慧眼FX&商品CFD

イーストヒル ジャパン株式会社スタッフによるFX&商品CFDブログ

キャリートレードに支えられるクロス円

2008-10-14 11:22:38 | マーケット情報
昨日のサマリー   

米国株式市場が前週末まで8営業日続落していたが、銀行への資本注入などを柱とする各国当局による金融支援策を好感し、月曜日には大幅に反発し、ダウとS&Pは1日としては過去最大の上昇を記録した。ダウ工業株30種は936.42ドル(11.08%)高の9387.61ドルで引け、上げ幅は過去最大となり、1933年3月15日以来の高水準を記録した。

欧州諸国の政府は、英国が主導し、銀行への資金注入や債務保証などの施策を各国が講じることで合意した。また、米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行(BOE)、スイス国立銀行(中央銀行)は、銀行間貸出金利の上昇緩和に向け、市場への米ドル資金供給拡大策を発表した。これを受け、市場への安心感が広がり、リスク選好度も高まったため、キャリートレードの再開に繋がった。

クロス円の上昇につられて、欧州系通貨は反発した。ニューヨーク時間、ユーロドルは1.3683の高値を付け、ポンドドルは1.7442まで反発し、その後、価格はやや反落した。


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