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トップダウンの視点について (緋色)
2009-12-29 11:01:01
私は特別支援学校(高等部)に勤務しています。
高等部になるとトップダウンで課題が設定されることが増えると思いますが、ベースとなるスキルをどのように共通理解されていますか?
また、(アセスメントに基づいた)ジョブマッチングあっての
トップダウンですよね?

不勉強な分野なため、自信がないのですが、本年度から勤務している職場の反省で、上記のようなことを共通理解しませんかと書きました。
トップダウンについて正しい知識を教えていただけないでしょうか?
 
 
 
一口には説明が難しいのですが。 (BOUZAN)
2009-12-29 12:25:30
基本にはトップダウンを重要視しています。

中学部、高等部はじめにかけて、あまりトップダウンを意識せずにアセスメントをしていきます。

1つはフォーマルなアセスメントでスキルチェックします。

1つはインフォーマルなアセスメントで多くの現場実習や事前訓練の中でアセスメントします。

その両面を整理しやすい検査があります。

それがTTAPというわれるものです。
たぶん来年初旬にはでますので、参考にされてください。このTTAPはTEACCHによって作られや物です。以前あったAAPEPの改訂版です。(私も翻訳チームの一人です。)


また、私の就労モデルが、近日発行の梅永先生の本の中で紹介されていますので、参考にされてください。

その他、細かい部分は、いずれ自分で本を出すつもりですので、お待ちください。


一言でいいますと、特別支援学校では、そんなジョブマッチングができるほどのアセスメントができる環境ではないということが言えます。

もちろん先駆的に、現場実習を真剣に、年間を通して取り組んでいる学校はありますが。


も1つ、アセスメントはスキルだけではなく、環境との相互作用でのスキルアセスメントが必要です。非文脈と文脈の両方のアセスメントが必要です。

高等部になって新しいスキルを教えるのは遅いです。

高等部は、持っているスキルを整理して、ジョブマッチングし、環境マッチングする時代です。

今の日本の多くの特別支援学校の実習の方法、作業班の持ち方で、アセスメントに考慮した、またトップダウンの視点での移行支援は難しいのが現状だと思います。

一応、なんらかの形で国の方にもアプローチをしていくつもりです。
 
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