50代オトコのつぶやき日記

オトコ50才超。いいトシこいては分かるけど、やっぱりグチのひとつも言いたくなるわな。

ダーツバーの扉<4>

2008年08月29日 | Weblog
えー。。。

「ダーツバーの扉<3>」までアップしたのですが、このままでは最初の日だけで私の人生が終わってしまうような気がしてきましたので、もっとリアルタイムに近づくような内容にしようと思います。。。

今まで読んでいただいた方、いきなり端折(はしょ)ってごめんなさい。

一応、簡単に続きを書きます。

その後、私は301ゲーム、クリケットゲームを体験しました。
6時間ぐらい、電車が無くなろうが何のその、夜中まで遊んだのです。

私はその間、真ん中の「ブル」に数回当たりました。
「バキューン・・・」の音が何とも気持ちよく、私はこの「音」のとりこになってしまったのです。

私のダーツ人生の始まりでした。

2008年7月4日のことでした。

それでは、また。

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ダーツバーの扉<3>

2008年08月24日 | Weblog
 M氏が女性店員に聞く。
「そうですねえ。。。45分から1時間ぐらい待つようですけど・・・」
(何ィ、一時間だって?帰ろ、帰ろ。そんなにまでしてやるものではないだろう。)私は心の中で喜んだ。
「どうしますか?随分待つようです。」M氏が言う。私は即答した。間髪入れずに声が出た。
「いや、折角来たんだから頑張って待ちましょう。バーっていうくらいだから、飲めるんですよね?」
(おいおい、心の中の言葉と口に出る言葉が全然ちがうじゃねーか! トホホ・・だから会社でもうだつが上がらないんだよな・・・おれは・・)
 M氏が女性店員にその旨を告げる。
 M氏と女性店員は続けて何やら話をしている。店内を見回しながら話をしている。遊ぶ場所の相談だろうか?
「ライ・・・・・と、フェ・・スがあり・・・・どう・・し・すか?」
 話している内容が断片的で良くわからない。私も店内を見回してみた。

 ダーツの台は1種類ではないようだ。的が白っぽいものとやや黄色みがかったものがある。ダーツの台の上や横には画面がついていて、ダーツの刺さった得点やらを自動的に表示している。
 白っぽい的の台と黄色っぽい的の台の画面は表示される画面が違うようだ。
 黄色っぽい方は台の正面に「PHOENIX」と書いてあった。メーカー名か機種名だろうか?白っぽい方はよくわからなかった。
 だが、どちらとも非常によく似ている。きっと決められた企画があるのだろう。
 20代後半だろうか、男2名、女2名のグループがワイワイとダーツで遊んでいる。うまいのか、下手なのかはよく分からないが、矢は的にビシビシと刺さっていた。
その度に、実に刺激的な音がする。
 その内の一番若い(と思われる)女性が、本当にど真ん中に矢を刺した。
「バキューーーンンンン・・・」 拳銃を撃ったような音がした。女性がきゃあきゃあ騒ぐ。
 女性がまた投げる。どうやら1回あたり3本を投げるらしい。女性はすでに2本投げているので、これが最後か。
「バキューーーーンンnnnnnn・・・」 また真ん中だ!拳銃音が鳴り響く・・。
 横の画面は何やら派手な演出をしている。投げた女性も大変だ。「きゃあきゃあきゃあきゃあ!」
(そうか、この人たちはきっと下手なんだな。)その騒ぎ方で、私は確信した。

 真中に当たると鳴り響く拳銃のような音。派手な演出。
 私の中の何かが弾けた。
 女性の矢が当たったのは実はダーツの的ではなかったようだ・・・。

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ダーツバーの扉<2>

2008年08月23日 | Weblog
 私の重要顧客であるM氏がダーツバーの扉を開けた。
 な、なんだこの人数は!!
 私が想像していたダーツバーのイメージと、そこにある現実とは全く異なった世界であった。
 とにかく、人が多い!!
 ダーツなんぞで遊んでいる人間がまだいたのか?ここはダーツのジュラシックパークか!?

 確かに・・・・ひと頃前、ダーツが流行ったことがあった。
 それは知っていたが、その時の私はダーツに全く興味はなかった。興味が湧いてこなかったのである。
 私は、年の割にゲーム好きなので、ちょくちょく東急ハンズのゲームグッズエリアに行っては楽しんでいる。
 ダーツが流行っている頃、そういえば何種類ものダーツが売られていたことを思い出した。

 確かに流行っていたのだろう、それこそ何種類ものダーツがあった。
 釣りのルアーのようにキラキラ光っていたりアニメが描かれていたり色鮮やかな羽根や矢先、色々な形の鉄の胴体?。
 そんな中にもごくシンプルにただ白いだけのセット品。が、何故か高いのである。
 確かに売られていた。それを私はしっかりと見ていた。多分、他のゲームグッズと同じような感覚で眺めていたのだろう。
 しかし・・・・。興味は湧かなかった。

 それから数年経っている。
 まさかこんなに人がいるものとは想像もしていなかった。

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ダーツバーの扉

2008年08月11日 | Weblog
 夏が近づきビールが恋しい季節になったため、会社の客先3人と一杯飲りに行くことになった。ビールを飲んでうまいものでも食べようと、ただそれだけが目的だった・・・・。

 楽しいひと時はあっという間に過ぎ、一軒目の店を出る。普通ならここで「よ、もう一軒行こう」となるのだが、どういうわけかこの日に限って
 「じゃあ、今日はこれで帰るか。駅は・・えーとこっちだな・・」てな具合で全員がふらふらと帰路へ。
 この時である。お客の一人(仮にM氏と呼ぼう)が
 「ダーツ・・・やったことある?」 と、私の眼をじっと見た。
 「え、いや、やったことないです・・」
 「じゃ、行きましょう。ダーツバーへ」勝手に歩きだした。

 ダーツなんぞやったことない。いや、子供の頃実家にダーツボードがあった。
 先に針のようなものが付いている矢があって、ダンボール(か?)をバームクーヘンのようにガッツリ巻きつけたような的があった。
 何度か投げた記憶もある。面白くも何ともなかった記憶が蘇った。
 だから、自然に「やったことがない」という言葉が出たのだ。

 聞くと私の部下も「一緒に付き合う」という。仕方がない。行くとするか・・・会社のためだ・・・・。

 それから15分も歩いたろうか。群青の板にダーツの的の絵が書いてある看板の店の前に立った。
 ああ、来てしまった。帰ればよかった。断ればよかった。

 「じゃ、入りますね。あ、ダーツって安いですから心配しないで。100円だから。1ゲームね。」
 ・・・・いや、そういうことを心配してるんじゃなくてですね。。。。。

 M氏がダーツバーの扉を開けた。私の人生を変える扉を。 

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