マロンが虹の橋へ旅立ってから今日で1年経ちました。
7歳の頃・・・朝の散歩で草についた朝露で
足を滑らせて靭帯を切った。
7歳の終わりに肥満細胞腫の闘病生活に入り
胃捻転したのもこの年だったね。
犬にも厄年があるのかと本気で思ってしまったけれど
靭帯の手術が終ってからは、
運動制限であまり走らせてあげられなくてごめんね。
闘病生活で通院していたけど、
マロンはいつも「お母さんと二人で出かけられる~」と
喜んで車に乗り込んでいたね。
夜の9時に空嘔吐みたいなのに
気付いてお腹を見たらぽっこり
歯肉を見たら色が悪くなっていて
「お母さん助けて」と言わんばかりに
寄りかかりいつもの甘えと違う事に
気づいて夜間病院に駆け込んだね。
具合が悪いのに自力で歩いて病院に入り、
胃捻転をおこし脾臓も壊死していると聞いた時
我慢強い子だと本当に思った。
緊急手術にも耐え集中治療室で私を見つけると
尾っぽを振っていたマロン
沢山の病気も乗り越えたんだから、
きっと長生きする!なんて思ってた。
バーニーズの寿命は9-11歳(8-10歳と書かれているものもある)
実際にスイスのことわざには
“生後3年で若犬、3年経ったら良犬、その後3年で老犬になり、それから先は神からの贈り物”
3月に9歳になり「これから先は神様の贈り物」と思っていた。
その月にいきなり食欲がなくなった・・・。
食事には我儘でないマロンがご飯を残した。
選り好みはあるものの
食欲が落ちた程度でおやつとかなら食べた。
ヒートが終っているのに、出血が混ざる。
膀胱炎や子宮蓄膿症などを疑ったが異常なし・・・
「食欲が落ちたのは年のせいでしょうか?」という私の言葉に先生は
「医学的に年のせいっていうのは僕はあまり認めてないんですよ」という言葉通りに
レントゲンと血液検査の結果は最悪な物だった・・・。
肺に大きな影が・・・それに数も無数に
肥満細胞腫から肺に転移はほとんどないらしく油断をしていた。
転移性なのか、突発性なのか・・・これ以上の詳しい詳細は
専門医のいる大学病院へ行き検査するしかない。
ただ・・・肺の癌は根本的に治ることはない。
その時の日記を書き写します・・・
4/4 ステロイド注射、点滴にて治療
4/5 ステロイド注射、点滴にて治療
右の肺には大きな腫瘍と思われるのが2つと無数の腫瘍の為ほとんど機能していない状態
左の肺にも転移が見られ何個かの腫瘍らしきものがあります。
その為に呼吸が苦しい状態(現在も肩で息をしている感じです)
ステロイドは可能性としては低いが肥満細胞腫の肺への転移なら効果があり小さくなれば呼吸が楽になるかもしれないという事から。
点滴は現在カルシウムの数値が通常より高い
この事が原因で食欲が落ちている可能性がある事などから
食欲を戻す為にカルシウム数値を下げる点滴です。
ステロイドと点滴をした後の夜ご飯は、比較的食べる気がします。
ただ・・・時間が経つと(1日くらいで)カルシウムの数値がまた元に戻ります。
昨日夜はラム肉湯がいたものを400gとドライフードを手から少し食べました。
今朝は鶏肉を湯がいたものを出しましたが、一口も食べませんでした。
でもおやつ(ビスケット)を食べました。
先生からはもうなんでも好きなものをあげていいよと言われています。
余命は左肺がどれだけ頑張ってくれるかによって決まります。
血液検査の状態だと麻酔も危険で大学病院などのMRI検査も受けられない状態です。
左肺が頑張れない状態になった時、心臓発作がおこるそうです。
それはいつかは分かりませんが、現在の状態でステロイド等の効果が見られなければ・・・最長で3ヶ月位だそうです。
1週間後のレントゲン検査でステロイドの効果などが見られない場合は少しでも側にいれるようにしたいと思います。
4/6~4/17まで2日に1回のステロイド注射で通院していました。
選り好みはあるものの食欲がある事とレントゲン検査で大きな変化もない事から
錠剤のステロイドに4/18~変更しました。
4/22の朝から食欲がほとんどなくなり、(ラム肉、鶏肉、牛肉、おやつも一切食べなくなりました)
昨日24日に朝から入院
カルシウム値が測定不可能値20以上(正常値10.2~13.7)40を超えると死ぬそうです。
夕方には正常値ではないものの16.8まで下がったので(前回もこれ位までしか下がりませんでした)
カルシウム値以外にも赤血球も尿素窒素も基準範囲外です。
少しでも一緒にいたいので夜に退院しました。
カルシウム値が下がったので、食欲が戻ると期待していましたが
夜ご飯も朝ご飯も食べませんでした・・・。
だけど、寝たきりにはなっておらず歩いてくれます。
散歩とは言いがたいですが、マロンとゆっくりと1角歩いてトイレを済ませます。
今日は朝から咳が続いて喘息のようにゴロゴロ鳴っています。
鼻水も歩きながらぽたぽたと落ちていました。
痩せすぎたせいか・・・目の下が窪んで上まぶたとくっつきそうになります。
「もう頑張らなくていいよ」って思う気持ちと
「まだ側にいてほしい」という気持ちとが交互してしまう自分がいます。
これから病院へ行って来ます。
夜には食べられるようになっているといいな・・・。
4/24、25、26日と朝病院へ送り届け夜お迎えした3日間
その間6時間かけて点滴をしてカルシウム値を下げ続けました。
2日目の夜から病院で出されたロイヤルカナンのドックフードを完食
26日朝、牛肉200gとおやつのガムを完食
26日夜病院のロイヤルカナン完食
今朝、ニュートロのドライフードを少しと牛肉50gラム肉50gおやつのガムを完食しました!!!
