相鉄線とJR埼京線の相互乗り入れが始まり、見慣れないイケメンの電車を新宿駅で見かけました
ただ『海老名行』と書かれた行先表示にピンと来る人がどれほどいるのか
18時頃の新宿駅は大混雑です
ところが、新宿始発の相鉄線直通『海老名行』はガラ空き
武蔵小杉までは湘南新宿ラインと同じルートでも、その後は相鉄線に入ってしまうから横浜以遠には行きません
その辺りのルートがまだ浸透していないのが理由かも知れません
相鉄線は横浜の人なら知らない人はいないでしょうが、神奈川県中部と横浜駅を結ぶ、かなり利用者のある私鉄路線です
相鉄沿線から東京方面に出るには必ず横浜駅で乗り換えが必要なので、横浜駅周辺は乗り換えのついでに買い物などをする人も多かったはずです
それが相互乗り入れの開始で、横浜駅を通らなくなりました
これで通勤・通学客の流れは大きく変わったことでしょう
電車1本で恵比寿、渋谷、新宿まで足を伸ばせてしまうのですから
相鉄線の横浜周辺の商業施設にも変化がありそうです
しかも、相鉄の目玉はこれからです
次は東急東横線との相互乗り入れが待っています
これもかなりのインパクトがあります
相鉄線の横浜駅利用者数がどれだけ減るのか、とても興味があります
私は東急沿線に住んでいて、若い頃は横浜駅周辺で買い物をしていましたが、運転免許試験場のある二俣川へ行く時以外に相鉄線を利用したことはありません
ある意味、ローカル私鉄です
JR線や東急東横線から少し離れた場所にターミナルのある相鉄横浜駅はいつも混雑していた印象があります
都心への直通乗り入れの実現で相鉄線沿線はさらなる発展が見込まれるでしょうが、それまで相鉄線のターミナル駅として絶対的地位を確立していた横浜駅は今回の乗り入れ事業に関しては『蚊帳の外』と言えなくもないでしょう
これで横浜駅は県内移動者向けの神奈川県中部への玄関口のひとつに過ぎなくなります
まあ、実際に都心へ通勤・通学する人がどれだけ占めるのかわかりませんが、今後、増大が見込まれるのは間違いないでしょう
このように、鉄道事業は人の流れを変えて、駅を変え、果ては街をも変えてしまう
光ばかりではない
必ず影がある
工場労働者がたむろする汚くて臭い町だった武蔵小杉が、今では住みたい街ランキングの上位だなんて、ちゃんちゃらおかしいです
まあアホみたいに林立するタワマンに気取った顔で住んでいるのは、どうせ田舎者の小金持ちなんでしょうけどね
表面的なところだけ見てセレブ気取りとは勘違いもいいとこです
ということで
先のことなんて分からないものですね