木瓜Gがいく

相続放置と空き家

 今回Gにも相続の話があったがその手続きの面倒さに思ったこと。例えば、亡くなった人に預貯金はあまりなく、売れそうにない不動産だけがある場合。しかも子供や配偶者がないとか認知症になっているとかして直接相続手続きをする人がいない。法定相続人は多数いるが近くにはいない場合。相続放棄するような負債はなさそうで法定どおりに分ければ少しはもらえる可能性はある。よくあるように亡くなった人は遺言を書いてないので法定相続になる。遺言がないことが一番問題を残すが、こんなとき、

 誰が音頭を取ってその相続手続きをするか?法定相続人は皆亡くなった人のいた場所から遠い所に住んでいて、互いにあまりよく知らないとか、あったこともない人がいる。まず故人の預金残高を知るだけでもわざわざ故人のいた土地に行って銀行相手に戸籍気謄本などの書類を整えていく必要がある。それで判明した預金残高が1円ということもある。余程暇で善意のある人でなければ馬鹿らしくてやってられない。残高が分かったとしても、それを払い戻すには法定相続人全員の同意と実印などをとらねばならない。これが離れた人が多くいる場合はどんなに手間暇がかかるか。わずかなお金をもらうのにこんな面倒なことを好んでする人はあまりいない。結局、相続放棄でなく、ただ相続を放置したままで、今に至っていることがあるのでは、、、いや、そんなのが一杯あるのでは。預金はいつか国庫に入るかもしれないが、困るのは不動産。市町村は固定資産税を取れない。といって市町村が相続手続きを取ることはない。ということで放置された土地や空き家は増え続けるのでは?そしてその未相続の空き家と土地の法定相続人もどんどん増えてもう完全に赤の他人ばかりになってしまう。もうすぐ空き家は1000万戸になるとか。

 聞くところによると、2023年から相続による登記は3年以内にすることになったとか。また、2024年からは相続土地国庫帰属法というのができて、古い所有者不明の空き家などを国庫に帰属できるようにして増えすぎの空き家を緩和するとか。

 これから空き家を相続する人には助けになりこれ以上空き家の増えるのは防げると思う。しかし、すでにある800万戸を上回る空き家は持ち主が不明なのが大半ではないか。こんな場合に何十人もいる法定相続人の誰かが進んで先祖が放りっぱなしにした古い負動産を国庫に帰属させることを申請し、ときには古い家を解体し、管理手数料を払わない限り国のものになることはない。誰がそれをするかいや誰もしない。

 そんな法律では空き家は増えないかもしれないが減りはしない。それよりもこのような相続がなされないまま3年以上たったものは強制的に国が没収するとでもしない限り事態は好転しないのでは?

 Gの若いころは土地は財産と言われたが、今では田舎の土地はただの負債に成り下がってしまった。時代の変化はおそろしいものだ。

やれやれ今日も暑い日。一体いつになったら30度を割る日が来るのか。又最低気温が25℃を下回るようになるのか?もう疲れた。

 

 追加 ウクライナの反撃が始まったのが8月30日。毎日ウクライナの進撃が続き、ついに東部のハルキウ州の奪回に大きく進んでいる。というより、どうもロシア軍が戦闘をしないで敗走を始めたようにも見えるようである。そしてモスクワにも何か異変が起きたようなとかSNSがあったとか?これからは目が離せなくなっているが、悪逆非道のロシアをやっつけるウクライナに栄光あれ!

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