呼吸は肺の腫瘍がある為、変わりませんが
食欲が出た事で少し未来が見えるような気がします!
一喜一憂の毎日ですが、みなさまからのメッセージは励みになり、
また色々試してみたり、本当に心強いです。
ありがとうございます!
今日は病院が休みなので、何事もなく今日が終わればいいなと思います
体調の波はあったものの・・・数日前までは落ち着いていましたが
先週水曜日にエコー検査で腹水が溜まっていて水を抜きました。
水には血が混ざっていて、色はカシスを薄くしたような色
木曜日腹水は増えていませんでしたが、心臓を包む膜の中に水が溜まっていた為、こちらも抜きました・・・650cc
また血が混ざっていました。
金曜日、腹部、心臓の水は増えておらずエコー検査でもはっきりと分かる位の肺の癌(正常な肺はエコーでは映らないそうです)
また心臓の周りにも7-8cmの癌らしきものが2個
あちらこちらにエコー検査で癌らしきものが発見されました。
日曜日、胸部にも水が溜まり始めているそうです・・・。
水には血が混ざっている為に、止血剤を打っているのですが(貧血にならない為)これを打つとぐったりしてしまいます。
またステロイドも打つため、肝臓が悲鳴をあげ始めています。
2日前から自力で起立、歩行、寝返りが出来なくなり
左側を下にして寝てしまうと、生きている肺が潰れて呼吸が出来なくなるので、常に右下にして寝かせなければいけません。
日曜日から1Fリビングで寝起きしています。(PCが2Fにある為対応が遅くなる事もありますが、時間を下さいね)
食事は固形物を食べない為、3週間前から「ニュートリプラスゲル」
http://www.virbac.jp/product/supplement/nutrigel.html
これが唯一のマロンの食事です・・・。
少量でも栄養素がかなりあるので、マロンの負担になる事もなく
マロンの身体を支えてくれています。
もういつバタっと逝ってしまってもおかしくないと言われましたが
頼りない私を気遣ってなのでしょうか
マロンは今も身体の癌と闘っています・・・。
5月19日 朝8:15頃に旅立ちました。
寝たきりでトイレにも行けなくなったのは最後の24時間
水を自力で飲めなくなったのは最後の12時間
そして、苦しくて、辛くて、痛くて泣き声をあげたのは火曜日の家族がみんな揃ってからの19時から・・・10分おきに鳴き続けるマロンの手を握り
身体をさすり、呼吸が苦しそうで舌が乾くのを防ぐ為に水を注射器で与え
こんなに苦しむならと・・・朝を迎える頃人生で初めて安楽死も頭をよぎりました。
おしっこも24時間出ていなくて・・・ここでしていいんだよって声をかけましたがマロン我慢していたのかな・・・
会社へ休むと電話を入れ、電話を切った後におしっこが出ていたので、「えらいね」って褒め
大きな呼吸と苦しむ表情を4-5回
名前を呼び続ける私の手の中でマロンは9歳2ヶ月13日の生涯を終えました。
最後まで親孝行な子でした。
寂しがりやで甘えん坊・・・温厚で家族に従順だった子
マーブルが小さい頃マロンの尻尾の白い部分をおもちゃのようにむしって白い部分がなくなっても決して怒らず、ストレスで1ヶ月おなか壊しちゃった子
ありすも桃もマロンの側で寝るのが大好きだったお母さんみたいな子
喜んで私の方を向きながら走っていたら、壁にぶつかっちゃうドジな子
マロンの大きな存在を埋めることはできないけれど
やっと病気から解放されて・・・楽になれたね
マロンうちの子になってくれて本当にありがとう .
今頃、まりあと一緒に走り回ったり、ロープを引っ張りあったりしてるのかな