジャズクラブで見た。
セットリストがバーデンのアルバムと、ほぼ同じであった
録音されたのが90年なので、その2年後に
同じ場所で聞いた時、曲の合間に
かなりスパニッシュな雰囲気で
喋りながら、速弾きしていたのを覚えている
formosaとviolao vadioは歌に合わせ
観客も歌っていた
メリジアンホテルの地下にリオジャズクラブは有り
2ブロック先に友人のアパートがあった
このクラブはトニーニョも初めて見た場所でもあるが
こじんまりとした居心地良いところで
記憶が正しければ
10時から始まるのが常だった様に思う
最初の渡航から30年も経つが
ブラジルも変わらぬ様で少しずつ
変化していく
街中に漂っていた
アルコールガスの甘い匂いも
年月が流れるうちに
渡伯するたびに
だんだんと感じられない様になった
そこはかと街角に香る
柑橘系の匂いもなくなり
生活様式や経済的発展以上に
その変化を感じたが
格差社会の厳しさは変わらない