卒園 卒業をひかえたこの時期よくありがちなのが、将来の夢、小学校で学んだこと、というテーマの作文だろう。我が子のお題は将来の夢、だった。
サッカー選手!パティシエ!ユーチューバー!などなど、、具体的なワードがある子は、悩まないだろうが、特にない子は困る。我が子、これで600字なんて無理と荒れ狂い、挙げ句、担任をののしる始末、、、字を書くのが超絶嫌いな息子のために、パソコンうちを許可してくれたというのに、、、、
アラフィフのおばさんには、先生の理想が容易に想像できる。
例えば、、夢イコール具体的な職業
野球選手になりたい 目標のためには努力が必要ということを学んだ ナントカ選手の言葉などを例に挙げ、見習いたいとか、今後の人生に役立てたい、とか、、
子供が、心から感じたことなら、説得力があり、素晴らしい感性の持ち主だ。でも、だれもがそんな経験や想いを持ってるわけではないんだよ熱血教師くん。
こんなとき、悪い大人は入れ知恵する。テキトーな職考えて、先生ウケのすること書いとけよ。
それは断固拒絶の息子、フィクションなんてもっと無理だ!という。当たり前だ。あまりに癇癪が長いので、とくにない、を掘り下げりゃいいじゃんと私が言い捨てた後、彼が書いたのはこんなかんじ
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僕にはとくに夢はないし、具体的な職業も思い浮かばないがそれを恥とはしない。誰もが望みの職につけるとは限らないことを子供の頃知ったからだ。
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この序文は、彼の本心らしい。この、子供の頃知ったという事実を掘り下げれば、字数稼げるよ、と思うのだが、心の内は語りたくないらしい。
彼は、この序文のあと、転職サイトの統計、子供の頃の希望の職に就けてる人のデータを引用し、字数を稼いだ。(なるほどネ!)
それから、なんとなく、金持ちになりたいというビジョンを打ち出し(これは事実)将来の夢イコールなりたい職業という呪縛を自ら解く。
で、具体的なことはこれから考えていく、で結んだ。
いいよ、それでいい。今考えうることをしっかりかけたのだから。夢はない、を、よくここまで展開したな。
何書いたらいいかわからないキミ、ぜひ息子の苦労を参考にして欲しい。
しかし、なぜかプリンターの黒だけが発色しないトラブルに見舞われ、散々なやんだあげく、赤で印刷をしていった。必ずオチがあるのが我が子らしい。