ほっと一息つくことができる

この場合には、愛を求める気持ちが食欲とすり替えられたわけだ。本来の欲求が満たされるまでは、食べても食べても空腹は癒せない。食べることで、その場は何とか欲求を押し殺し、ほっと一息つくことができる。

そして、「私はいまのままで十分幸せよ、心を関いて話し合う必要なんかまるでないわ」と一時的に自分自身をごまかすことさえある。女性は女らしさを強く感じるほど、自分の気持ちや問題について話をしたくなる。その結果、もっともっと食べずにはいられなくなる。