地球に家を、つくっています

訳あってセルフビルド。敏感体質のハードコアな日常

食べられる家

2016年03月28日 12時02分47秒 | 農作業


本日は、実際にやってみた、「おいしい壁の食べ方」をご紹介!


----<おいしい壁の食べ方>----

1.自然素材の家を解体し・・・





2.壁をこわして・・・(土壁)





3.泣きたくなるくらい病んでしまった大地に、血迷いながらも「壁」を盛り・・





4.そこにタネをまきますと・・・





5.数週間後、おいしい葉モノ野菜のできあがり!





あれは一昨年の春・・・

除草剤やら農薬やらで、すっかり薬品漬けになっていた畑がやばすぎて、、、

「もうこの土、手に負えない!」と打ちひしがれた反動で・・・

畑に「壁」を盛ってみたのだった・・・(解体した時の壁をね・・)



それは、まぎれもなく「壁」だったので、
「壁」がすっかり食べ物に化けてしまった時は、
「壁って、食えるんだ‥!」と目から、かなりの鱗でした。

「しかも、壁って美味いんだ‥!」

と思いました。

「これってヘンゼルとグレーテルの『食べられる家』の別バージョン?」

とか思いました。


土壁は“粘土質”だから、微量ミネラルも豊富なためか、
ギュッと旨味の詰まった葉モノ野菜ができちゃったのでした。


だけど、壁を盛ってみたのは、広~い土地の、小さ~い部分。


それ以外の大部分は、引き続き悲惨なカンジでしたが・・・


あれから2年が経ち、大地の表情もだんだんと健やかになってきました。


住んでる方で出た生ごみを、こちらまでせっせと運び続けた効果は絶大!

生ゴミ様は宝です。



ようやく大地が美味しく食べられるようになってきました。

一日の作業が終わると、帰る前に夕ご飯のおかずを採っていきます。

住まいのほうの畑にも、食べものはあるんだけど、
家に着くころは真っ暗なので・・・

サラダパック!


バラエティパック!


いつも2パックで、一食分の副菜。

2~3時間後は、お皿の上!



新芽たちが、美味しい季節になりました!



2年前は、「まずいっ!ぺっ!」と、反射で吐き出さずにはいられなかった自然の草たちです。

大地の健康状態は、「そこにどんな草が生えているか?」を観察すれば、おおよそ分かりますが、その先はやはり、草を食べてみるのが一番。

自然の草が美味しくないならば、
無肥料・無農薬で野菜を育てたところで、美味しい野菜ができるワケがないのです。


すこしずつ、大地が本来の表情に近づいていく姿は、
人間がいらない何かを解放し、自由にのびのび生きる姿にも、ちょっと重なります。



大好きです。

ウルウル!






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