本日は、実際にやってみた、「おいしい壁の食べ方」をご紹介!
----<おいしい壁の食べ方>----
1.自然素材の家を解体し・・・
2.壁をこわして・・・(土壁)
3.泣きたくなるくらい病んでしまった大地に、血迷いながらも「壁」を盛り・・
4.そこにタネをまきますと・・・
5.数週間後、おいしい葉モノ野菜のできあがり!
あれは一昨年の春・・・
除草剤やら農薬やらで、すっかり薬品漬けになっていた畑がやばすぎて、、、
「もうこの土、手に負えない!」と打ちひしがれた反動で・・・
畑に「壁」を盛ってみたのだった・・・(解体した時の壁をね・・)
それは、まぎれもなく「壁」だったので、
「壁」がすっかり食べ物に化けてしまった時は、
「壁って、食えるんだ‥!」と目から、かなりの鱗でした。
「しかも、壁って美味いんだ‥!」
と思いました。
「これってヘンゼルとグレーテルの『食べられる家』の別バージョン?」
とか思いました。
土壁は“粘土質”だから、微量ミネラルも豊富なためか、
ギュッと旨味の詰まった葉モノ野菜ができちゃったのでした。
だけど、壁を盛ってみたのは、広~い土地の、小さ~い部分。
それ以外の大部分は、引き続き悲惨なカンジでしたが・・・
あれから2年が経ち、大地の表情もだんだんと健やかになってきました。
住んでる方で出た生ごみを、こちらまでせっせと運び続けた効果は絶大!
生ゴミ様は宝です。
ようやく大地が美味しく食べられるようになってきました。
一日の作業が終わると、帰る前に夕ご飯のおかずを採っていきます。
住まいのほうの畑にも、食べものはあるんだけど、
家に着くころは真っ暗なので・・・
サラダパック!
バラエティパック!
いつも2パックで、一食分の副菜。
2~3時間後は、お皿の上!
新芽たちが、美味しい季節になりました!
2年前は、「まずいっ!ぺっ!」と、反射で吐き出さずにはいられなかった自然の草たちです。
大地の健康状態は、「そこにどんな草が生えているか?」を観察すれば、おおよそ分かりますが、その先はやはり、草を食べてみるのが一番。
自然の草が美味しくないならば、
無肥料・無農薬で野菜を育てたところで、美味しい野菜ができるワケがないのです。
すこしずつ、大地が本来の表情に近づいていく姿は、
人間がいらない何かを解放し、自由にのびのび生きる姿にも、ちょっと重なります。
大好きです。
ウルウル!