明日は…?

今日は今日の風が吹く。
明日は明日の風が吹く?
今日よりも良い明日を願い…。

車の自動運転

2015-10-29 00:16:25 | Weblog
東京モーターショウが明日のプレビューデーを皮切りに来月8日までの期間、東京台場の東京ビッグサイトで
開催となる。今回もたくさんの自動車メーカーをはじめにバイクメーカー、さらには関連メーカなどが出展
をするとのこと。毎回盛り上がるイベントだが、ちょっと入場料が高いのと混雑するので、なかなか行けない。

そのモーターショウで今年の話題をさらっているのが自動車の自動運転技術。各メーカーが自社の開発した
自動運転の仕組みを発表している。

たしかに、自動運転でもたらされる交通事故の減少は想像に難くないが、一点問題も大きい。

その中で一番の問題が人としても問題になる『倫理観』の問題。そしてそれが『トロッコ問題』とか言われる
倫理の問題だ。

簡単な説明です。


暴走する無人のトロッコ。
線路の先には5人の作業員がそのトロッコに気づかずに線路上で作業をしている。
自分の前には分岐をさせるポイントがあり、それを動かすことはできる状況なのだが…。
ところがポイントを動かしてしまうと、その先には一人の作業員が線路上で作業をしている。

ここで考えるのは…
①5人を犠牲にして1人を助けるのか?
②1人を犠牲にして5人を助けるのか?
という問題。

功利主義に基づく考えであれば5人を救うために1人を犠牲にすることになる。
ところが義務論に従えば、誰かを他の目的のために利用すべきではなく、何もするべきではない。
道徳的ジレンマの話であるがこの問題が自動運転をかなえる際に問題になってくるのだという。

自動運転では万が一の場合にこの道徳的ジレンマをあらかじめ設定しておかなければならないのだという。

考えると怖い話だ。
きっとメーカーにより判断が変わるんだろう。A社は功利主義設定、B社は義務論設定とか。
ユーザーはその設定がどちらにあるのかで選択する…こんな感じになるのかね。

私は自動運転は積極的利用したいとは思わない。
車を運転すること、それが重要であると思うからだ。
とはいえあれば便利であることは間違いないし、事故の減少にもつながることも明確であるからだ。
実際私の車も今はやりの自動ブレーキなどを採用した車である。嫌いじゃない。むしろ今回の車の
選択肢の最優先事項だったのがこの部分だった。

今度の東京オリンピックまでには自動運転のシステムは法整備も含めて実現される見通しもある
とのことで、ここ数年の進展を見守るのが楽しみだ。
コメント
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